北欧文化から学ぶ「スローライフ」とヤンテの掟
桜の開花宣言がありました。
観測史上最も早い時期の開花とのこと。
世界はコロナ不安が続いていますが、「満開の桜美」が、少しでも私たちの暮らしに安寧をもたらしてくれることを期待しています。
さて、今回の心得ノートのテーマは、「スローライフ」!
3月はコロナの影響もあり、「スローライフ」を実践しています。
「スローライフ」とは、仕事をスローにする、という訳ではなく、人生時間をゆったりと楽しみながら、社会活動を続けてゆく!意味です。
ゆっくりと、そしてゆったりと流れる時間。
自然に同化し静寂の中で人生を楽しむ時間。
こうした生き方が日常の国々があります。
スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマークなど北欧諸国です。
そうそう、北欧諸国といえばアイスランドを忘れてはいけませんね。
スウェーデンの生活慣習であるコーヒーブレイク『フィーカ(Fika)』からは、休憩の芸術とリラクゼーション時間の演出!の極意を学べます。
また、フィンランドには、「自然享受権」 (フィンランド語で、Jokamiehen Oikeusと言う、「誰でも自然の中の好きな場所を自由に歩けるという権利」概念があり、たとえ私有地であっても、だれもが自然の森を散策する事ができます。
そして、北欧文化の集団力学(グループダイナミクス)であるJanteloven(ヤンテの掟) は、私たち日本人の「意識を質すメッセージ」が込められているように思います。
その内容をご紹介しましょう。
1. 自分を一角の人物だと思ってはならない
2. 自分のことを、私たちよりも優れていると思い上がるな
3. 自分のことを、私たちよりも頭がよいと思ってはならない
4. 自分のことを、私たちと同じくらい価値があると想像し、自惚れに浸ってはならない
5. 自分のことを、私たちよりも多くを知っていると思ってはならない
6. 自分のことを、私たちよりも重要であると思ってはならない
7. 自分のことを、大物だと思ってはならない
8. 私たちの事を笑ってはならない
9. 私たちの誰かが自分のことを気にかけていると思ってはならない
10. 私たちに何かしら教えることができると思ってはならない
自分の人生への戒めと謙虚さが、暮らしの価値観となり、「人と人とのふれあいから生まれる、温かで居心地のよい雰囲気」を表すHygge(ヒュッゲ)といった感覚時間を愉しむことに幸福感を感じる喜び。
そして、Folkelig(フォルケリ) という『国や社会階層を超えて、正しい事のために協議しあうことを学び、他者の立場を我慢して受け入れ、自分流の狭い見解によらず、ある程度は全体利益の観点から見る協力の技能』という我慢精神を知る。
どれも、心にゆとりを持って人生に大切な価値観だと思います。
私自身、これからの人生を北欧文化が育んできた「スローライフ」を取り入れながら「エイジレス・ライフデザイン」を実践してゆきたいと考えています。
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