ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

体系的「場」つくり理論シリーズ その38 SDGsとWellを意識した「智場創造」

2022-09-25 18:34:00 | 日記


このシリーズではさまざまな視点からの「場」つくりを考察していますが、今回はSDGsとWellを意識した「智場創造」を考えてみます。

今更ですがSDGs簡単に解説すると、(外務省HPより引用)

『持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます』

私が「幸福社会創造」を目指し、「幸福価値創造コンサルタント」としての活動しているのも、自称SDGsアクティビストの意識からでもあります。

日頃活動していて感じることは、問題意識が高く熱い想いを持つ人々が沢山いるのに、其々の活動が相互にそして複合的に繋がる機会が十分ではない事。 
これはデジタル田園都市国家構想応援団での活動からも同様の思いがあります。

「場」つくりに大切な視点は、其々の意識や想いのWEB化(活動主体の有機的な結合)」を、ネットワーク社会の強みやメタバースの手法を絡めながら、其々のクラスターを繋ぎ合せて想いを束ねてゆくプロデュース活動を本格化してゆく事です。

組織社会で、さまざまな「しがらみ」や就業規則等に制約を受けながら、組織の「細胞」として実直に着実な仕事をしてゆく事も仕事人生! 

同じ「細胞」でも、「iPS細胞」として多能性活動に取り組む事もクリエイティブワクワク仕事人生!
私は、この「iPS細胞」タイプの人財は、一つの組織に留め置くのはもったいないと思っています。
こうした「知力」を持つ人財は、どんどん組織外に出て行ってて、オープン・ナレッジオーデトリアム(智場)でパフォーマンスを披露して欲しいと思います。
勿論、勤務先のコンプライアンス遵守は言うまでもありませんが、組織外のネットワーキングでの、新価値創造のチャンスバリューチェーンは、計り知れぬ効果をもたらす事が期待できます。

私は、こうした方々もネットワークに入っていただきながら、智慧の場創りのプロデュースをしてゆきたいと考えています。
その目的は、SDGsに資する「幸福社会の実現」と人々のWell being を最大化してゆく事です。

組織社会視点から見れば、SDGsはコストの一部としかみていないところもあります。
HLD Lab として、組織社会に対し社会貢献CSRからCrestive Shared Value(CSV)への意識転換や、その先にある人間社会の幸せ価値創造事業に繋げてゆくSDGs的「Euphoria Management 」へシフトチェンジしてゆく新しい経営スタイルを提言しています。
しかしながら、中には組織の「儲け」にならないものは、やっているように振る舞う「ウォッシング」しているところもあるように感じます。
その場合にはESG に繋げてお話しをします。
本気で取り組まないと「株価」への影響が出てくるとなると経営陣は意識が変わります。

これも「智場創造」のテクニックとも言えるもの。
本気で幸福な社会を共創してゆきたいですね。

体系的「場」つくり理論シリーズ その37 DX&IoTワークスタイルの見える化!

2022-09-24 11:40:00 | 日記
 

最近何かと話題のDXやWeb3 !
少し前まではIoTやITと言った言い方が普通でした。新テクノロジーが、これからの働き方やワークプレイスをどのように変えてゆけるのか!  また、組織の「場」つくりを担う総務FMプロフェッショナルの立場から、これらをいかに使いこなし「場」の価値を向上させてゆく事が出来るかについて考察してゆきたいと思います。

1. IoTとワークスタイルの見える化!

DXジャンルのコンポーネント⁈とも言えるIoTやOpenstackのクラウドテクノロジーが想像していた以上に早いスピードと勢いで進展しています。
IoT、つまりInternet of Thingsなるテクノロジーは、情報システム部門の専管事項のように思われがちですが、いかに利活用するかについては「場」つくりにも大きな影響を与えることから、総務FM部門でも重要な関心事項であり、総務FMプロはこの流れについてゆく事も大切です。

私が目指すIoTワークプレイスの基本構想は、「暮らしと働き方の見える化」です。

世の中に存在する膨大な情報を収集し、使える情報に適時加工する事で、暮らしや仕事に利活用してゆく環境が整いつつあります。
「センサー技術」や「ネットワーク技術」、そしてビッグデータ解析技術等の専門領域のエンジニア集団と、そのシステムを利用する側の専門家集団が協創してゆく環境が整えられてきており、これからの課題は、いかに有効な利活用の具体的方法を考えてゆくか!のステージに入ってきています。

働く人々の「健康の見える化」、そしてワークプレイスに於ける「働き方の見える化」つまり、行動・活動の状態やコミュニケーションレベルを客観的に捉え、価値創造プロセスが上手く機能しているかを可視化する試み、更には、働いている人々の「幸福の見える化」つまり、エンゲージメントレベルを可視化する試みは、様々なテクノロジーにより実用化に向けた研究と開発が進んでいます。

例えば、総務人事部門の関心事は、ナレッジ・ワーカーの心身のコンディション管理、勤怠管理、人材育成、エネルギー管理、空調コントロール、採光コントロール、Co2管理、在館者管理、入退室管理、清掃管理...etc
とIoT環境を構築する事により、飛躍的にオフィス「場」の管理や在館者マネジメントのレベルを向上させることができるようになります。

具体的には、3Dセンサーを活用した空調コントロールや、在館者(オフィス内に在室している人)をリアルタイムで把握できたり(災害時にも使うます)、ビルメンテナンスやエネルギー使用状況等の情報がリアルタイムで把握できる「ワークスタイルの見える化」が促進できるようになります。
私は、FMの未来図にIoTは必ず重要な関わりを持ってくると思つています。
これからの総務FM部門は、ユーザー視点で、IoT等開発に携わっているメーカーやサービスプロバイダーに「いかに使うか」を意見出来るように知識レベルを上げてゆく事が必要です。
このシリーズでは、具体的な提言を行なってゆきたいと考えています。

2. 知的創造活動を支えるバイタル・フィードバックの活用法!

私たちは、自分が思っているほど自分の健康状態や行動・活動の軌跡を知らないのではないでしょうか。

今日は身体が怠い....
頭が痛い.....
少し熱っぽい...
気持ちが乗らない....

と言った感覚は誰もが経験した事があると思います。
何が原因かが解らぬままに、何となく調子がイマイチ!と感じながら仕事をしても、能率は上がりませんよね。
もし、自分自身のフィジカルとメンタル両面での健康状態(体調)をリアルタイムで正確に知る事が出来れば、セルフ・ワークデザイン・プランニング、つまり、日々の知的創造活動を思い通りに自己管理する術を会得する事ができるかもしれません。

仕事の能率や知的生産性は、ナレッジ・ワーカー一人ひとりのワークモード・コンディショニングとタイムマネジメントの巧拙により差がつきます。
平たく言えば、日々の仕事のモードを、アイドリング-集中-リラックス(回復)-コミュニケーション-集中-リラックス(弛緩)-ダイアローグ-思考-コミュニケーション-集中(フロー)-ワークアウト(ストレッチ)-リラックス....
といったルーティンを意識して、時間効率を工夫し「暮らす」事で知的生産性を高める事ができます。

ワークモード切替のタイミングや、その時々の体調変化を「知る」事が出来れば、自分自身の仕事や暮らしのペースを、最適な状態にコントロールすることも不可能ではありません。
バイタルチェックがリアルタイムで出来るウェアラブル・デバイス、例えば、身近にあるものでは、アップルウォッチ、各種の健康アプリ、アミラーゼ検知によるストレスチェッカー、マインドフルネスを測るMuse、Spire....etc   と様々なデバイスが市販されています。

ただこれらは、まだ、脈拍、呼吸数、体温、血圧、ストレス度等のごく標準的なバイタルしか測れませんが、今後は、非採血方式の血液・体液チェッカー、脳波センサー、筋肉電流変位測定による疲労度チェック、声帯病態分析センサー、Lunaセンサー、表情センサー...etcといったより高性能でコンパクトなバイタル・センサーが開発されてくると思います。
ただし、問題なのは、個々のテクノロジーは優れていても、機能のパッケージ化がされていない事です。

私は、使い方の指南役には、ユーザーたるナレッジ・ワーカーの「知」の活動を支える「場」つくりプロフェッショナルたる総務人事FM部門が、情報システム部門と連携して推進するのが良いと考えています。
「バイタル・フィードバック」を可能ならしめるIoTオフィス「場」の環境構築は、「健康経営」にも、また「知的生産性向上」に資することになる筈です。
但し、これらの情報はあくまでも 個々人のプライバシー情報として扱うべきものであり、会社側の管理ツールとして使用する事は絶対に行なってはなりません!まぁ産業医との連携は必要ですが....!

具体的なIoTオフィスのつくり方や、ここにAIを絡めた、より高度化した環境構築は次の機会に紹介します。

東大がメタバース工学部!

2022-09-24 07:49:00 | 日記


わくわくする学び場の学部ができましたね。

メタバースを学問とする意味とは!

工学部なので、AIをはじめとしたエンジニアリングを中心とした探究なのでしょうが、『人間科学』(哲学、心理学、行動学、生理人類学等)や、『自然科学』(医学、バイオ、宇宙等)、そして「ビジネス科学」(経営、組織、コミュニティ運営等)を総合的かつ統合的に、「学際を越境」してゆく新しい学問体系を創造してゆくことを期待したいと思います。

優れた、また面白いメタバースプラットフォームを開発することはスポンサー会社が得意とする領域です。
面白さの先にある「人間幸福」を探索する視点を持って研究してゆかれる事が、社会の意味となると思います。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC229TC0S2A920C2000000/

Web3の見方とは!

2022-09-23 21:46:00 | 日記
Web3関連事業は『期待』されているように見えます。

私もその1人ではありますが、Web3は「万能」でもなく「理想郷」を創れるものでもないことを『認識』しておくことが大切です。

かつて「ファイナンシャル・エンジニアリング(金融工学)」が世界を躍らせた時代がありました。
私自身、そのうねりと渦の中で「先進的な金融手法」を信奉していた時期がありました。でも、その結末は歴史が示した通りです。

「社会善」を基軸としたSDGs視点を忘れずに、平常心と秩序を保てる市場を唱えたくても「資本主義世界」では限界があります。
Web3が、かつてのデジャヴとならないように、健全な発展ができるように「Web3空気の吸い方」を市場に伝承してゆくミッションはシニア世代の責務ではないでしょうか!

などと勝手に思いながら活動してゆきたいと思っています。

【迫真】Web3 熱狂と不信4 苦渋の「さらばニッポン」:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64581320T20C22A9EA1000/