ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

テレパシーコミュニケーション術 その9

2023-05-24 08:22:00 | 日記


『行動経済学』から学ぶ「場」つくりとチームビルド&コミュニケーション・デザインの手法    

ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーシカゴ大学教授の「実践 行動経済学」から、「場」つくりプロデューサー視点での「テレパシーコミュニケーション:阿吽の呼吸術」チームビルド戦略情報をお伝えします。

人間の心理や意識に焦点を置きながら、人間行動を経済学視点に融合させた「行動経済学」は、「心理経済学」とも言える実践的学問です。
既に、マーケティング手法としてよく知られる理論があります。

代表的な効果には

1.フレーミング効果

同じことを表すのに、表現方法が違うだけで受けての受け取り方が変わる効果です。

例えば、

ある物Aを売りたい場合、ただ棚に置いておくのではなく、Aの横に類似比較品を並べてAの良さをアピールすると、相対評価されてAの売行きが伸びます。

また、難易度の高い手術を受ける場合、ドクターが「90%以上の確率で成功する手術です」というのと「10%の確率で失敗する手術」です。
と言うと、患者の心理は変わりますよね。

同じ事でも、見せ方や言い方により人間の行動や判断に変化がでてくるのも行動経済学理論で実証されています。

人は複数の選択肢から選択をするとき、
絶対評価よりも相対評価
をする傾向があります。

2.アンカリング効果
印象的な情報や数値が基準となって、その後の行動に影響を与える効果です。

例えば、

10,0000円の商品を売りたい場合、

「通常価格20,000円が50%Offの10,000円ポッキリ!」と表示すれば、買い手はお得感を感じて買おう!と思うものです。

また、「限定5食のスペシャルランチ!」と謳われていると、ついつい「まだありますか」と聞いてしまうのは私だけはないはずです😅

3.「ナッジ」というさりげない動機付効果

人間は、そもそもが「怠惰」な生き物ですが、チョットしたきっかけや「気付き」を、さり気なく「刺激」してあげると、自立的に活動をし始めるものです。
このさりげない動機付けのことを「ナッジ(nudge=小さな誘導)」と言われています。

4. 錯覚と誤謬効果

人間は誰でも誤りを犯すものです。
「錯覚」という現象は、誰もが経験します。

視覚的に違って見えるけれども、実際には同じ長さのもの!ありますよね。
人間は、自分思い込んでしまったり、経験則だけで判断してしまう傾向があります。
 
忙しく注意が欠けていると、表現方法を変えるだけで答えが変わるかどうか意識せずに行動してしまうことが「バイアスと誤謬効果」と言われるものです。

テレパシーコミュニケーション術を研究する上で「行動経済学」を学ぶ意味はたくさんあります。

次回は、おとり効果、現状維持バイアス、プロスペクト理論をお話しします。

-続く-

哲学の薦め

2023-05-23 18:28:00 | 日記
三宅陽一郎さんと山口周さんは、私の思考形成と思想構築の手本としている方です。

共感することも多く、言葉の響きに心が共鳴します。

社会は、生成AIや資本主義の議論をするにあたり『人間を知る』こと!が重要です。

哲学の薦めです😃









元最高裁判所判事との20年ぶりの再会

2023-05-23 18:14:00 | 日記
元最高裁判所判事で、2022年秋には旭日大綬章を受章された宮崎裕子弁護士の講演会『最高裁判所判事の1200日』に参加しました。

宮崎弁護士はTax Lawer(国際税務弁護士)なのですが、私が興銀とドイツ証券で国際税務業務に携わっていた1995-2004頃に、色々お世話になった先生です。
その後、最高裁判所判事となられ、旧姓(宮崎)のままで活動された初めての女性最高裁判所判事の方です。
当時もまた今も所属されている長島・大野・常松法律事務所のオフィスによく伺っていた事懐かしく、ほぼ20年ぶりの再会となりました。

私自身、最高裁判所判事の仕事についてはよく知らなかったのですが、あらためて伺う激務の3年半に感銘するとともに、最高裁が発信する事ごと、特に憲法に関する知識情報が社会に伝わりにくい状況を聞いて「思う事」がありました。

私が携わっているデジタルWeb3世界の仕組みと仕掛けを使う事で「最高裁情報」を身近に伝えてゆく試みができるのでは!
との想い。

まぁ実現には時間がかかりそうですが、こうした領域にも関与手間きるかも!と最高裁判所が身近に感じられた日でした。

デジタルの世界 VRをHMGで体験するか視差で感じるかの世界!

2023-05-23 12:15:00 | 日記
 






さて、市場はどちらの方向性を選択するのでしょうか。

それぞれ一長一短がありますが、何を目的として、また、どのように活用することが「意味」のある(価値のある)ものになるかを考えてみる事が大切ですね。

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テレパシーコミュニケーション その8 『気』の意味と合わせ方 気合術!

2023-05-22 17:17:00 | 日記


『気』の意味の一つは、『人間や環境が持つエネルギー』です。「オーラ」と言われることもあります。

『気』の「広範な意味」は壮大複雑であり、人間の歴史の中で様々な探究が深められてきました。

ここでは、あまり難しい事や意味を探ってゆくのではなく、私たちが日頃、何気なく使っている「気」について意識を向け整理してみます。

例えば、「気持ち」「元気」「活気」「雰囲気」「意気」「熱気」「勇気」「士気」.....など、とても多くの「気」にまつわる言葉があります。

私は、人間の「気」の要素には、

・意識
・物事に反応したりあれこれ考える「心」の動き
・精神の盛り上がり(気勢)
・何かをしよう(したい)と思う「心」の動き
・気分や気持ち
・心遣い
・興味や関心
などがあり、また、「場(環境)」の「気」の要素は、物理空間に流れる「空気」「気流」、そして人間の「気」が集合的に醸し出す「雰囲気」「活気」「熱気」などがあると考えています。

例えば、リアル場である「オフィス」等で、人間同士の生の接触や交流、そして共有する時空間での存在を意識しながら活動してゆく中で、無意識のうちに「感じる」何か!が『気』(オーラ)と言われるものです。

普段は、皆さんもあまり意識していないと思いますので、気づかない事が多いと思いますが、コロナ禍の期間中、在宅仕事が多くなっていたと思いますが、たまに出社して同僚などとオフィスで会うと、ホットしたり、何か安心するような気持ちになりませんでしたか。  これも人の「気」を感じられるからですよね。

私は、『気』は、組織の中で「価値創造活動(働く)」を行っている人々の、人間関係やチームワークを構築してゆく上で不可欠な要素の一つと考えています。

誰もが、チームビルドには「コミュニケーション」が大切!といいます。
皆さんは、コミュニケーションには、「言語」によるものと「非言語」によるものがある事はご存知ですよね。
非言語コミュニケーションには、身振り手振りや頷き、表情や目配せなどに加えて「気」の交流も含まれています。
「気」が合う人とのコミュニケーションは、多くの言葉を交わさずとも、分かり合える経験された事ありませんか。

私は、人間が持つ「気」という精神要素が、組織の「チームビルド」に不可欠な、メンバー相互の「心の絆」や「認知」、そして「信頼」を醸成してゆく過程での「触媒」となる大切な要素と考えています。
AIには「気(オーラ)」はありません。そして、バーチャルコミュニケーションや、リモート(テレ)ワークの環境下では「気」を感じる」事ができません。 

人間同士が、リアル場での交わりを通して感じられる「気」の意味と、人間の特権でもある「感性」や「理性」、そして「悟性」を触発させる「気」の力こそがテレパシーコミュニケーションに繋がるものです。