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ビッグラン

2016-07-18 21:45:23 | ゲーム
 レースゲーム嫌いの私が唯一好んでプレイしたレースゲームがアーケード版の『ビッグラン』でした。F1のようにコースを周回するのではなく、珍しくパリ・ダカをモチーフにしたラリーでした。起伏が激しくシチュエーションが刻々と変化するコースを走るのが楽しかったのです。

 そんなビッグランのスーパーファミコン版をブックオフのサービス品の箱で108円で見かけた時、反射的に買っていたのでした。



 プレイした最初の印象は「3D処理が甘ぇ!」ということです。まあジャレコのスーパーファミコン参入第1弾だったためかもしれませんが、それにしてもジャレコは老舗とも言えるメーカーなのでかなり残念。プレイに慣れても前の車を追い越す時にぶつかってしまいます。ファミコン初期の『F1レース』よりも処理が粗いです。アップダウンのあるコースのため、単なるラスター操作だけではできないことは理解できますが……。

 それとコースの雰囲気にあまり変化がないことですが、これはしょうがないでしょう。それでも夜間の走行や砂漠での砂嵐、川を渡るなどのシチュエーションがあって、過酷なラリーの雰囲気を頑張って醸し出しています。







 システム上でのアーケード版との違いは、サポートクルーを雇い、パーツを購入・交換する要素が追加された点です。ラリー中の走行距離および車体へのダメージによってパーツが劣化し、徐々に運転に支障が現れてきます。チェックポイント到達後あるいはラリー中に交換することが必須。もちろん資金は限られていますので、腕が悪くても安いクルーを雇ったり、少々の故障ならチェックポイントまで走り抜けるなどの判断が必要になります。

 またスポンサーによって車の性能や耐久力が異なり、資金力にも差があります。車が最も速いと思われるスポンサーの「PIONEEA」(PIONEERのもじり)はパーツの耐久力が低く持参パーツはそこそこあるが資金はやや少なめ、車が遅い「JALECO」は耐久力が高く資金があるが持参パーツなし、など。やはり速い車を持つスポンサーを選ぶとクリアは楽で、逆にJALECOでのクリアには時間がかかりました。



 上の写真は「PIONEEA」での成績。17分49秒でゴールですが、まだまだヘタクソです。ナビゲーターはへっぽこのTATEMASUですが、余分なパーツを絞ってもっと腕のいいナビゲーターを雇えば、もっとゴールタイムの短縮ができそうです。



 こちらは「JALECO」での成績。タイムは18分27秒36で、「PIONEEA」と大きく変わらない結果に。おそらくナビゲーターのKOWANの腕のおかげでしょう。



 全9ステージで、障害物が多いステージ5が難所になるでしょう。ステージ9は実質ビクトリーランとなり、海岸を爽快に走ります。

 順位を競ったりするわけではないので、0.1秒のタイムを縮めるようなギリギリの緊張感はあまりありませんが、このステージのこの辺りなら何秒間ロスしてもゴールできそうだからパーツ交換はそこで、というロングスパンの戦略が必要です。ラリーならではのゲームデザインと言えましょう。

 舞台はオープンで爽快だし、音楽もいいし(アーケード版と共通?)、あとは3D処理がわかりやすくて滑らかだったら良かったのですけど……。とか言って私の方は全8社のスポンサーでクリアして、108円分以上には楽しめましたが。



 こちらの動画はアーケード版。1面で終わっていますが、途中のギャル看板は激突も含めて名所です。アーケード版もよく見たらおかしな3D処理をしていますね。


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