ついに四十九日の法要の日になった。次々と仕掛けてくる敵の暗躍をことごとく退けていく探偵。ほぼ最後までそんな感じで探偵の活躍が続いていくのだが、最後の強敵の策略でついに敗れてしまいそうになるのです。そして、そこから先は、この物語の中心の謎が明かされていく。タリオ?え?何言ってんの?って感じだが、とりあえず違和感の原因が提示されるのです。まあ、上巻からずっとそうだが、普通の女子高生の一華ととぼけた橋田の会話が面白く、それが訳の分からない真相などふきとばしてしまうような好印象を与えてくれる。そんな作品でした。