人間シリーズ第4弾の最初の話。玖渚直をターゲットにして匂宮出雲と零崎人識がはしゃいじゃってる話。
超有名作家東野圭吾さんの超有名作品ガリレオシリーズの1作目。湯川と草彅の掛け合いが良い感じ。まあ、物理学者って感じの雰囲気はあまり出ていない。
やはりミステリーの題材に物理学のトリックを組み込むのは無理があるし、あまり知らない人がそれを書いてもいまいちリアリティがないですね。
まあ、以上のことは期待しすぎて、少しがっかりという程度であり、十分に面白かった。どうでも良いが、ドラマでは福山雅治さんが主演であるが、この小説の解説によれば佐野史郎さんをイメージして書かれたそうで。大分イメージに違いがあるなと…。
S&Mシリーズの第4弾。ロック歌手でN大学生の結城稔の周りで起こる連続密室殺人事件が発生。犀川が中国出張でいない中、萌絵は事件を考え関係者に近づく。でも、結局最後は犀川に解決されてしまう。少しずつ進展する二人のロマンスにも注目だろう。
カエサル大好き塩野さんによる後半の最初。ルビコン超えて主にポンペイウスとの戦いが語られる。一番の盛り上がりはファルサルス会戦だ。歩兵2倍、騎兵7倍の敵にもかかわらずカエサルの作戦勝ち。すごすぎる。最後におまけのようにアレクサンドリア戦役が語られてクローズ。クレオパトラがこの後どのような役回りをしていくのか、そして、ポンペイウス亡き後のカエサルはどのようにローマを変えようとしていくのか。とても楽しみですね。
人間シリーズ第3弾は、時間軸としてはあっちこっちの話の寄せ集め。枠役曲識の初恋は果たして人類最強の初恋と関係するのか?戯言シリーズ読んでないと何が面白いのだか分からないよね。
特に知らなかったので、三部作と言われたら三四郎が主人公の話だと思っていたのだが、主人公は代助という男だった。
まあでも、漱石自身が三四郎に続く「それから」であり、門へと続く「それから」であるといっているそうなので、まあそれはそうなのだろう。
というわけで漱石三部作の第二部まで読んだことになる。文中に「それから」という言葉が何度となく出てきて、そのたびに、ああ、それからどうなるのだろうと思ってしまうような作品でした。
154ページ抜粋
翌日眼が覚めると、依然として脳の中から、半径の違った円が、頭を二重に仕切っている様な心持がした。こう云う時に代助は、頭の内側と外側が、質の異なった切り込み細工で出来上がっているとしか感じ得られない癖になっていた。それで能く自分で自分の頭を振ってみて、二つのものを混ぜようと力めたものである。彼は今枕の上へ髪を着けたなり、右の手を固めて、耳の上を二三度敲いた。
天国の本屋シリーズの第3弾、いや、第4弾か。麻子と朝子のあの夏の遅いゴールで待っていたのは2人の友情だったのですね。とても感動しました。
このシリーズの楽しみは知らない本の紹介もされていること。
スイミー
およぐ
クララ しあわせを さがして
初秋
どんな本も感動が詰まっていると思わせてくれるように、本からの抜粋(読み聞かせ)が良いですね。