なかなか話が進まない感じだが、新しい人間関係が少しずつ見えてくる感じ。そして、ボイスに匹敵しそうな新キャラも登場。今回明らかに中途半端な戦闘中に巻の終わりを迎えた。
ネタバレあり
キャラモン率いるフィスタンダンティラスの軍団崩壊していき、レイストリンはあくまで自分の野心につき進む。そしてそこにタッスルが奈落から戻ってきて、双子はとうとう決別するのだ!キャラモンとタッスルは家に帰れるのか?そしてレイストリンとクリサニアは本当に奈落に落ちてしまうにか?
ティーエもラクシもそれぞれ自分で意識しないうちに別の異性を意識しはじめる。まあ、このままでは恋愛関係に進展がないし、面白みもないのだが、どうせ最終的には結ばれるんだろって感じはする。まあ、それはおいても世界の命運はいかに!?
相変わらず交代を続ける皇帝。強い皇帝が出現しても誤解や不運な病死などで続かない。なんか読むのが辛くなってくる感じ。でも次は一旦帝国が持ち直す話なのだろう。
ところで塩野さんはこれまでキリスト教に対してそれほど理解を示さないような感じだったが、ここにきてそうでもない感じ。さすがの公平な見方って感じでした。
太陽帝国編のファースト。この先どこまでが太陽帝国編なのかは知らないが、最初っから飛ばすねえって感じで話が進む。次も楽しみです。
この本のあとがきに作者の怠惰により出版が遅れたというようなことが書いてあったが、私はこの本を買ってからもう何十年も後回しにしてきた。この度やっと読了。
薔薇姫と黒騎士、青騎士、紅騎士、白騎士、そしてエレナがそれぞれカッコ良かったがさてさてDの左腕を切り落ちしたのは誰だったでしょうか。
第9部は、これまでの人間関係を一旦区切るためにどうしても必要な話って感じで、なんか思った通りアドリエ編の延長となっていた。まあでも、最後あたりのティーエとラクシのぎこちない関係はなかなか良かったですね。さあ、次以降も楽しみです。