怪盗クイーン初登場の話であり、夢水清志郎と共演の作品であり、RDとクイーンの出会いの話でもある。そりゃ読むしかないね。ちょっと切ない感じのストーリーでした。黒田という政府側の男がいて、これがまあ敵っぽい立場の登場人物なのだが、でもその立場も軽く書かれたりはしていません。「武器では見せかけの平和しかつくれませんよ」「見せかけの平和のほうが、戦争より数百倍ましさ」。何が大事なのかは、結局読む人それぞれに委ねられるしかないのでしょう。パスワード探偵団の方もすごく面白かったし、やっぱり切ないストーリーでした。