毎日適当

読書の記録を保存しています。読書メーターと同じ内容を貼り付けていますが…。以前はガンプラを作って写真を保存してました。

R帝国

2023-09-28 00:37:00 | 簡単レビュー
現代のスマホを見て過ごしている人々に対して、「わかりやすく言えば、簡単に言えば馬鹿にし」ているのだろう。人間は変わらないのだと、人類の歴史はリピートし続けるのだと。20%のチンパンジーが今の世界を動かしているのだと。人間は信じたいことしか信じないと。まあ、そんな感じの風刺のきいた作品だった。
中村文則さんの本は初めて読んだが、ちょっと堅いですね。内容は読む人が読めば結構衝撃的な内容である。だが、それを柔らかく表現した方が、より読者が増え、より恐怖が増すのではないか。まあ、そんな偉そうなことを思ったりした。
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ローマ亡き後の地中海世界 海賊、そして海軍 2

2023-09-27 20:06:00 | 簡単レビュー
引き続き中世地中海での海賊ビジネスが語られる。イスラームの聖戦(ジハード)とキリスト教の聖戦(グエッラサンタ)を冠した2章では、ノルマンによる南イタリアの支配やイタリアの海洋都市国家であるアマルフィ、ピサ、ジェノヴァの成り立ちや十字軍についてさらっと触れられ、その後の3章「二つの、国境なき団体」で救出修道会と救出騎士団の活躍が語られる。つまりイスラームの海賊により奴隷となったキリストの一般庶民たちを救出するための交渉を繰り返すのだ。特に騎士団の自己犠牲的で不屈とも呼べる活動にやや胸が熱くなった。
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猫と針

2023-09-26 23:24:00 | 簡単レビュー
恩田陸さんの本を初めて読んだ。初めて読むには不適当だったかもしれない。この本は劇の台本である。小説ではない。まあ、いいか。
話の内容も面白かったが、劇作がどのように行き当たりばったりでできていくのかが語られており、それが割と面白かった。劇の内容もサスペンスだが、まだ内容が全くできていない劇のチケットが売られていくというサスペンスも劇的だった。

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赤×ピンク

2023-09-23 07:46:00 | 簡単レビュー
ガールズブラッドは廃校になった小学校で毎夜開催される格闘技ショウ。少女たちは鎖に繋がれて入場し檻の中で戦う。読み始めたときは「この本大丈夫なのか?」と思ったが、読み進めていくうちに戦う3人の少女たちの話に引き込まれていく。檻の中で育ったまゆ。期待に応えたくなるミーコ。男まさりの皐月。それぞれが何かを抱えて生きている。
タイトルはよく分からなかったが、ミーコの心情シーンにときどき赤ピンクという言い回しがあったような。まあ、いいや。最後の解説の人と同じく「悲しいときにはコーラなの?」というのが妙に気に入った。
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スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ

2023-09-21 23:31:00 | 簡単レビュー
しずくシリーズ第2弾。今回も心温まるやさしい話だらけで面白かったが、「山奥ガール」と「レンチェの秘密」が特に良かった。梓はこのまましずくをやめてしまうのでしょうか。またしずくバイトに復帰して欲しいなあと思いました。
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スターティング・オーヴァー

2023-09-20 01:03:00 | 簡単レビュー
二週目の人生を十歳から再スタートさせた主人公の僕の話。まあ、意味は分からないし、意味なんてないのでしょうが、まあいいです。物語とはいかにとっぴな状況からスタートしても、感情移入さえできれば、かなり面白いですよね。いや、感情移入できる物語は、いかにとっぴな状況からスタートするかに面白さがかかっていると言ってしまいたいです。オチはなんとなく想像していた感じだったが、状況の理由は全く説明なし。というか、そんなことに理由なんて必要ないっていう感じの開き直りが潔いと感じました。まあ、好みは分かれるでしょうが。
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やはり雨は嘘をつかない こうもり先輩と雨女

2023-09-20 00:07:00 | 簡単レビュー
よく分からないタイトルだが、それがいい感じ。いろんな種類の雨に出会い、雨にまつわるいろんな言葉に出会う。まあ、そんな感じの本なのですね。雨の日にしか登校しないという奇妙な雨月先輩の乱暴な発言も、主人公の雨女こと五雨のツッコミ暴力もなんだか妙に心地よい感じです。そんな五雨がさりげなく自分のことを乙女とかなんとか可憐さを主張する感じもクスッとくる。まあ、とにかく気に入りました。
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ローマ亡き後の地中海世界 海賊、そして海軍 1

2023-09-14 00:04:00 | 簡単レビュー
ローマ人の物語の続編ともいうべきとか書かれていたが、雰囲気は全く異なる。中世とか暗黒時代とか呼ばれる時代。地中海世界、特にイタリア南部がサラセン(北アフリカ人)の海賊に対して、どのように立ち向かい、どのようにやられていったかが描かれている。その中でも特にシチリアでの攻防と、その後のイスラムとキリスト、さらには古代ギリシア文化までをも含めた共存がなぜ成り立ったのかが、なんとなく分かったような気になる。そんな感じでした。
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ネメシスⅡ

2023-09-12 19:24:00 | 簡単レビュー
ネメシス第2弾。著者は違うが、ノリは同じで違和感ない。相変わらずの無茶苦茶な話は、むしろもう癖になりそうなレベル。会話シーンが多く読むのもとても早い。道具屋の星が主役のスピンオフもついてお得な一冊でした。
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君に恋をしただけじゃ、何も変わらないはずだった

2023-09-10 17:58:00 | 簡単レビュー
君に恋をするなんてのスピンオフだとは特に知らずに読み始めたが、最初の方にエマの名前が出てるのには気づいた。
前作に久美子が出てたらしいが、はっきりと覚えてはなかった。まあそんなことはいいのです。舞台は広島の大学。広島弁たっぷりの恋愛ストーリーでした。前半はいったいどういう風に話を終わらせるのか心配でしたが、突然玲司が自分の気持ちに気づいてからは分かりやすく進んだ。まあ、面白かったですね。
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