7月23日(月)、日曜日のカロッツェリア マチオヤジマの愛知県のTさんのシートレール修正作業のレポートです。
シートレールを外された床は、バールの傷跡で凸凹になっていました。
これでは、シートレールを修正して、装着しても水平を取ることができません。
まずは板金で床の凸凹を補修することになりました。
床下、床上から板金用のハンマーで補正していきます。
丁寧に水平を出して行き、何とかOKのようです。
くの字に曲がったシートレール。
このシートレールの補正作業のスタートです。
まずはサンダーでスポット溶接のバリを取っていきます。
その後は、圧力をかけて、くの字に曲がったシートレールを補正していきます。
複雑に湾曲したシートレールはこれだけでは、元に戻りません。
その後、目測でハンマーで修正を加えていきます。
曲がったシートレールを真っ直ぐに修正するのは、まさに職人技です。
更に細かい修正は、加熱して修正していきます。
この作業はまさに鍛冶屋のようです。
金指を当てて、水平を確認していきます。
あの複雑に湾曲したシートレールの補正ができたようです。
我がアウトビアンキのオーバーライダーの制作も驚きでしたが、本日のシートレールの補正も、匠の技に感服しました。
さすがにカロッツェリアですね。
普通の自動車修理工場ならここまでやりませんよねぇ・・・。
「調べたけど、曲がってて修理できないねぇ~」なんて言われるのがおちですよね。
早速、ノーマルシートを裏返して、シートレールが通るかチェックです。
補正したシートレールです。
さて、どんな具合でしょうか?
シートレールは、スムーズに動きます。
いやぁ~お見事です。
複雑に湾曲した金属を真っ直ぐにすることが如何に難しいかを知っている方なら、この技の難度が理解できると思います。
いつもながら感心いたしました。
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