Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

アウトビアンキ バケットシート装着の謎(愛知県のTさん)

2012-07-23 06:00:27 | アウトビアンキ A112


7月23日(月)、土日のカロッツェリア マチオヤジマは、愛知県のTさんのアウトビアンキの大手術が行なわれた。
Tさんのアウトビアンキは購入時からバケットシートが装着されていました。
このアウトビアンキは中古車屋から購入したようですが、「バケットシートはサービスで装着しておいたから・・・」と言われたそうですが、この一言がどうも引っかかっていたようです。
狭いコブラのバケットシートとポジションの悪さから「ノーマルシートにもどした方が絶対に良いよ」との意見もあり、Tさんはその中古車屋さんからノーマルシートもゲットして装着することになったのです。
ボロボロのノーマルシートだったので、張り替えることになった訳ですが、バケットシートを外してビックリ!となった訳です。



Tさんのお土産のうなぎパイを食べながら珈琲タイムを楽しんだ後で、10分もあればシート交換は可能なので、安楽な気分でいたのですが・・・。
バケットシートを外してTさんが「あぁぁ!」と大きな声を発したので、みんなが集まったのです。
シートレールが曲がっているではありませんか!
これでは、シートが入りません。



このシートレール、どうやら何らかの理由で外そうとした形跡があります。
ドリルで穴を開けたり、果てはバールのようなもので無理矢理外そうとして、無理だったので諦めて、バケットシートを装着したのだろうと週末クラブ員たちの推理です。
Tさんのアウトビアンキは、いろんな箇所に手を加えようとして、断念している形跡がある1台です。
「ん・・・こんな場所で泣くなんて・・・」とTさん落胆。
「こりゃ~外して修正するしかないなぁ・・・」と矢島氏。

そんな訳で、すぐに済むシートの装着が大手術となった訳です。

※ ここまでは7月21日(土)のお話です。
  Tさんは、この日1泊することのなりました。(苦笑)



翌日、7月22日(日)、Tさんのアウトビアンキのシートレールの取り外し作業が始まりました。
シートレールはそう簡単に外れる訳がありません。
考えてみたら、安全対策もあって、衝撃などで簡単に外れてしまわないように、ボディーに溶接されている訳ですから・・・。



まずは矢島氏、スポット溶接の場所を触診です。
厚い鉄板を溶接してあるので、その場所を探るのも大変です。



スポット溶接の部分を探っていきます。




スポット溶接の部分をドリルで穴を開けて、溶接部分を剥していきます。
溶接箇所は全部で5箇所ありました。



さて、いよいよシートレールを外していきます。
簡単そうにみえる作業ですが、これが大変です。
中古車屋さんが、途中で挫折したのもわかるような・・・(苦笑)
素人レストアで挫折するのは、こんなことが多いのですよね。



シートレールは外れました。
格闘すること約1時間。
このシートレール、両端をネジで位置決めの為に留めて、スポット溶接で外れないよに頑丈に留めているわけです。
これを外すことなんて、想定されていないですものねぇ・・・・。

このシートレールが曲がった為に、ノーマルシートが入らなくなって、コブラのバケットシートを装着してごまかしていた訳です。
さて、この曲がったシートレールを匠の技で修正する作業は次回のレポートです。


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