10月25日(日)、富士の裾野のススキの原をしばらく眺めて、横浜に向かって出発です。
御殿場線の岩波駅の手前を湖尻峠に向かって走ります。
この道路は、静岡県道337号・神奈川県道738号・仙石原新田線です。
裾野市と箱根町を繋ぐ道路ですが、意外と知られていません。
この道路沿いに、深良用水(ふからようすい)という、箱根山をトンネルで貫き、神奈川県・箱根の芦ノ湖の湖水を静岡県裾野市に引くために造成された灌漑用水路。箱根用水(はこねようすい)があります。
江戸時代前期の1666年に工事開始。1670年に完成し、以降現在に至るまで、裾野市、御殿場市、長泉町および清水町の一部事務組合である芦湖水利組合により、灌漑用水、生活用水、防火用水、東京発電による水力発電用水として利用しています。
しかし現在は2級河川の芦ノ湖の管理者は河川法により神奈川県となっています。
全長は1280m。芦ノ湖の水門から、湖尻峠付近の地下を通り、神奈川・静岡県境を越え、狩野川水系黄瀬川支流の深良川に注いでいます。
深良用水(ふからようすい)は日本を代表する用水のひとつとして、農林水産省の疏水百選に選定されています。
静岡県道337号・神奈川県道738号・仙石原新田線の頂上は、箱根スカイラインと交差している湖尻峠(こじりとうげ)は、静岡県裾野市と神奈川県足柄下郡箱根町との境界、箱根山の外輪山にある標高850mの峠です。湖尻は箱根町の地名。峠の下を深良用水(箱根用水)が流れています。
湖尻峠を越えて、神奈川県道738号を下ると芦ノ湖が見えてきます。
紅葉はまだです。
これからの時期、箱根は良いですね。
大涌谷(おおわくだに)の噴火騒動で、観光客は少なめです。
芦ノ湖の脇の道路を、元箱根方面に向かって走ります。
この交差点を小田原・畑宿方面に向かって走ります。(左折)
右側に下っていくと芦ノ湖の湖畔です。
お玉ヶ池を越えて、しばらく走ると「甘酒茶屋」があります。
駐車場にパンダを停めて、しばらく休憩です。
「甘酒茶屋」は、東海道の難所、箱根山の中腹にある400年の伝統を持つ茶店です。
畑宿と箱根宿の中間付近で、江戸時代は箱根の関所を前にした休憩所として、現代は箱根を歩くハイカーの休憩所として親しまれています。
現在の店は神奈川県道732号湯本元箱根線(旧国道1号)の脇に建つが、店の前の道路は過去の街道と同じ線形と言われています。
忠臣蔵の芝居の神崎与五郎詫証文の舞台となる茶店であり、旅行経験のない江戸市民にも高い知名度を誇っていました。
建物自体は、地震や火災により被害を受け、そのつど立て直しが行われているとのことです。
現在の建物は2009年に改装したもので、茅葺き屋根や土間など昔の雰囲気を持たせつつ、囲炉裏(いろり)や座敷などを増設する改修が行われたものです。
庭先にはツワブキの花が咲いていました。
この道路を走ると、いつも甘酒茶屋に寄ってしまいます。
この甘酒茶屋の名物は甘酒、力餅、こんにゃく田楽など。
特に甘酒は、江戸時代から使われている麹を発酵させ、砂糖を加えないで甘さを引き出す伝統的手法で製造しています。
この道路は七曲りが有名です。
コーナーリングが楽しい道路ですが、ブレーキばかり踏む自動車がいると嫌になりますね。
旧道(東海道)の石畳などがある道と並行しています。
旧道を歩いたことがありますが、傾斜はかなりきついです。
昔は小田原から歩いて、畑宿あたりで宿泊して、朝早く出発して、甘酒茶屋で休憩して関所を通過して、三島宿に着くころは夕方遅くだったと思います。
これが畑宿です。
昔は宿場だったのでしょう。
今は寄木細工を作っている工房があります。
パンダは西湘バイパスに入ります。
西湘バイパスは渋滞もなく快適な走行です。
車線が増えてから、大磯港付近からの慢性的な渋滞もなくなりました。
湘南バイパスから国道1号に入って、ここまで来ると横浜に帰ってきたなぁ・・と感じます。
今日のドライブは、渋滞もなく、富士山から箱根を抜けるコースでした。
心地良い疲れです。
このブログが掲載されることは、私は出張中です。
今回は岐阜に1泊、大阪に2泊です。
今回は出張中に2度の旅行透析を受けますので、水分量と食事量は要注意です。
出張先ですので、特に健康に注意しないとねぇ・・。
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