お茶でもどうぞ2

「お茶でもどうぞ」の後継です

藁を敷く

2021-12-30 16:50:33 | 日記

晴れていたのですが、北の方から黒い雲が来て少しずつ空を占領していってます。
ますます冬らしい雰囲気になってきました。外を歩いていたので、ずっと雲を
見ながら来ました。12℃くらいあります。「寒いなー」という感じはしません。

 

堆肥を作っている所に、一緒に混ぜてしまうため、生ゴミを捨てに行くのに、霜どけで
ぬかるので、泥靴にならないように、木の葉と藁で蓋をしました。

 
篠を使って、藁が風に飛ばされるのを防ぎます 藁の下には木の葉も敷きました
山際なので、藁は両端を切って端をそろえるようなことはしませんでした

私たちはこれを「にわぶた(庭蓋)」と言っています。ですが、この単語は近頃は
死語となってきています。たぶん、そう言う言葉を聞いても、何のことか分からない
子供が多くなってきているでしょう。庭に砂利を敷いたり舗装をしたりする家が
多くなり、土が露出して ぬかるみ になる家はほとんどなくなりましたから。

 
  番線を切って 「し」の形に曲げ、長い方を土に刺して篠を止めます

古いことや物が姿を消していき、その代わりに新しい物事が増えて行くのは世の中の
倣(なら)いです。寂しがってもしかたの無いことです。

 

いま、幕末から明治にかけての女性、山川菊枝と言う女性の書いた、「武家の女性」
(岩波文庫)と言う本を少しずつ読んでいますが、それを読んでいると、やがて
伝わらなくなり、誰も知らないことになってしまうだろうと思って書いたのか、当時の
いろいろなことが書いてありますので、面白いです。それを読むと、本当に今は伝わら
なくなってしまった物事がたくさんあることが書いてありますね。特に女性ですから、
着物のことやら女性はどんな事をしていたのかが書いてあります。特に、普段着や
下着類などは、自作のものが多かったようです。襦袢(じゅばん)などという言葉が
多く使われていました。今で言えばアンダーシャツでしょうか。

  

本と言えば、この頃は全く行かなくなりました。コロナのせいですが。本屋さんに
いくと「こんな本がでていたんだ」と言う新発見の楽しみが味わえます。古本屋は、
もっと感じますね。

 

かと言って、飼ってくる本は一冊あるかないかくらいの量しか買いませんが。理由は
増えすぎるからです。かと言って図書館に行くかと言うと、もっと行きませんね。
本はやっぱり買ってきて読みたいなと思います。返却するのには時間や日数の制限が
あるし、せっかく行っても休館日だったりと・・・。そういうことなので、急ぎの
読み方をすると、落ち着かないので、やっぱり買ってきて気が向いたときに読みたい
です。ふだんは雑用も多いし。