昨日阪神の悪夢から25年。
私は金沢で感知。当時能登半島珠洲付近での地震が群発しており、その方面にでかいの来たなと思った。
4階住まいで上下二段式のタンスが気になり、覗くとわずかに揺れていた。
すぐに押さえたが、次第に揺れが大きくなり倒れていたかもと今ながら冷や汗する。
下には子供が寝ていた。
振幅の長い揺れだった。
日本の大都市、人口密集地を襲った災害。
誤解を恐れずに言えば・・・
そう言って自分の考えをしゃべったことがある。
・・日本には神戸以前近々も大きな地震があった。ただ、人口密集がないこともあり破滅的な被害はなかった。
島一つなくなるような大きなもの(奥尻島)もあったが、ま〜特殊なケースだし・・と流されてしまった気がする。
みんな大きな災害が身に迫ることを思わないし、思いたくもない。だからこその”神戸でよかった”である。不謹慎極まりないのを承知のうえで・・
神戸が被災したことにより多くの人が経験し、報道でさらに多くの人が自分の隣の出来事として疑似体験することにより、防災は大きく進むだろう。
”神戸で良かった” は当然に大きな反発を呼ぶ。
”また、そんな東京じゃなくてよかったみたいなことを言って・・”
それでその説明をした。
みんな一瞬黙った。みんな自分の所に災害が襲ったときの不安を持っているのだ。
(自分は転勤族、行った先、どこも災害に強い都市であって欲しいと身勝手、けちくさい思いが出発点なんだけどね。はずかし・・)
この惨状は実は1年前に世界も見ていた。
アメリカ太平洋岸のノースリッジ地震である。奇しくも1月17日発生だった。
”ひどいな〜 日本に来たら大変(←日本には来ないだろう)” となんの根拠もなく思ったが、やはり間違いだと打ちのめされた。
その後、”防災”はどうなった? 神戸を尊い犠牲にすることできた?
実は神戸は最悪ではなかったという。新幹線は動いてなかったし、通勤にも少し早い。
津波は起きなかったと言われるが、検潮所の事後解析で異常が検知されていた模様。規模小さくてよかったということらしい。
それらも含めて防災? 進んだと思う。しかし、十分ということは程遠いし、他の災害への対応も出てきた。
恐ろしくカネのかかることだし、マンパワーも求められる。
人口は負債という意識が支配的だったんじゃと思うけど、やはり人(人口)からかな・・とゴマメの歯ぎしり・・
公園にうめ一輪。
咲いてしまった花は ”しまった・・季節にだまされた!” と思ったかもしれないけど、すぐ緩むらしい。
また季節が巡ったね。