無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

城下町白河、「戦前の家」修復中

2015年10月10日 10時28分52秒 | 白河のイベント・観光名所
昨日は、127人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

さて、約100年の歴史に幕を閉じた「大竹タンス店」ですが、すぐ近く旧市内に、もう一軒戦前の家があります。これは、議員になる以前に、親類から格安で引き継いだ家です。しかし、車が通らない場所にあるために、売ることも成らず、壊すには惜しく、空き家のまま放置しておりました。空き家が問題となる現在、解体するべきかと考えていたところ、妻が代表を務めるNPOで使いたいと言われ、承諾しました。

約一カ月前になりますが、須賀川市で猟犬が餓死寸前でいることを知り、NPOでレスキューしました。8頭の猟犬を連れ出し、うち4頭はボランティアスタッフにより、神奈川に運び、静岡県の著名な保護活動家に委ねました。この際、全国(海外からもご支援をいただいたそうです)からご支援やご寄附をいただきました。世話で睡眠時間もない状況でしたが、その活動を支えようと、たくさんの方々よりご支援をいただきました。しかし、保護動物の世話をする場所にご支援品を置くことはできず(スペースがなく)、急遽先の戦前の家の住所を公開しました。これを機会として、この場所を事務所として使うことになりました(今後定款変更等をします)。

この戦前の家は、親類が住んでいた家ですが、それまでは全く別の方々が住んでいたそうです。そのため、様々な仕掛けがあり、それも興味深い家です。



二階には和室が二間あります。



桐ダンスが3本置かれたままになっています。この2本は、良いものです。

タンスを移動すると・・・



隠し扉ができてきます。押入れの中にも隠し扉があります。

この家は、半分が二階建て、もう半分は中二階の平屋です。屋根裏の高さは、人間か立てるほど高くなっており、この隠し扉があります。2個ある中、1個は開けることができませんが、多分、小部屋になっていると思われます。

このような面白い建物を壊すのは簡単ですが、補修すれば使えますので、使いたいと思います。



庭には、犬の遊び場と花壇を作るそうです。

戦前の家は、3.11大震災時に、ガラス1枚割れることなく耐えました。建物は傾いています(地震前より)が、懐かしさを感じる味わいのある家です。

これと同様に、城下町白河の古い町並みも、駐車スペースがないなど不便はありますが、壊すには惜しい趣があると私は思っております。工夫をすれば使えるものも多い。また、若い感性で京都の町やのような変貌も期待できるのではないかと考えております。