無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

議員、政活費「見える化」におよび腰

2016年10月02日 23時21分50秒 | 政務調査費・政務活動費
昨日は、91人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

昨日のブログは、更新の作業を間違え、下書きのままとしてしまいました。スイマセン。

本日の朝日新聞朝刊一面に「政活費 常時公開5割 領収書 ネット公開は1割未満」
との記事がありました。
また関連して、社会面に
政務活動費「見える化」及び腰、「議員、あれこれ言われる」「第三者のチェック進まず」
との記事がありました。


多くの議会で、議会基本条例が制定され「市民・住民に開かれた議会を目指す」「信頼される議会をつくる」などという文言が盛り込まれています。

これで本当に「議会が活性化され、市民に開かれ、信頼される」ことになっているのでしょうか。
甚だ疑問です。
今回の報道のように、市民・住民が「政務活動費の使用状況」を簡単に調査できないようにしている、若しくは知らせないようにしているとしか言えないと思っています。

富山市議会のようなことは別格ですが、どこか後ろめたいところがあるからだと思います。
私は、議員として一期目の4年間、「政務調査費」を使わせていただきました。
「パソコン購入」「議会報告書 はってん作成費」を始め、「調査研究費」として『会派』で先進地視察を行いました。
『会派』で行くことが悪いとは言いません。
しかし、視察の目的・視察場所・日程等を一部の議員に任せ、旅行気分で同行する議員もいたように感じます。
私は、いつも視察の企画に参加していましたが、報告書すら人任せにする議員もいたことは事実です。
こんな「調査研究費」、どこかおかしい。
そして、政務活動費の使われ方に納得できないものがありました。
また市民より「一般の職人やほとんどのサラリーマンは、自分のスキルアップのために自腹でやっている。議員や公務員だけが、当然のように税金でスキルアップを行っている。どこかおかしくはないか?」と言われた言葉が胸にささり、2期目以降「政務調査費・活動費」に関しては使用せず、自費で行うこととしています。

そんな私からみれば、今回の朝日新聞の報道は「もっと早く気が付いてほしかった」と思います。
全国でも、「政務活動費」の制度がありながら、使用しないのは私ぐらいだと思います。
多く市民に「議会報告書や広聴会を自前でやっているが、これこそ市民が望む政務活動である。正々堂々と政務活動費を請求し、
もっと活動を広げてほしい」と言われます。
しかし、全国の多くの議員が目を覚まし、「政務活動費=市民の税金」ということが根付くまでもう少し政務活動費を利用しないで頑張ろうと思います。

「こんな状況だから、被災地の復興なんかできないよな」
知人の言葉です。
本当に困窮している熊本をはじめとする九州、先日の台風被害が酷かった岩手・北海道。
そして、原発被害にいまだ苦しむ福島。
「政治がこんなことをやっていていいのか、無条件で請求書や報告書を市民に開示すべきだ」と全国の議員に申し上げたい。
「頑張れ熊本、頑張れ九州。頑張ろう福島」