南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

舟漕ぎの季節 伍<名瀬小湊みなと祭り2009 後編>

2009年06月12日 01時07分51秒 | デキゴト
これは、舟漕ぎの季節 伍<名瀬小湊みなと祭り2009 前編>の続きです。

そんなワケで競技のはじまりです。
舟漕ぎ競漕は、漕ぎ手の性別を問わない一般の部と、漕ぎ手を女性に限った女子の部の二つの部門に分かれて行われます。
それぞれ4艇ずつでレースが行われ、上位2艇が勝ち抜くトーナメント形式です。



メインスタンド的に本部が置かれ、観客も多く集まる岸壁の方から1コース、2コースと呼ばれ、どのコースを漕ぐかはくじ引きで決めるんだそうですが、なぜか強豪チームは1、2コースを与えられることが多いようです。
注目は、これまで6連覇を成し遂げている辻原清掃チ-ム(通称『実(さね)組』)。
今年も優勝候補ですが、ほぼ実力伯仲と見なされているチームも4つ5つあり、場内実況のオジサンも1回戦からヒートアップしています。



いろいろと見方はあると思いますが、オレの目から見るとイチバン面白いのはターンのところ。
強豪チームは折り返しのブイをギリギリで掠めて勢いよく切り返していきます。



職場チーム、同郷チーム、同級生チームとチームの組み方は様々ですが、応援するチームのない野次馬にとっては1回戦が最高のエンターテイメントです。



1、2コースのチームと僅差で折り返した3コースの舟ですが、さぁこれからというところで大きくコースを外れた4コースの舟に通せんぼされてしまいます。



ギリギリで衝突を免れます。
可哀相ですが、3コースの舟はこれで1回戦敗退が決定。



なぜかブイを30mほども通り越してからターンする舟もあり。



場内実況から「もういいから帰って来い」と諭される舟もあり。



どうやら道に迷ってしまったようです。
なんて笑ってますけど、去年、オレも友人たちのチームの初練習に参加したんですが、不思議と思った方角には進んでくれません。
別な港ですけど、やっぱり迷子になってしまいました。



2回戦、3回戦、決勝と進むにつれ、レースのレベルも上がります。



強豪チームの舟の綺麗に揃った櫂が水をかくと、一瞬、船体が浮き上がるのか、船底からズン、ズンと音が聞こえてきます。



折り返しのブイをギリギリで掠めるターンを決めるチームもあり。



前評判通りに強豪チームが決勝で顔を揃えました。



女子の部の優勝チームによるウイニングランならぬウイニング漕ぎです。



一般の部では、辻原清掃チ-ム(通称『実(さね)組』)が7連覇を達成しました。

つづく


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