予定通り、予告通り、《奄美祭り・パレード》の模様です。
実をいうと、このパレード『参加しちゃった』のだ。
事の発端は、転勤で奄美に来ている友人が
『自分もパレードに参加してみたいんだけど、どっか入れるトコない?』
と言い出したのが〔奄美大島青年会議所〕に伝わり、
『お御輿つくったんだけど、担ぎ手が足りない
』
と焦っていたもんだから、『飛んで火にいる夏の虫』いやさ『渡りに舟』と
芋蔓式に引っ掛けられた数名の中に紛れ込んでしまったのだ。
『黙って写真だけ撮っててもツマンナイしな』とか考えた浅はかなオレのことを
嘲笑ってやるもよし、「ふーん」とやり過ごすもよし。
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これが問題のお御輿。
ひと目見た瞬間に絶句したオレ。
たしかに、奄美のみならず南西諸島一般に〔御輿担ぎ〕という習慣は無い(あったら教えてください、マジで)。
重すぎるだろぉ
オレもお御輿なんてのはTVでしか見たこたないが、それでももうちょっと考えて造れよ、とすかさずチェックを入れてしまったのだが、時既に遅し。文字通り後の祭り。
ちなみに、通常、お御輿の担ぎ棒の上に載るのは神社をかたどったものとされるのだが、これは大島紬の織り機をかたどったモノ(あまりに重厚な担ぎ棒に心を奪われ、実際に織れるものなのか確認してません)。
『奄美大島の経済を支えつづけた大島紬と先人たちに敬意を表して』載せられた織り機は、黄金色にペイントされ、なかなか神々しい。
「それじゃスタート地点に移動しましょう」てことで、えっこらせと担ぎ上げ、よたよたと歩くこと約30m。
早くも噴き出す汗。
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辿り着いた(30mで
)スタート地点で、
『これはヤバイ。担ぐだけでエネルギーを使い果たすかもしんない・・・」と危機感を覚えたオレは、待ち時間の間に近くの他のチームの撮影を決行することにした。
上は地元消防団チーム。
鍛え上げられた南国の漢(オトコ)たちのチームなんだが、そんな写真は撮りたくもないので未来のキョラムン(奄美の方言で『美人』の意)にレンズを向けてみた。
暑さのせいで、ちょっとグズり気味か。
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お待たせしました。
今回は、この2枚以外はクリックしなくてもいいでしょう(いちおう全部、大きい画像を用意してますが)。
紬美人の皆さんたちです。
本番前でまったく緊張感がありません。
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さて、始まりました。
と言いたいところですが、全長1.5kmほどのパレードコースのほぼ半分あたりまで、カメラを取り出す余裕はまったくなし。
長くても30mおきくらいに休憩が入ったんですが、お御輿をおろすや否や、
「びびび、ビール・・・
」
S缶を数秒で飲み干して、そいつがほとんどそのまま汗になって、それでもいくらか人間に戻れたところに「それじゃあ、前進しましょう」と声が掛かって・・・。
後で聞いた話だが、前を行く《紬組合青年部》(紬美人さんを先頭にしたチーム)と、この織り機御輿が揃えば『絵になるんじゃないか』と考えた主催者の手先(市役所の職員か?)が
「前に追いつけ、なんなら手伝うぞ」
と一緒に担ぎはじめたが、次の休憩地点ではいずことも知れず去っていったそうな。むべなるかな。
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今回の《言い出しっぺ》のひとり。
途中の休憩地点で『十三式太極拳』の模範演技をしています。むろん、自主的に。
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他の連中は、程度の差こそあれ、だいたいこんな状態です。
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それでも最後の本部席前では、締め括りとばかりに威勢良く二回転。
皆、文句たらたら言いつつも、なんだか笑顔でパレードを終えました。
やはり、祭りは参加することに意義がある?
ところで、これも後から聞いた話。
休憩の度にぐったりするオトナたちを尻目にはしゃぎまわっている中高生数名が(もちろん担ぎ手として)参加していたんだが、それぞれ事情があって『登校拒否児』になっている子たちだったらしい。
打ち上げの席でオトナたちが「姓名、学年、今日の感想を言え」とコワい顔(無論、演技である)で迫るのに対して元気良く応えて帰った後にそれを聞いて、いくらかウルっと来そうになった45歳の夏であった。
もちろん、彼らが帰った後のオトナたちの話題は、主として『筋肉痛がやってくるのは明日だろうか、明後日だろうか』てなもんでしたが
さて、『来年は思い切った軽量化を果たして、再度、参戦する』とF1チームみたいなことを言っていた〔奄美大島青年会議所〕ですが、アナタも担いでみませんか?
そういうオマエはどうするって?
うーん、中高生どもに「来年もやれよ
」なんて言っちゃったしなぁ。
・・・じっくり考えさせてくれ。一年も先の話だ。
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実をいうと、このパレード『参加しちゃった』のだ。
事の発端は、転勤で奄美に来ている友人が
『自分もパレードに参加してみたいんだけど、どっか入れるトコない?』
と言い出したのが〔奄美大島青年会議所〕に伝わり、
『お御輿つくったんだけど、担ぎ手が足りない
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と焦っていたもんだから、『飛んで火にいる夏の虫』いやさ『渡りに舟』と
芋蔓式に引っ掛けられた数名の中に紛れ込んでしまったのだ。
『黙って写真だけ撮っててもツマンナイしな』とか考えた浅はかなオレのことを
嘲笑ってやるもよし、「ふーん」とやり過ごすもよし。
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これが問題のお御輿。
ひと目見た瞬間に絶句したオレ。
たしかに、奄美のみならず南西諸島一般に〔御輿担ぎ〕という習慣は無い(あったら教えてください、マジで)。
重すぎるだろぉ
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オレもお御輿なんてのはTVでしか見たこたないが、それでももうちょっと考えて造れよ、とすかさずチェックを入れてしまったのだが、時既に遅し。文字通り後の祭り。
ちなみに、通常、お御輿の担ぎ棒の上に載るのは神社をかたどったものとされるのだが、これは大島紬の織り機をかたどったモノ(あまりに重厚な担ぎ棒に心を奪われ、実際に織れるものなのか確認してません)。
『奄美大島の経済を支えつづけた大島紬と先人たちに敬意を表して』載せられた織り機は、黄金色にペイントされ、なかなか神々しい。
「それじゃスタート地点に移動しましょう」てことで、えっこらせと担ぎ上げ、よたよたと歩くこと約30m。
早くも噴き出す汗。
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辿り着いた(30mで
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『これはヤバイ。担ぐだけでエネルギーを使い果たすかもしんない・・・」と危機感を覚えたオレは、待ち時間の間に近くの他のチームの撮影を決行することにした。
上は地元消防団チーム。
鍛え上げられた南国の漢(オトコ)たちのチームなんだが、そんな写真は撮りたくもないので未来のキョラムン(奄美の方言で『美人』の意)にレンズを向けてみた。
暑さのせいで、ちょっとグズり気味か。
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お待たせしました。
今回は、この2枚以外はクリックしなくてもいいでしょう(いちおう全部、大きい画像を用意してますが)。
紬美人の皆さんたちです。
本番前でまったく緊張感がありません。
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さて、始まりました。
と言いたいところですが、全長1.5kmほどのパレードコースのほぼ半分あたりまで、カメラを取り出す余裕はまったくなし。
長くても30mおきくらいに休憩が入ったんですが、お御輿をおろすや否や、
「びびび、ビール・・・
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S缶を数秒で飲み干して、そいつがほとんどそのまま汗になって、それでもいくらか人間に戻れたところに「それじゃあ、前進しましょう」と声が掛かって・・・。
後で聞いた話だが、前を行く《紬組合青年部》(紬美人さんを先頭にしたチーム)と、この織り機御輿が揃えば『絵になるんじゃないか』と考えた主催者の手先(市役所の職員か?)が
「前に追いつけ、なんなら手伝うぞ」
と一緒に担ぎはじめたが、次の休憩地点ではいずことも知れず去っていったそうな。むべなるかな。
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今回の《言い出しっぺ》のひとり。
途中の休憩地点で『十三式太極拳』の模範演技をしています。むろん、自主的に。
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他の連中は、程度の差こそあれ、だいたいこんな状態です。
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それでも最後の本部席前では、締め括りとばかりに威勢良く二回転。
皆、文句たらたら言いつつも、なんだか笑顔でパレードを終えました。
やはり、祭りは参加することに意義がある?
ところで、これも後から聞いた話。
休憩の度にぐったりするオトナたちを尻目にはしゃぎまわっている中高生数名が(もちろん担ぎ手として)参加していたんだが、それぞれ事情があって『登校拒否児』になっている子たちだったらしい。
打ち上げの席でオトナたちが「姓名、学年、今日の感想を言え」とコワい顔(無論、演技である)で迫るのに対して元気良く応えて帰った後にそれを聞いて、いくらかウルっと来そうになった45歳の夏であった。
もちろん、彼らが帰った後のオトナたちの話題は、主として『筋肉痛がやってくるのは明日だろうか、明後日だろうか』てなもんでしたが
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さて、『来年は思い切った軽量化を果たして、再度、参戦する』とF1チームみたいなことを言っていた〔奄美大島青年会議所〕ですが、アナタも担いでみませんか?
そういうオマエはどうするって?
うーん、中高生どもに「来年もやれよ
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・・・じっくり考えさせてくれ。一年も先の話だ。
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