南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

ナンコの道は一日にして成らずぢゃ

2008年08月17日 17時58分56秒 | デキゴト
タイトルは、オリンピックの最中ということで納得してください。
そのオリンピックの柔道競技がはじまったばかりの8月10日、笠利町は宇宿漁港にて行われた《あやまる祭り》に行ってきました。

今回のお目当ては『ナンコ大会』と『里アンナ・ライブ』。

本題に入る前に軽くナンコについて説明しましょうか。
対戦者は2人。プラス審判が必要です。
それぞれがナンコ棒と呼ばれる3本ずつの短い(10cm程度?)の棒を持ち、ナンコ盤と呼ばれる将棋盤を半分に切った程度の盤を挟んで向かい合います。
座ってさえいれば姿勢は自由。但し、盤に手が届かないといけません。
向かい合ったところでじゃんけんで先攻後攻を決めると、試合開始です。
後攻側が、3本のナンコ棒のうちから選んで手の中に隠し持ちます(0も可)。
先攻側は、こちらも3本のナンコ棒のうちから選んで、こっちはハッキリ見せます。
そして先攻側は、両者が手に持ったナンコ棒の合計を当てる、という文字で読む限りでは単純すぎる遊びです。

さて、前置きはここまでにして、目くるめくナンコの実態を見て行きましょう。



「ナンコは、礼にはじまり、礼に終わる」
と言った人はたぶん、居ないはずです。
実態は、「酒にはじまり、酒に終わる」
もう、これだけでナンコの全てを表してるんじゃないかと思うオレです。



呑むのはもちろん黒糖焼酎。
ぐぃっと一息に呷って、よし掛かって来なさい、ナニを小癪な。



対戦中も、ポイントを失って呑まされるのは基本。
ポイントを取っても呑むのは呑兵衛の証拠。イヤイヤ、立派なモンです。



試合中のやり取りは全て方言。
しかも独特の隠語もあって、試合がヒートアップすると、島の若者でも理解不能。
しかし、顔の表情は万国共通です。







恫喝なんかするのはエチケットとして許されませんが、挑発・空惚け・はぐらかし、丁々発止の頭脳戦が展開されます。
但し、嘘はご法度。そのために審判が厳しく(?)チェックします。



ポイントを取って、「どうだ!」とばかりに観客にアピールしたり・・・



派手なガッツポーズで相手の戦意を殺いだり。
試合が進むに連れ、アルコールが廻って理性と判断力に翳りが出てきて・・・。



攻撃側が両者の合計本数を言い当てると3点獲得、
当てられなかったら1点が守備側に与えられます。



こういう世代には、ちょっと難しいゲームかもしれません。





当日は、ちょっと風が強く、夕方から荒れ模様の天気となりました。





ナンコを見つつ、お祭り広場に移動してリハーサルも見つつ。
ナンコ大会が終了後、本格的に特設ステージでの芸能大会がはじまったのですが、漁港の向こうに見える太平洋から黒雲が押し寄せ、ミニ嵐の様相を呈してきたので、里アンナのステージの前に泣く泣く帰ることにしました。

にほんブログ村 バイクブログへにほんブログ村 地域生活ブログへにほんブログ村 アウトドアブログへブログランキング・にほんブログ村へ
BlogPeople人気blogランキング
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブログ開設三周年記念事業 3 | トップ | 加計呂麻 爆釣の夏 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サトシ)
2008-08-20 01:54:57
ちょくちょく拝見させていただいてます。
応援ポチッ!!!
返信する
サトシさん、コメントありがとうございます (亭の主)
2008-09-21 01:38:13
やってる本人は、それなりに面白がってるんですが、
実際に見ていただいてる方にコメントをいただくのは
やはり嬉しいものです。
て、返事が1ヶ月経過してるのはイカガナモノカ
と自分で突っ込んでますけど。
返信する

コメントを投稿

デキゴト」カテゴリの最新記事