【人生をひらく東洋思想からの伝言】
第59回
「我(われ)事(こと)において後悔せず」(宮本武蔵)
剣の達人、宮本武蔵。五輪書などが有名ですが、
今回は「独行道」という書物の中で紹介されている言葉をご紹介させていただきます。
いつも正しく、失敗もせずに生きている人はいません。
誰でも間違いや失敗を必ず犯すものですよね。
そして、誰もがそのことを後悔してしまいます。
しかし、いつまでも悔やみ続けるのではなく、
失敗を素直に受け入れるようにしてはいかがでしょうか?
ついつい、自分を責めたり、相手を責めたり、
その出来事を責めたりしてしまいがちですよね。
だからこそ、その出来事の事実は受け入れて、
そこから得た教訓を活かしていければ、その出来事があったことで、
後に感謝すら生まれてくることもあり得るのではないでしょうか。
そういう気構えを自分でも持ち、その経験を後に活かせるようになりたいと思います。
参考文献
『心が和む日本の名言』 リベラル社