8日目 10月31日
本日の宿はポルトガル第二の都市ポルトですので、マデイラからリスボンに飛び
リスボンからポルトへは電車での大移動です。
マデイラを語るには3日間の滞在では足りませんが、一口で言うといいところです。
ポルトガル本土でも日本人と出会うことがほとんどないですし、さらにここまで来ると
本当にアジア系の人すら見かけません。
遠い所へ来たという感じです。
自然が美しい自然体の観光地です。
ですのでブランド品などのショッピング三昧、派手さ、ゴージャスさ、賑やかさを
求めると、ちょっとそぐわないかも知れません。
見た限り、地形上遠浅のビーチもありません。
モロッコから運んで来た砂をコンクリート枠で囲った砂浜はありましたが。
もう少し近ければ何度でも足を運び極めたい所です。
宿の朝食時間は8時~10時なのですが早朝チェックアウトに合わせて
朝食を準備してもらいました。パンとコーヒーとオレンジジュースですが。
7時30分が始発のエアポートバスは9時20分発の飛行機にぎりぎり
間に合います。これより早い出発の便ではタクシーか、いいホテルにお泊り
のかたは送迎つきで心配ないかと思いますが。
今度いつになるか分からない大西洋に昇る朝日を眺めながらも、結構
焦っています。
それなのに途中でいつも乗る人がバス停に居なくて、来るまで待ったり
してくれて。でもそんな事があっても結果的に所要時間通りで空港へ到着。
無事マデイラを後にしてリスボンへ向ったのです。
11:00定刻にリスボン到着。
しかし、本日最大のドッカーンです。
まさかのメトロがストライキで入口のシャッターが無情にも閉まっています。
ポルトガルではストライキがよくあるという情報は得ていましたが、よりによって
今ですか。今でしょうなんて言ってる場合じゃない。
昨日でも明日でもよかったのに。
予定ではメトロで3駅目のオリエンテ駅に行きヴァスコダガマショッピングセンターを
覗いてみたり、昼食を取ってポルトガル鉄道でポルトに向うでした。
タクシーでも良かったのですが、空港前からオリエンテ駅行きのバスに乗ってみました。
1,8ユーロ
ところがバスは途中でちょっと違う方向へ向き、住宅街など回りかなり時間がかかって
やっとオリエンテ駅に到着。
お陰で、まず行くことがない所を観ることが出来ましたが。
そんなことでショッピングセンター散策はカット、とりあえず列車の切符を買いました。
ポルトガル鉄道が誇る設備の良い特急列車アルファー・ペンドゥラールで
リスボンとポルト間を3時間で結ぶということです。
14:09発 全席指定 2等30,3ユーロ、4,500円くらい。
座席は車両中央で前向きと後ろ向きに別れています。
全員進行方向に向くことはありません。1等は知りませんけど。
この列車の最高時速は222㎞でした。1等も同じだと思います。
車窓からは、なだらかな丘陵地の風景が眺められます。
いろいろありましたがなんとか、ポルトの宿にたどり着きました。
宿はリスボンに戻る時のことを考えて長距離ターミナルの隣りです。
レセプションにはにこりともしないポルトガル語オンリーの
おっかなそうなおばちゃんがいました。内心、はずれたと思いました。
ポルトガル語と英語で書かれた宿泊名簿の記入項目をポルトガル語で
何回も読み上げてくれるのです。こちらは英語の方を読み記入していましたが
語学レベルが低いもので、「ドキュメント」ってなんだろうと考えました。
まあ宿泊名簿なんだからと勘で「パスポルテ?」と言ったのが正解のようで
「そうそう、やっと通じたわねえ」と言う感じでそれまでとは別人のように
笑顔をみせてくれました。
そして、おばちゃんはカード決済の仕方に慣れていないらしく、こちらから
もう日本語です、「はい、その棚の端末機出して」
セルフサービスで決済完了しチェックイン。
「おばちゃんと立ち位置交換したほうがいいんじゃないの?」
「そうだねえ、ガハハハ」みたいな。
思えば通じるもので、ポルトガル語と日本語の会話が成立し一気に接近しました。
ちなみにその他の説明も全部ポルトガル語でした。
荷物を置いてちょっと街歩き。
こちらポルトも伝統ある古めかしい町並みのようです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます