おどろき森の季山野の記Ⅱ

山、花、木、草、空、風、四季折々の表情をお届けできたら~!

ヤマイ(完結編)

2023-03-14 14:43:29 | やまい

とうとう治療から2か月が経たちました
ふり返ると日にちが薬と、じっとガマンの日々でした。

改めて大学病院スタッフの皆さんには大変お世話になりました。
特にチームで担当していただいたO先生、Y先生、K先生には、
ほんとに感謝しかありません。

内視鏡による適切な治療はもちろんですが、
休日にもわざわざ様子見に覗いてくださったり
ぶしつけな質問にも丁寧に答えていただいたり、
おかげで安心して療養することができました。
そして看護師Mさんにも大変ご面倒をおかけしました。

ちなみに、十二指腸の内視鏡治療は大学病院以外には、
県内での実績は多くないと伺っています。

この体験で感じたのは、インフォームド・コンセントの進展~。
40年前には考えられなかったことですが、
患者への丁寧な説明や情報提供を尽くした上で、
十分理解を得てから医療を進めていくという、
医療提供側の姿勢が強く感じられました。

例えば、クリニカルパス(入院診療計画書)~。
検査や処置、注射や薬、食事、安静度など、
入院・療養生活のスケジュールが記載されています。
病室に入った当日、担当看護師さんから説明を受けました。

治療から退院までの流れの全体像が理解できるのは有難く、
医師と看護師との連携までもが感じとれ安心感がありました。


十二指腸腫瘍は稀な病気ですが無症状なのが逆にこわいところ~。
そのため発見時には、病気が進行していることもありそうです。

人生は永遠に続くものではないと初めて実感しましたが、
早い段階で見つかったおかげでまだしばらく生きられそうです。

やはり早期発見はなにより大切と再認識、
みなさんもしっかり健診を受けてくださいね~。

自分もまだ胃カメラによる経過観察が続きます。
医学の発達はありがたく、
これがひと昔前なら外科手術になっていたはずです。
お腹を切れば回復も遅れ、体へのダメージも大きかったことでしょう。
さすれば内視鏡は救世主、患者の味方ということです。

そう考えると、苦手な胃カメラも有難い存在になってきます。
そして、次回は楽にカメラが飲めそうな気がします!?
胃カメラが辛いみなさん、頑張りましょう~。

P.S. 長々とおつき合いありがとうございました。
おわりに当たり、改めて思うのは、
医師にはノウハウの蓄積や引継ぎがあるわけですが、
患者個人にはそれがないということです。
ほんの少しでも、誰かの何かの参考になればうれしいです。

 


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