1.兎追ひし彼の山
小鮒釣りし彼の川
夢は今も巡りて
忘れ難き故郷
2.如何にいます父母
恙無しや友がき
雨に風につけても
思ひ出づる故郷
3.志を果たして
いつの日にか帰らん
山はき故郷
水はき故郷
年末、テレビからやたらと「ふるさと(唱歌)」が聞こえてきたけど、これを聞くとさみしい気持ちになる。
ふるさとの美しさを思い返すと同時に、その美しい故郷に帰れないという心情をあらわす歌。
上野駅の高崎線ホームに立った時と同じ気持ちになるわ。
東日本大震災で故郷を追われた人たちにとっては、この歌に自分の気持ちを重ねることも多いかもしれない。
だからと言って、年末に流す歌ではないと思うの。
ながむれば ながむる 花の あるものを
空しき枝に うぐいすの なく
っていうのが、年末年始の正しい過ごし方ではないでしょうか。
故郷を思う気持ちが大切だということ自体を否定しているわけではありません。
でもね。
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歌詞は文学的な意味ではすごく好きなんだけどねー。
野口英世が実家の柱に削った文字(志を得ざれば、再び此の地を踏まず)とも重なるし、昔の日本人の情緒というものがあふれ出る歌よね。
野口英世がどういう人でどういう結果を残したひとかは別にして…。