春の日の花と輝く

中小企業で働く女性の日記です。
ぼんやり子づくり→治療開始→なんとか出産

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辛さを相対論で語る

2013年01月21日 22時46分48秒 | 日記
 私は、「辛い」と思う様な事象は、人生においてある程度排除されるべきであると考えています。

 だって、人生なんて生きているだけで辛いものだから(生きているだけで楽しいものでもあるけど)。

 日本人の中には、辛い思いをすればするほど自分が成長できると考えている人も少なくありません。

 その考え方はいわゆる「侍魂」に起因するところかもしれません。

 でも、辛い思いをしなくても、色んな努力の形をもって人間と言うのは成長できるものなのです。

 しかし、日本国内ではまだまだ辛い経験そのものを美徳とする文化があるように思います。

 体罰は、必ずしも必要なものではありません。

 言葉では伝わらないときの最終手段としてはアリだと思っていますが、日常的に行われるべきものではない。

 世界の標準として、根性論は既に亡き者となっています。

 でも、そういう根性論の文化の中で育ってきた人たちは、自分がガマンしてきた経緯もあって、なかなかそれが間違いであるということには気づけないんだよね。

 そんな中。

 元巨人の桑田真澄さんが体罰を否定したことは、私にとっては素晴らしいと思う行為でした。

 彼は、体罰が当たり前の文化の中を生き抜いてきたのに、それは間違っているという客観的な価値観を持つことが出来ていた。

 そして今、彼がずっと生き抜いてきた文化を否定する発言をする勇気と力を持っている。

 そのことに、私は非常に感動しました。

 あたりまえであることを、当たり前では無いと感じ、自分が感じたことを外へ発信できる。

 人として、これほど素晴らしいことは無いと思います。

 大体、辛い局面を生き抜いてきた人と言うのは、後に続くものに対しても、当然それを乗り越えるべきだと思ってしまうものだからね。

 仕事をしていても、「俺のときはもっと○○だったから今はマシだ」というような発言をする人がいますが、それは間違いです。

 かつては今よりもっと酷い状態だった。

 でも今の状態もまだ良くはない。

 だから、もっと良くしていこう。

 という流れ出なくてはならないのです。

 辛いと思うことは、相対的に考えるものではありません。

 絶対的に辛くないものを、選べるなら選んで生きていく。

 それが大事なのだと思います。

 桑田真澄さんの発言に感動したので記事にしました。 

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