※出産レポその2が長すぎたので分割して2と3にします
入院する3日前の検診で、子宮口をグリグリやられてから「おしるし」のようなものが出続けていました。
私は高位破水で入院しましたが、もしかしたら「おしるし」だと思ったものが、どこかで「破水から来る羊水」に変わっていたのかもしれません。
「おしるし」だと思っていたものが実は最初から「破水」だった可能性すらあります。でも今となっては真実はわかりません。
入院となったのは日付が変わったばかりのある夜の事でした。
前日の昼から微弱陣痛のようなものが続いていたのですが、あまりにも「おしるし」の量が多かったので病院に電話したら「来てください」と言われ、そのまま入院になりました。
そして翌朝8時から無痛分娩の麻酔の投与を開始したのですが、そもそも微弱陣痛だったかもしれないのに麻酔の投与を開始したのが良かったのかどうかわかりません(子宮口4センチで医師が判断したので間違ってはいないのでしょうけど)。
麻酔を注入する管は背中につながれていて、痛みを感じたら自分でスイッチを押すと薬が追加される仕組みになっています。
このスイッチについて産婦人科医は「ある程度痛くなってから押して」と言い、麻酔科医は「痛みが強くなってから押すと効かなくなるから早めに押して」と言いました。
私はどちらかと言うと早めに押していました。これも、後で後悔することの一つとなりました。
とにかくなかなか子宮口が開かず、あっという間にまた夜が来ました。
夕方になったくらいから、私につながれている機械がピーピー鳴るようになりました。
このアラームは血圧が高くなっていることを示すものでした。
夜中に医師が来て、「子宮口が十分に開いていないし、血圧が高い。降圧剤を飲んでもらって、それでも血圧が下がらなければ子宮口が開くまで待てないので、帝王切開になる」と言いました。
私の血圧は妊娠中も特に高くはなかったので、なぜここにきて急に上がったのか不思議でした。
結局降圧剤は効かず、翌日になってもアラームは鳴りっぱなしのままでした。
体から流れ出る羊水は感染を起こしており、かなり濁ってきているとのことでした。
入院してから30時間後、帝王切開になることが決まりました。
大昔に盲腸の手術で失敗されて辛い思いをした私の母は、帝王切開に対してかなりネガティブになっていました。
この時点で私は、早く終わるならそれに越したことはないと思っていました。
帝王切開は外科手術の中でも簡単で早く終わる、とネットで見たことがあるからです。
無痛分娩を選択した私は、麻酔の投与開始時点から何も口にすることが許されませんでした。
入院したのが夜中だったので、最後に食事をしたのは2日前の夕食でした。
その上、帝王切開の可能性が出てきた前日の夜からは水分も摂ることを禁止されていて、かなり辛い状況にありました。
とにかく早く水が飲みたい!というのが私の願いでした。
帝王切開になることが確定したのは、入院してから36時間経った昼の12時のことで、手術は15時からになりました。
※帝王切開はお腹の傷口から子宮をまるごと取りだして、体外で子宮を開いて子どもを取りだします。