春の日の花と輝く

中小企業で働く女性の日記です。
ぼんやり子づくり→治療開始→なんとか出産

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【出産レポ その3】 帝王切開 その2

2015年09月16日 18時39分45秒 | 出産・子育て関連
※出産レポその2が長すぎたので分割して2と3にしました

私は帝王切開というものは短時間で終わるものだという認識でいましたが、私の子宮は感染のため腫れあがっており、手術は通常よりも難航し、2時間半程度かかりました。

帝王切開は部分麻酔なので意識はありましたが、すでに体力を消耗していたためハッキリとしてはいません。

ただ、術中の医師の発言から良い状態ではないことはわかりました。

最初に開いた切り口の幅では取りだしにくいくらい子宮が腫れていて(※)、お腹の切り口を何度も強く押し広げられるのを感じました。

やっと子どもを取り出したとき、医師が「すぐに泣かせないようにして小児科に運べ」と言ったのが聞こえました。

後から聞いたことですが、これは汚れた羊水がついたまま泣かせると汚い羊水が子どもの体内に入り感染症を起こすことを避けるための処置だということでした。

この処置のため、子どもは数分間呼吸をすることができず「出生時仮死」と言う病名が付けられました(しかしなんと私がこのことを知ったのはこの記事を書いている今日の事です)。

しばらくすると遠くで子どもの泣く声が聞こえ、私のところに運ばれてきましたが、意識がもうろうとしていたためほとんど反応をすることができませんでした。

手術が終了してから数時間は回復室にいたと思いますが、寝ていたのか記憶がありません。

回復室から出るときに起こされて、再び子どものところに運ばれました。

私は体が起こせないので、うまく顔を見ることができないまま病室に移動しました。

病室に来た夫が携帯で撮った子どもの写真を見せてくれた時、やっと我が子の顔が夫にそっくりだということがわかりました。

今までの人生で絶食したことがなかったので、とにかく飲まず食わずでいたことが不安で、いつから水が飲めるのかをスタッフに聞きました。

23時からは水を飲んでも良いし、体も起こして良いと言われましたが、怖くて体を起こすことはできないと思いました。

しかし私は、どうしても水のペットボトルを取りたくて、一度だけ腹筋を使って少し体を起こしました。

術後あまりにも意識がもうろうとしていたため、ベッドにリクライニング機能がついていることも知らず、ナースコールの存在にも気付かなかったので自力で起き上がって取るしかなかったのです。

この時はまだ麻酔が効いていましたが、起き上がった瞬間はお腹の感覚にヒヤッとしました。

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※帝王切開はお腹の切り口から子宮をまるごと取りだして、体外で子宮を開いて子どもを取りだします。

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【出産レポ その2】 帝王切開 その1

2015年09月16日 17時02分44秒 | 出産・子育て関連
※出産レポその2が長すぎたので分割して2と3にします

入院する3日前の検診で、子宮口をグリグリやられてから「おしるし」のようなものが出続けていました。

私は高位破水で入院しましたが、もしかしたら「おしるし」だと思ったものが、どこかで「破水から来る羊水」に変わっていたのかもしれません。

「おしるし」だと思っていたものが実は最初から「破水」だった可能性すらあります。でも今となっては真実はわかりません。

入院となったのは日付が変わったばかりのある夜の事でした。

前日の昼から微弱陣痛のようなものが続いていたのですが、あまりにも「おしるし」の量が多かったので病院に電話したら「来てください」と言われ、そのまま入院になりました。

そして翌朝8時から無痛分娩の麻酔の投与を開始したのですが、そもそも微弱陣痛だったかもしれないのに麻酔の投与を開始したのが良かったのかどうかわかりません(子宮口4センチで医師が判断したので間違ってはいないのでしょうけど)。

麻酔を注入する管は背中につながれていて、痛みを感じたら自分でスイッチを押すと薬が追加される仕組みになっています。

このスイッチについて産婦人科医は「ある程度痛くなってから押して」と言い、麻酔科医は「痛みが強くなってから押すと効かなくなるから早めに押して」と言いました。

私はどちらかと言うと早めに押していました。これも、後で後悔することの一つとなりました。

とにかくなかなか子宮口が開かず、あっという間にまた夜が来ました。

夕方になったくらいから、私につながれている機械がピーピー鳴るようになりました。

このアラームは血圧が高くなっていることを示すものでした。

夜中に医師が来て、「子宮口が十分に開いていないし、血圧が高い。降圧剤を飲んでもらって、それでも血圧が下がらなければ子宮口が開くまで待てないので、帝王切開になる」と言いました。

私の血圧は妊娠中も特に高くはなかったので、なぜここにきて急に上がったのか不思議でした。

結局降圧剤は効かず、翌日になってもアラームは鳴りっぱなしのままでした。

体から流れ出る羊水は感染を起こしており、かなり濁ってきているとのことでした。

入院してから30時間後、帝王切開になることが決まりました。

大昔に盲腸の手術で失敗されて辛い思いをした私の母は、帝王切開に対してかなりネガティブになっていました。

この時点で私は、早く終わるならそれに越したことはないと思っていました。

帝王切開は外科手術の中でも簡単で早く終わる、とネットで見たことがあるからです。

無痛分娩を選択した私は、麻酔の投与開始時点から何も口にすることが許されませんでした。

入院したのが夜中だったので、最後に食事をしたのは2日前の夕食でした。

その上、帝王切開の可能性が出てきた前日の夜からは水分も摂ることを禁止されていて、かなり辛い状況にありました。

とにかく早く水が飲みたい!というのが私の願いでした。

帝王切開になることが確定したのは、入院してから36時間経った昼の12時のことで、手術は15時からになりました。

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※帝王切開はお腹の傷口から子宮をまるごと取りだして、体外で子宮を開いて子どもを取りだします。

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