春の日の花と輝く

中小企業で働く女性の日記です。
ぼんやり子づくり→治療開始→なんとか出産

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【出産レポ その9】 再手術!

2015年09月22日 16時11分55秒 | 出産・子育て関連
※後で加筆・修正の可能性がある記事です

・出産10日目(入院11日目)

食事が復活してから回復食(おかゆなど)が続いていましたが、この日の朝から普通食になりました。

そんな喜ばしい朝食の後で、スタッフから診察室に行くように言われました。

病棟の内診室の隣にある個室です。

ここに呼ばれた事は無かったので、何事かと緊張感が走りました。

医師から告げられたのは、一番悪い選択肢でした。

CTの結果をみたら、超音波では見えないお腹の奥の方に膿が広がっていた。

超音波で血豆のように見えていたのは表の方に出てきていた膿の一部だった。

帝王切開のときに洗浄が行きとどかなかった部分があり、残った膿が増殖してしまった。

患部が体の奥にあるので、針を刺して膿を抽出することはできない。

血圧が高いのも、体内の炎症反応が高いのも、発熱したのもこの膿のせいだと思われる。

だからもう一度お腹を開いて膿を洗浄する必要がある。

また、膿の一部が子宮にかかっているように見えるので、もしかしたら膿の原発は子宮の内部にあるかもしれない。

子宮を開いて中を診た結果、子宮の中から膿が出ているようなら、原因となっている子宮の一部を切り取らないといけないかもしれない。

今日の午後にも手術をするので家族を呼んでください。


私は話の内容を受け止めきれなくて、思ったよりも冷静でした。

この時私が質問をしたのは「どうしてももう一度お腹を切らなければいけませんか?」と言う事だけでした。

とりあえず夫と母にLINEで状況の説明をしました。

夫は仕事に行っていて連絡がつかず、母に来てもらいました。

医師から母に説明をしてもらって、手術の段取りを進めていくことになりました。

手術は夕方行うことに決まりました。

せっかく普通食に戻ったのに、また昼から絶食です。

昼過ぎに夫が今から会社を早退して病院に向かうと連絡してきました。

手術の開始時間には間に合いませんが、来てくれるなら安心します。

私は夫の到着を待たず、予定通り午後3時に手術室へ移動しました。

今度の手術は全身麻酔とのことでした。

麻酔の準備をしている間、急に不安になって泣きそうになりました。

もう一度開腹して今度こそ元気になるのか、子宮を切除しないといけなくなるのか、子宮の機能は残るのか…。

ずっと頭の隅っこに押しこんでいた不安が、一気に表に出てきました。

しかし、注入され始めた全身麻酔のおかげで、あっという間に意識が遠のきました。

目が覚めたときには、喉がガラガラになっていました。

喉からチューブで何か入れられていたようです。

部屋に戻ると、母と夫が待っていました。

私がベッドに戻されたときにはもう夜になっており、面会時間の終わりを知らせるアナウンスが流れました。

私の無事を確認した二人はあっという間に帰って行きました。

医師がベッドサイドにやってきて、説明を始めました。

子宮の中に膿はなかった。

体内はきれいに洗浄した。

腹腔内の膿の状況を診るために、お腹に3つ穴をあけてチューブを外に出してある。

膿がチューブから排出されるようになっているので、この膿が出てこなくなったらチューブを外す。


私のお腹からは1本の透明なチューブが出ていて、その先は四角いボトルにつながれていました。

残りの2本のチューブは短いもので、お腹にガーゼを当てて出てきた膿を吸わせているということでした。

私はこの状況が恐ろしくて身震いがしました。

ただ、子宮を切除しなかったことには安心しました。

またお腹を切ってしまったので腸閉塞が再発しないかどうかが不安でした。

今度は許可が出たらすぐに歩き回れるように、ベッドの上でもなるべく体を起こすようにしようと決意しました。

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