写真は、お遍路を始めて12日の朝、元気酵素風呂そばの三堰キャンプ場で迎えた早朝の1枚。
今思い出してて、高知を廻っている時間は特に気持ちよかった。晴天続きで秋空は心地よく、知ってる風景、知ってる音、知ってる匂い、知ってる日差しを感じながら、毎日走ってた。手元にある写真を見返しても、どの写真にも思い入れがある。
写真の三堰キャンプ場につくまでの11日目を思い起こすと、これまた大変だった。日暮れまじか17時ぎりぎりに37番寺岩本寺に着き、急いで参拝を済ませ、三堰キャンプ場に向かった。
途中の道路標識で、近くにキャンプができるような大きな公園がある事を知って、予定変更それだ!と走り回って探したが、無い!
もう日が暮れてしまって、1日走りつづけた疲労も限界。
地図のコピーを見直して、朝、このキャンプ場にしようと決めていた三堰キャンプ場に行くことにした。
ただ、少し道を戻る事になる。一応地図上では10kmに満たない程度だけど。。
暗闇の道路をひたすら1時間くらい走ったけど、なんにもキャンプ場の手がかりがない。
そうするうち、田舎では珍しい、この時間にまだやってるお店(酒屋さん)を見つけた。
夕食を買いつつ、お店のおばあちゃんに三堰キャンプ場の情報を聞く。
ありがたいことに、キャンプ場は存在してて、しかも、すぐそこだと言われた。
安堵感いっぱいで真っ暗闇を走りつづけた。
ただ、走っても走ってもなかなか見つからない。ひたすらに里山を上りつづけたら道が山道になり始めた。
少し人家があり、ガソリンスタンドがあった。そこでも三堰キャンプ場について聞いたら、すぐそこの温泉の隣にあるという話。
さて、また出た、すぐそこという情報。田舎でのすぐ近くってだいたい何キロくらいなんだろうか?
半ば諦めて、何も期待しないでゆるゆるとゆるーい坂道を上っていると、見つけた!小さい人家の中に酵素風呂の立て看板があり、進んで行くと原っぱに出た。どうやら三堰キャンプ場についたようだ。
安心と共に、身体の芯からさわやかな高揚感が持ち上がってくる。
やったーキャンプ場だ!!しかも温泉付きの!!
早くこの汗まみれの身体を何とかしてくれと、中にズカズカ入っていき、施設の人を探した。
しかし、残念な結果が待っていた。
三堰キャンプ場の隣の元気酵素風呂は土風呂で、堆肥で身体の老廃物を取り除く、療養的なお風呂だった。しかも19時過ぎ、もうお店はやってなくて、明日の準備がちょうど終わったところ、との事だった。
お風呂で汗を拭う事はできなかったが、その温泉の管理人の2人には色々お世話になり、酵素風呂も見せてもらったし、楽しい話も聞かしてもらった。
晩飯を一緒に街まで行って食べようようとお誘いを受けたが、疲れがピークに達していたので、もう眠たくて眠たくて、寝袋で寝たくて、断った。
今思い起こすと、無理にでも誘いに応じた方がもっと楽しかったんだろうなと思う。
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