papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

大相撲 09年 初場所 五日目

2009年01月15日 | 大相撲をテレビで観戦

五日目の一番は、今年初白星を上げた
日馬富士 vs 琴奨菊

五日目の日馬富士は先場所の安馬のように相手に突き刺さり、一呼吸つく前に琴奨菊を寄り切った。
館内は対戦前から「はるまっふじ はるまっふじ ・・・」の大声援で、
力水の後、勝ち残りで土俵下に座った日馬富士の表情は、まだ熱気が抜けないのか、感極まったのか、熱い目が印象的だった。

稽古熱心で、相撲の内容も常に真っ向勝負、身体は幕の内最軽量なのに大関を勝ち取った日馬富士。
安馬時代、上位を倒してインタビューを受けても、判を押したように
「一番一番、明日も頑張ります」としか言わない日馬富士。
応援し甲斐がある。

そんな判官びいき的な要素が多い日馬富士に対して、相撲ファンも好意的で土俵入りの時はいつも大きな拍手。No.1の魁皇の次くらいの人気だ。

今日の一番で明日からの相撲が面白くなりました。
残り10日で7勝以上を上げなければ大関昇進の場所で角番に落ちる事になる日馬富士。
その10日間の対戦相手に他の大関4人と横綱2人、そして把瑠都がいるから・・大丈夫か?

でも、先場所も大関昇進の危機的な立場に立たされた後、最終的には優勝決定戦までやってのけた日馬富士。
今場所も期待しています。

大相撲 09年 初場所 四日目

2009年01月15日 | 大相撲をテレビで観戦

四日目の一番は、
雅山 vs 朝青龍
取り組みとしてはほぼ一瞬で決まってしまったので、それほど面白い訳ではなかったけど。

雅山は図体の大きい力士だが、仕切りからの一連の動作がちょこまかとして、
注目して見ていると面白い。
塩をちょろっと取ってパラパラと足元に撒いて、
大きな身体に似合わない小さな歩幅で、パタパタと土俵に入っていく。
仕切り線前でのしこも淡白なもんだ。
腰の落とし方とか雅山特有の型はあるが。

対する朝青龍は力があふれんばかりの勢いで、
自陣のテリトリーを踏み慣らすように一連の仕切り動作を行う。
時間いっぱいになり、行事の軍配が返って、両者が向き合い仕切り線に手を落とすと、両者の姿が一変する。
こじんまりとしてた雅山は鎖を解き放たれた猛獣のように朝青龍に当たっていった。
朝青龍は下がり、土俵際まで押した雅山が勢いのまま土俵の外に出てしまい、
朝青龍は余裕を残して土俵の内側を伝って残った。
相撲ではよく見る光景。

雅山はここ何場所か見ているが、最近は迷いが無いような感じだ。
強く当たる時の方が、昨年前半、一昨年よりは多いと思う。

結果、朝青龍には負けはしたけど、内容的には良かったし、つめが甘かった。
朝青龍の力を大きく見すぎてたような感じがした。
もう少し視界を広げていれば、どうにか・・・といった感じだった。


日馬富士が大関のプレッシャーに悩まされて本領を発揮出来ない今、
あまりにも強いラスボスと、一昔前のラスボスを誰が破れるのか。
早くその相撲を見たい。

豪栄道、豊ノ島、安美錦あたりがやってくれると楽しいんだけど、
関脇の把瑠都や大関陣が倒すのは順当かなぁ と思います。

稀勢の里には必要以上に期待しない事にしてます。