五日目の一番は、今年初白星を上げた
日馬富士 vs 琴奨菊
五日目の日馬富士は先場所の安馬のように相手に突き刺さり、一呼吸つく前に琴奨菊を寄り切った。
館内は対戦前から「はるまっふじ はるまっふじ ・・・」の大声援で、
力水の後、勝ち残りで土俵下に座った日馬富士の表情は、まだ熱気が抜けないのか、感極まったのか、熱い目が印象的だった。
稽古熱心で、相撲の内容も常に真っ向勝負、身体は幕の内最軽量なのに大関を勝ち取った日馬富士。
安馬時代、上位を倒してインタビューを受けても、判を押したように
「一番一番、明日も頑張ります」としか言わない日馬富士。
応援し甲斐がある。
そんな判官びいき的な要素が多い日馬富士に対して、相撲ファンも好意的で土俵入りの時はいつも大きな拍手。No.1の魁皇の次くらいの人気だ。
今日の一番で明日からの相撲が面白くなりました。
残り10日で7勝以上を上げなければ大関昇進の場所で角番に落ちる事になる日馬富士。
その10日間の対戦相手に他の大関4人と横綱2人、そして把瑠都がいるから・・大丈夫か?
でも、先場所も大関昇進の危機的な立場に立たされた後、最終的には優勝決定戦までやってのけた日馬富士。
今場所も期待しています。