papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

お遍路を自転車で・・・30(15日目1)

2007年12月21日 | お遍路を自転車で・・・
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2006年の秋、自転車でお遍路四国八十八ヶ寺を廻った話の続き。

お遍路を始めて15日目、写真は御荘から宇和島の道中にある歩行者自転車専用トンネ
ル。

朝「ビジネスホテルプラザ御荘」で目覚め、手早く荷物を片付け、誰もいないロビーに別れを告げ、40番観自在寺に行く。観自在寺は、ホテルからほんの目と鼻の先にある。早朝、朝日を浴びながらお参りをする。早朝にお参りをするのも久しぶりなのですごく気分がいい。
続いて宇和島を目指した。
今日は、宇和島で安いホテルを予約してある。距離的には45kmくらいだから、そろそろ漕いでも4時間もあれば辿り着く距離。ゆっくりと走り始めた。
御荘の市街を出たら大きな公園があった。テントを貼れるような大きさ。昨夜、キャンプ場所探しを諦めず走ってたらここに辿り着けたはず。運を呼び込めなかった自分に憤慨。
さらに走る。時折、海も臨めて、素敵な風景の連続。

走り始めて1時間くらいのしたか、前方に急な上り坂と、山が立ちはだかった。その手前にある道脇の空き地で休憩しようとしばし休止。
空き地の木陰に、先客の歩きお遍路さんがいた。
「これはどうも」としばし雑談。
このお遍路さんはただ者ではなく、話を聞くごとに嘘だろ!と思うような内容ばかりだった。
彼は八戸(青森県)の人で、なんと新潟から歩いて来て四国に入ったとか。日本中をてくてく歩いてるらしく、リヤカーマンの本を読んで感銘を受けて、徒歩旅に目覚めたそうだ。「四国はお遍路があるせいか、人が温かいですね」「半年働いて半年旅に出る生活してます。1日多くても1000円で生活してますよ」と、からから笑いながら東北のなまりで話してくれた。
1日1000円って出来そうな金額だと思うだろうけど、意外と難しい。キャンプ場は300円くらいするから基本野宿か。飯はどうする?1食200円だと栄養が心配。自炊すれば大丈夫だろうけど、そんな器材を抱えて歩くにはもうリヤカー引っ張るしかない。
まあ、そんな素敵な旅人に出会って、話し込んで30分くらい経過、朝の貴重な時間が刻々と進んでいくのに危険を覚え、強引に話を終わらせ、旅をリスタートした。

旅人と別れて、山を上り始める。峠越えかと思ってたら、途中にトンネルがあった。自動車用と歩行者・自転車用に別れてる。素敵なトンネル。内海トンネルだと思う。誰もいない。田舎の公共施設は金が掛かってるけど利用者はいるのだろうか心配になる。田舎の集落をつなぐ重要なトンネルを造る事はいい、ただ、利用する人々を集められないのが、今、田舎の一番の問題だと思う。
トンネルをくぐり、休憩所で水を汲んでると、先ほどのお遍路さんがもうここまで上ってきた。
急いで再度別れを言い、自転車に乗った。

この辺りは本当に綺麗なところで、海も穏やかだし、道もなだらかで走りやすい、もちろん景色も素晴らしい。

観自在寺と昼の弁当を食べた辺りの風景

昼は、コンビニでお弁当を買い、コンビニの裏の田園風景を見ながら食べた。午後の稲を刈り終わった田園風景が綺麗だった。こんなお昼休みを東京で味わいたいな、と思った。
まだ昼過ぎ、もうすぐ宇和島だ。

徐々に人家が見え、住宅団地が見え、宇和島の市街に着いき、予約したホテルを探した。安いホテルだからか駅近くには無く、港ちかくにあった。荷物を預かって貰い宇和島探索に出かける。まだ15時程度だ。日は陰りはじめたが散策には十分、珍しく時間があった。

続きは>>お遍路を自転車で・・・31で。
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2 コメント

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Unknown (わが故郷)
2007-12-21 14:06:34
峠越えかと思ってたら、途中にトンネルがあった。自動車用と歩行者・自転車用に別れてる。素敵なトンネル。の写真あればしょうかいしていただけないでしょうか。その手前に嵐坂ポケットパークとか。リアス式海岸を歩いていたときにみえた風景など。撮影していたらよろしくお願いします。もう20年あまりも行っていない故郷がどう変っているのかをみたいのです。
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こんにちは わが故郷さん (けーじ)
2007-12-21 23:00:53
途中にあった素敵なトンネルが、上に載せてある白いトンネルの事です。文章が拙くてすいません。たぶん御荘に近い、内海トンネルだと思います。
嵐坂ポケットパークは通りましたよ。ちょうどバスが停まってきて、中高年の方が大勢で休憩してました。
この辺りの写真は少ないですけど、何枚かあるので、重そうなら宅ファイル便で多くりします。
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