papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

お遍路を自転車で・・・44(3日目1)

2008年02月07日 | お遍路を自転車で・・・
お遍路一覧(廻った順)ページはこちらから >>> ①徳島~高知編 ②高知~愛媛編

2006年の秋、自転車でお遍路四国八十八ヶ寺を廻った話の続き。

お遍路を始めて3日目、写真は12番焼山寺からの徳島の山間風景。このパノラマ風景を写真で表現することは難しすぎる・・・

朝起きて、テントを開けると外は寒かった。まだ10月だったが、山間部はさすがに寒い。
荷物を軽くまとめて、自転車を漕ぎ、12番焼山寺に参拝に出かけた。前日、キャンプ場の管理の人に、そのままにして出かける事は伝えていた。

まだ6時過ぎ、アームウォーマーを腕に着けて国道沿いを走った。途中変な看板を見つけたりして、コンビニで朝食を取った。と!肝心のお遍路グッズを忘れたことに気がついた。急いでキャンプ場まで取りに帰ったが、その往復で30分もロスした。

川沿いをひたすらペダルを漕いで先へ急ぎ、12番焼山寺の山道の入口に差し掛かった。焼山寺は「遍路ころがし」と言われる難所のお寺で、この山道には覚悟しないといけない。
山道に入ってからは、ひたすら自転車を突いて押した。車が上れるのだから、異常な角度の道は無いはずだが、「おいおい!」と突っ込みたくなるような異常な角度の山道がずっと続いた。何度も休憩を入れて上っているうちに8時を過ぎる。時間を追うごとに、ちょくちょく後ろから車や観光バス、バイクが抜いて行く。「よくバスが通れるなぁ」というくらいの道幅と角度なんだけど。
9時頃、焼山寺に到着。焼山寺下、山の頂上付近にある眺め抜群の広い駐車場に自転車を置き、参道を歩いて上った。
参道を歩いていると、参拝の終わったお遍路さん達から、「さっきの自転車の人?」「もう着いたんだ?」「ご苦労様。」と、声を掛けられた。ここまで来る山中で横を抜いていった人達だろう。自転車お遍路は比較的少ないので目立つのか、声を掛けたくなるような酷い姿で自転車を押していたのだろうか。
でも声を掛けられるとうれしいし、身体の疲労も吹っ飛ぶ。

12番焼山寺は素晴らしい。さすが遍路ころがし。規模も今まで見た八十八箇寺で最大だし、よくまぁ、こんな所に建てたなと思う。時間帯が良かったのか、お遍路さんも沢山いた。
参拝を済ませ、眺望を見下ろしながら休憩し、焼山寺を後にした。

焼山寺からキャンプ場までは1時間と掛からなかった。テントを片付けて荷物をまとめて管理人さんに挨拶をしてキャンプ場を離れた。
昨日とは別のルートで13番大日寺に向かった。長いこと走ったが、基本が下りだったので苦にはならなかった。
天気も素晴らしく、川沿いに、心地いい風景の連続の中を走った。午前中に秋の晴れ空の下で自然の風景の中を走っていると、幸せを感じる。
お昼過ぎてもお店をなかなか見つけられなかったが、13時過ぎにようやく見つけたコンビニでパンを買って食べた。
その後、少し走っていると13番大日寺が見えてきた。

左の写真は15番国分寺。



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