
この着物は私が20代の時に、夫の父が、私に買ってくださったものです。一度も袖に手を通したことはありませんでした。今素敵な着付けの先生に出会い、勉強しなおしているのですが、30年もタンスに入ったままだったなんて、、、。もったいない、恥ずかしい思いで、いっぱいです。やはりわたしのサイズに合わせて作って下さったので、言うまでもなくピッタリです。実は、こんな着物が、ほかにも数着あります。
この着物は”桐生おめし”だそうです。桐生は江戸時代の昔から機織りの盛んな歴史が続いてきました。
この十数年、世の中は、大変化し、車で移動し、海外に目が向き、着物を着なくなりました。そして桐生ののこぎり屋根は、空くようになり、芸術家が利用したり、アートホールになったり、パン屋さんになったり、、、。
でも古い歴史ある町には、まだまだ素晴らしい知識や文化が生きずいています。
もっともっと勉強して、今を楽しんで、今は亡き父や母を喜ばせたいと思います。