さて、アメンヘテプ三世の時代の考古学的資料はいわゆる粘土板を解読したアマルナ文書と呼ばれる。ここで栗原氏は相変らず謎の言葉を投げかけるのである。
「問題は新都アケトアテン建設の趣旨にあり、粘土板文章を隠れ蓑に秘匿が謀られたパピルスにあるのだ。それが第二次世界大戦中ユダヤ弾圧の意に通じたら、驚天動地の歴史は現在と未来を透かすことになり、、史上にはじめて平和という絵空事を達成する手がかりも得られる。それこそが本稿の真骨頂なのである。」
ここでいうパピルスはどこにあるのか、あるいはなにが書かれているのか・・・、それがわかればユダヤ弾圧の原因も、世界平和の道筋もわかると栗原氏は述べている。その解明が本稿、つまりこの連載の本質なのだという。もちろん、現時点で私にはまったくわからない。ただ、たぶんだが、この一神教が葬り去られる時期とユダヤ教でいう出エジプトの時期が一致するとしたら、一神教の趣旨、目的を承知し後にユダヤ教を作り出す大元がこのアケトアテンの研究で明らかになるのである。
さて、橘である。栗原さんはアンクを意味すると述べた。では、橘こそ一神教だったのだろうか。古代史を学んでいると失われたイスラエル10部族に関連させることが多く、それがロマンでもあり、楽しいことは楽しいが、その時点で研究が止まってしまうのも事実なのである。
以前の考察のように、橘のマークとアンクの紋章は確かに似ている。アケトアテンで一神教を創設し、その後その本義を理解する神官たちがはるばる日本までやってきて、橘マークを目印に古代日本で理想の一神教=天皇制を作り出したとでも言うのだろうか。
なんともはや・・・・、現時点で私は何の結論も持ち合わせていない。ただ、橘の家紋ひとつでエジプトの古代世界までたどらなければならないとすると、歴史研究も楽じゃないと思うのみである。
「問題は新都アケトアテン建設の趣旨にあり、粘土板文章を隠れ蓑に秘匿が謀られたパピルスにあるのだ。それが第二次世界大戦中ユダヤ弾圧の意に通じたら、驚天動地の歴史は現在と未来を透かすことになり、、史上にはじめて平和という絵空事を達成する手がかりも得られる。それこそが本稿の真骨頂なのである。」
ここでいうパピルスはどこにあるのか、あるいはなにが書かれているのか・・・、それがわかればユダヤ弾圧の原因も、世界平和の道筋もわかると栗原氏は述べている。その解明が本稿、つまりこの連載の本質なのだという。もちろん、現時点で私にはまったくわからない。ただ、たぶんだが、この一神教が葬り去られる時期とユダヤ教でいう出エジプトの時期が一致するとしたら、一神教の趣旨、目的を承知し後にユダヤ教を作り出す大元がこのアケトアテンの研究で明らかになるのである。
さて、橘である。栗原さんはアンクを意味すると述べた。では、橘こそ一神教だったのだろうか。古代史を学んでいると失われたイスラエル10部族に関連させることが多く、それがロマンでもあり、楽しいことは楽しいが、その時点で研究が止まってしまうのも事実なのである。
以前の考察のように、橘のマークとアンクの紋章は確かに似ている。アケトアテンで一神教を創設し、その後その本義を理解する神官たちがはるばる日本までやってきて、橘マークを目印に古代日本で理想の一神教=天皇制を作り出したとでも言うのだろうか。
なんともはや・・・・、現時点で私は何の結論も持ち合わせていない。ただ、橘の家紋ひとつでエジプトの古代世界までたどらなければならないとすると、歴史研究も楽じゃないと思うのみである。