さあ、この小説も第三回目、全然反響がないのでもう止めたいのだけど、途中打ち切りもみっともないし・・・・・、よくよく読んでいただければ奥の深ーいお話なんだけどね。まあ、いいや、わかる人だけわかる小説、味わってください。
「ところでマヨ博士?そのアークの聖櫃が日本に来たのはいつごろの事なんですか?」
友子嬢は車を運転しながら尋ねた。しばらく考え込んでからマヨ博士は答えた。
「私にもわからんが、古代にアッシリアとユダ王国が戦い、エルサレムが包囲された事があるんじゃが、それがだいたい紀元前700年ごろなんだ。だから、危ないと見た神官たちがあわてて船に積み込み、避難したんではないか。そうすると、日本へ着いたのが皇紀元年、つまり紀元前660年ごろかな?つじつまはあうじゃろ。」
「じゃあ、そのアークの聖櫃が日本に着いたのが神武即位の年だってこと?」
「まあ、そうあせるなよ。たぶんじゃが、日本書紀や古事記を編集した役人どもは旧約聖書を熟知しててな、自分達だけがわかるように暗号として記録したんじゃないかな?なんと言っても神武天皇が実在するとは私は思っとらんでな。」
「じゃあ、アークの聖櫃を持ち込んだ人たちは日本の支配者にはならなかったの?」
「そうじゃ。彼等はアークを隠すために日本に来たのであって、隠した後は日本中に散らばり、草となって本体のユダヤ王がやってくるのを待ったのだろう。」
「で、ユダヤ王は来たの?」、「いやー、来てないんじゃないのか?っていうか、逆にそれを追ってきたスキタイ王子がやってきて、日本を支配したんじゃな。」
「えー?それって誰のこと?」、「うーん、私の考えでは応神天皇なんじゃが、それ以前にもいわゆるスキタイ族はようけ来ておってな、しかし、彼こそ正真正銘のスキタイ王家のお種と、そしてエジプト王女を母に持つ、そりゃ世界最高峰のお種だでいかんわ。」、「ちょっと、それって名古屋弁だがね。」
「おっと、つい地がでてもうた。悪い悪い・・・・。」
「まあ、そんなことは良い。それから日本が成立するまでにいろいろあって、支配者の座を追われたりして、遂にアークの聖櫃の事は忘れられてしもうたんじゃな。」、「へえー、じゃあどうして今そんな事を言い出したの?」
「それじゃがな。以前な、私は天皇のところへロックフェラーが尋ねてきたと書いただろ?」、「ええ、確か天皇にどうしても面会したいと・・・・」
「それなんだが、実は、ロックフェラーは破産寸前だったんじゃ。」、「ええ、マヨ博士は前にそんなこと書いてますね。」、「それがじゃ、実は何十兆円を用立ててもらう代わりにあるものを差し出したんじゃ。」、「えー?何十兆円と引き替えになにを?」、「パピルスじゃよ」、「えーっ!パピルスってか?」
「そうじゃ、フセインから奪ったんじゃ。」、「すごい、すごすぎる・・・・」
つづく
「ところでマヨ博士?そのアークの聖櫃が日本に来たのはいつごろの事なんですか?」
友子嬢は車を運転しながら尋ねた。しばらく考え込んでからマヨ博士は答えた。
「私にもわからんが、古代にアッシリアとユダ王国が戦い、エルサレムが包囲された事があるんじゃが、それがだいたい紀元前700年ごろなんだ。だから、危ないと見た神官たちがあわてて船に積み込み、避難したんではないか。そうすると、日本へ着いたのが皇紀元年、つまり紀元前660年ごろかな?つじつまはあうじゃろ。」
「じゃあ、そのアークの聖櫃が日本に着いたのが神武即位の年だってこと?」
「まあ、そうあせるなよ。たぶんじゃが、日本書紀や古事記を編集した役人どもは旧約聖書を熟知しててな、自分達だけがわかるように暗号として記録したんじゃないかな?なんと言っても神武天皇が実在するとは私は思っとらんでな。」
「じゃあ、アークの聖櫃を持ち込んだ人たちは日本の支配者にはならなかったの?」
「そうじゃ。彼等はアークを隠すために日本に来たのであって、隠した後は日本中に散らばり、草となって本体のユダヤ王がやってくるのを待ったのだろう。」
「で、ユダヤ王は来たの?」、「いやー、来てないんじゃないのか?っていうか、逆にそれを追ってきたスキタイ王子がやってきて、日本を支配したんじゃな。」
「えー?それって誰のこと?」、「うーん、私の考えでは応神天皇なんじゃが、それ以前にもいわゆるスキタイ族はようけ来ておってな、しかし、彼こそ正真正銘のスキタイ王家のお種と、そしてエジプト王女を母に持つ、そりゃ世界最高峰のお種だでいかんわ。」、「ちょっと、それって名古屋弁だがね。」
「おっと、つい地がでてもうた。悪い悪い・・・・。」
「まあ、そんなことは良い。それから日本が成立するまでにいろいろあって、支配者の座を追われたりして、遂にアークの聖櫃の事は忘れられてしもうたんじゃな。」、「へえー、じゃあどうして今そんな事を言い出したの?」
「それじゃがな。以前な、私は天皇のところへロックフェラーが尋ねてきたと書いただろ?」、「ええ、確か天皇にどうしても面会したいと・・・・」
「それなんだが、実は、ロックフェラーは破産寸前だったんじゃ。」、「ええ、マヨ博士は前にそんなこと書いてますね。」、「それがじゃ、実は何十兆円を用立ててもらう代わりにあるものを差し出したんじゃ。」、「えー?何十兆円と引き替えになにを?」、「パピルスじゃよ」、「えーっ!パピルスってか?」
「そうじゃ、フセインから奪ったんじゃ。」、「すごい、すごすぎる・・・・」
つづく