マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

マヨ博士の伝奇考「アーク編」の7

2010年04月27日 06時08分48秒 | 小説
「やっぱしうまいなー、マヨカフェのコーヒーは・・・、さすがだな、このブラジルの苦味、マンデリンの酸味・・・上手いでいかんわ。」。「あら、博士、てまえ味噌?」、「当たり前だろうが、自分でほめなきゃ、誰がほめる?」
「はいはい、おいしいですよ。で、日本は資源がいっぱい埋まっているという話の続きですよね。」
「そうそう、そこからじゃな。だから、日本は本来もっと採掘すればいいのに、政府は金が出そうなところを全部国立公園にしたり、国定公園にしてしまったんじゃ。」
「それってどうして?」、「たぶんじゃが、そこに聖櫃が隠してあると考えたのかな・・・?」、「だって、埋まってるところを知っていたら別に全部保護する必要はないじゃん。」、「いやいや、本当は場所がわからないということかもしれんじゃろ。」、「あっ、そうかそれもありか・・・」
「つまり、日本の中にそれを探している部族と、隠している部族が水面下で戦っていたんじゃな。まあ、詳しい分析は今後の課題じゃが、ひとつはっきりしている事がある。」、「それって、なに?」
「つまり、西武の堤氏は長野オリンピックのときずいぶん長野県の土地を買占め、怪しげな行動をしていたじゃろ。」、「そういえば、長野の松代には天皇家のための大規模な防空壕があるって話もあるし、何かと怪しいわね・・・」
「だから、私が考えたのは堤はこっそりと聖櫃を探していて、それを阻止しようとした勢力が堤を失脚させたんじゃないのかな。結果、彼はすべてを失ってしまったんじゃが。堤家はもともと皇室にうまく取り入り、皇族の財産を預かっていたのだぞ、どうして急に失脚したのかな?」、「そういえば、そうね。」

「ところで最近JR東海がリニア新幹線の計画を発表したわな、どうだ?偶然と思うか?」、「どうなの、そのルートに何かがあるの?」、「さあ、ルートが完璧に決まっているのかまでは私は知らんが、何がしかのヒントがあり、最終的には国土のレントゲン撮影をしないとわからんじゃないのか?」、「レントゲンですか?」
「そうじゃよ、東京から長野県にかけてレントゲンで調べればピンポイントで位置がわかる。つまり、そこを掘れば聖櫃があるんじゃろ。ただし、浅間山の火山があったりしてなかなか難しいんじゃよ。」
「で、どうやって調べるの?」
「そこじゃよ、昨日どうしてJ-PARCを見学したと思う?」
「えー?まさか・・・・」
「もちろん確信はないがな、私はそれが地球のレントゲンを取るためじゃないのかと疑ったんじゃよ。もちろん、金鉱を探したり、いろんな資源を探すのも目的なのかもしれんが・・・・」
「じゃあ、天皇家がそれをやろうとしてるの?」
「そうとは限らんぞ、逆かもしれんだろ?」
「だから・・・それをおしえてちょ」
「ははは、そうはいかんて、実は私にもわからんのだよ。」
「なんだー、つまんない・・・・。ところでさあ、パピルスを天皇が手に入れたわけでしょ。結局どうなるのよ?」
「うっ!厳しい質問じゃな・・・・」
マヨ博士は急にタバコに火をつけた。灰皿には火をつけたタバコがあるにもかかわらず・・・。
「なあ、友子君、今日は疲れたから、また明日にしようじゃないか。それじゃあな。」といって外へ出て行ってしまった。
「ねえ、マヨ博士、つづきはあしたよ・・・」
「おお、わかったよ。」、「まったく、都合が悪くなるとすぐ逃げ出すんだから・・・・」

つづく