かつて我が師匠と仰いだ鬼塚氏がメジャーデビューを果たし、なんとテレビに登場したのだそうだ。ビックリしました。あいにく私は録画していた007の映画を見ていたので、まったく気が付かなかった。「たかじん」はもう何ヶ月も見ていない。本当にくだらない番組になったものである。そんな番組に出るとは、やや情けないことだ。
「トヨタの消える日」の騒動以来、彼とは音信不通で、今回何が起こったのかはわからないが、彼を取り巻く環境が激変したのだろう。まずはおめでとうと言っておきましょう。
ということで、007の最新作「慰めの報酬」を見たのである。実に興味深い映画だった。舞台はボリビアで、そこの反政府クーデターを支援する怪しげなグリーン氏は反政府軍への金融支援の見返りに、水利権の60%を渡す契約を反政府軍の将軍に迫る。007は娯楽大作ではあるが、やはり現実のスパイ活動を参考に書かれていることは言うまでもない。まったくの架空の物語ではないのだ。映画を楽しむのではなく、そこに出てくる近未来兵器や活動舞台はすべて現実に起きていることに極めて近似しているのであり、それを見せていただくのだ。ただ、現実はそれほどかっこよくないだけである。
ボリビアにダムを作り水源をせきとめ、意図的に水不足を演出する。そして水利権を握ったものが国民に高額な水を売りつけようと考えたのである。
これらを見ると、国家の持つ権利とは、今の水利権、鉱物発掘権、民衆への徴税権、漁業権、砂利採掘権、森林伐採権、紙幣発行権・・・・、たくさんあるのだ。それらを持っている者たちが支配者である。
日本を支配した人たちはそれらを分配することで、別に国家を運営しなくても遊んで暮らせる仕組みを作ったのである。普通の国民はそんなこと意識しないよね。でもみんなが気が付かないだけなのだ。
権力の仕組みとは、それらの見えない権利そのものなのである。007は何も知らない民衆に、国家とは何なのかをこっそり教えてくれているのだ。わかる人にだけわかるように。
「トヨタの消える日」の騒動以来、彼とは音信不通で、今回何が起こったのかはわからないが、彼を取り巻く環境が激変したのだろう。まずはおめでとうと言っておきましょう。
ということで、007の最新作「慰めの報酬」を見たのである。実に興味深い映画だった。舞台はボリビアで、そこの反政府クーデターを支援する怪しげなグリーン氏は反政府軍への金融支援の見返りに、水利権の60%を渡す契約を反政府軍の将軍に迫る。007は娯楽大作ではあるが、やはり現実のスパイ活動を参考に書かれていることは言うまでもない。まったくの架空の物語ではないのだ。映画を楽しむのではなく、そこに出てくる近未来兵器や活動舞台はすべて現実に起きていることに極めて近似しているのであり、それを見せていただくのだ。ただ、現実はそれほどかっこよくないだけである。
ボリビアにダムを作り水源をせきとめ、意図的に水不足を演出する。そして水利権を握ったものが国民に高額な水を売りつけようと考えたのである。
これらを見ると、国家の持つ権利とは、今の水利権、鉱物発掘権、民衆への徴税権、漁業権、砂利採掘権、森林伐採権、紙幣発行権・・・・、たくさんあるのだ。それらを持っている者たちが支配者である。
日本を支配した人たちはそれらを分配することで、別に国家を運営しなくても遊んで暮らせる仕組みを作ったのである。普通の国民はそんなこと意識しないよね。でもみんなが気が付かないだけなのだ。
権力の仕組みとは、それらの見えない権利そのものなのである。007は何も知らない民衆に、国家とは何なのかをこっそり教えてくれているのだ。わかる人にだけわかるように。