子育て支援センターひろば「ぱんじーるーむ」

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本の紹介~「言葉ひとつで子どもは変わる!」(PHP研究所)

2011年11月28日 09時41分49秒 | 子育て
おはようございます。

インターネットでニュースを見ていたら、下記の時事通信の記事がありました。参考までに貼っておきます。

《引用開始》
非行少年の声「子育てヒントに」=ベテラン指導官が体験つづる―福岡

2011年11月28日(月)06:03
 
非行に走る少年少女と15年にわたり向き合ってきた福岡県警少年育成指導官の安永智美さん(48)が今週、自身の体験をつづった「言葉ひとつで子どもは変わる!」(PHP研究所)を出版する。安永さんは「最初から悪い子なんていない。子育てのヒントになれば」と話す。

 1984年に県警警察官となった安永さん。青少年育成に興味を持ち、2人の息子の育児を機に、「非行に走らないように子どもたちを守りたい」との思いを強めた。96年に少年育成指導官へ転身。薬物や暴力、いじめなど問題を抱える子どもたちの立ち直りを支援してきた。その数は約1000人に及ぶという。

 子どもたちと体当たりでぶつかる中で「問題行動には必ず理由がある」と感じ、講演でその思いを伝えてきた。参加した母親らから「講演での話を形にしてほしい」「手元に置いて生かしたい」などの声が上がり、本の出版につながった。

 本では、薬物中毒や自傷行為、動物虐待などに走った子どもたちの事例を紹介。出会いから更生まで、特に更生のきっかけとなった出来事を中心に、子どもたちの心の叫びに安永さんがどう応えたかを記した。親の過剰な期待や暴力などについても触れた。

 「水をやらないと枯れるが、与えすぎれば根腐れする」。安永さんは子育てを植物の水やりに例える。「勝手に子どもが悪くなるわけではない。愛情のかけ方を間違えないで」と力を込めた。 
《引用終了》

書評も引用します。
《引用開始》
言葉ひとつで子どもは変わる!
著者 安永智美著 《北九州少年サポートセンター 少年育成指導官》
税込価格 1,260円(本体価格1,200円)
内容 不登校、暴力、万引き、レイプ、薬物依存などの非行少年少女に正面から向き合い、更生に尽力する少年育成官の子育てアドバイス。

解説..暴力、レイプ、万引き、薬物乱用、いじめ……少年少女の非行の問題はいまだ根深いものがあります。更生への取り組みが成果をあげにくいなか、福岡県警が行なっている取り組みが注目を集めています。

 北九州少年サポートセンターは教育、警察、医療など組織の垣根を越えて連携しながら様々な少年問題に対応しています。著者安永智美さんはここで少年育成指導官という立場で、少年たちに向き合っています。

 安永さんは子どもたちからレッド隊長の愛称で呼ばれ、彼らの心に寄り添っています。そんな安永さんは、何人もの少年たちの心の底を覗いてみれば、「生まれついてのワル」はひとりもいないことに気づきました。

 ではいったい何が少年たちを非行に走らせたのでしょうか――。

 子どもを闇に駆り立ててしまった親の言葉とは何だったのでしょう?

 我が子を救った親のひと言とはどんなものだったのでしょう?

 親が気持ちを込めた言葉ひとつで子どもはいかようにも変わるのです。

 本書では子どもに伝わるひと言、子どもの心に届く言葉について、安永さんの指導体験をもとに考えながら、子どもたちを犯罪の加害者にも被害者にもしない教育のあり方を探ってまいります。

 凄絶な少年非行の現場で、子どもたちに向き合い、話を聞き、声を掛ける。その地道な活動の中で培った子どもへの接し方は、子育て中の親御さんたちにたくさんのヒントを提供し、大きな励ましになるでしょう。
《引用終了》

非行の芽は、乳幼児~子ども時代の親の接し方で芽生えるのかもしれません。