パエ-リャ

木製カトラリ-

遠隔プリンタ-の設定

2015-11-14 11:29:00 | Weblog

鹿児島に設定済み(と思っていた)プリンタを設置して、遠隔運用試験の段階まで進んで、驚くべき事が解った。出来なかったからだ。

その事により、

1. 今までプリンタ-の遠隔操作について理解できたと思っていたことが、実は理解できていなかったかも知れない

2. 今まで、当初の目的であったグ-グルドライブのファイルを、ボルネオでパソコンを操作して鹿児島のプリンタ-で印刷するシミュレ-ションに成功したと思っていたが、それすら勘違いだったかも知れない

と思い始めている。

設定済みのプリンタはインタ-ネット経由で、世界中のどこからでも操作できる、それが自分の希望でもあったし、グ-グルのマニュアルにもその様な趣旨の表現が見られるし、更に「プリンタの共有」との語句も出て来るので、当然ユ-ザ-の立場としては、そう思ってしまう。

ところが、実際には思ったようには出来ない事が解ったので、メ-カ-に電話相談してみた結果、驚くべきことが分かった。

このプリンタ-(だけでなく、同じメ-カ-の他のすべてのプリンタも含めて)は無線操作される場合には、一度に一つの無線ル-タ-のSSIDしか登録・認識出来ないので、操作側のパソコンが全く同じSSIDを共有していないと、操作は出来ない、との衝撃的な内容だった

これを具体的な運用場面に照らし合わせて説明すると、以下のようになる。

(細かいセキュリティ-上の設定内容は別にして)

プリンタをポケットWIFIで使えるように設定する。(つまり、Bluettoth や NFC などの直接無線通信でなく、無線ル-タ-経由での印刷が出来るようにする。この場合、内部的にはポケットWIFIのSSIDがプリンタによって認識されている事を意味する)その結果、ポケットWIFIとプリンタの物理的な距離が10m程度であれば、その設定に使われたノ-トパソコンからの印刷命令はプリンタ-により受け入れられて、印刷が可能になる。

但し、そのノ-トパソコンが同じポケットWIFIのSSIDを共有している時だけ、印刷が可能であって、そのノ-トパソコンが別のル-タ-をインタ-ネットの接続先として選ぶと、印刷どころか、そのプリンタの操作が一切出来なくなる。

現在、鹿児島に置いてあるプリンタは東京の自室で設定して、その自室ではインタ-ネットの接続先として、ポケットWIFIか、或いは普段家族が使っている(別の)家庭用の無線LANル-タ-のどちらでも選択可能な状態だったので、鹿児島で使う訳だから、プリンタの無線LAN接続設定は勿論、ポケットWIFIと行った。その時に、ノ-トパソコンがどちらに接続されていたかは記憶にない。

然し、発見した事実は厳然として:

1. パソコンが同じポケットWIFIと接続されているときは、何も問題なくプリンタが使える。具体的に何を行ったかと言うと、プリンタメ-カ-のおまけメニュ-を使ってスキャンを行った。

2. ところが、パソコンの接続先を家庭用無線LANに切り替えると、途端にプリンタが使えなくなる(つまり、インタ-ネットを通じたプリンタの遠隔操作が出来ない)

なので、この意味ではプリンタメ-カ-の電話相談室のお姉さんが言ったことは正しい。(但し、ここに大きな落とし穴があると思う、今にしてみればプリンタメ-カ-のおまけメニュ-を使うことが問題だろう

そのため、解決策を考えてみた。

近くにある、同じSSIDを共有するパソコンが必要なら、近所の人に頼んで、鹿児島のポケットWIFIでも、その人のパソコンでインタ-ネットが出来るように設定してもらって、遠隔地の私から、その人にメ-ルの添付で画像などを送り、その人に印刷を頼む。この場合、印刷は出来る。

同様に、鹿児島の両親が手書きしたメッセ-ジもスキャンは出来るわけだが、その内容を遠隔地の私に転送する必要があるのと、内容が漏れてしまう欠点がある。いずれにせよ、他人のパソコン経由なので、全然望ましくない。

次に考えたのは、鹿児島のスティックパソコンを遠隔操作して、そのパソコンから印刷命令を出す事で、電話相談室のお姉さんに言ったら「その場合、動作保証は出来ません」と言われたが、メ-カ-の立場としては当然だろう。

然し、こちらも必死なので、やってみたらあっけなく出来た。東京と鹿児島は約7kmほど離れているが、実際に印刷命令を出して、結果を車で見に行って、想定通りだったことを確認した時には、矢張り感激した。

となると、何かがおかしい。電話相談室のお姉さんが私のやりたいことを誤解したか、或いは私が電話相談室のお姉さんの言ったことを誤解したか、或いは、その両方が同時に起きてしまったかだ。なので、根掘り葉掘りは続く。