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コタキナバル バスやタクシ-での移動の仕方

2015-12-24 18:05:20 | Weblog

タクシ-は高いし、面白みもないが、空港から市内に移動する時には使うべきだろう。30リンギットで、空港内のタクシ-切符売り場で支払って、その支払い伝票みたいのをタクシ-のドライバ-に見せるだけで構わない。

逆に市内から空港までも30リンギットだし、普通の日本での乗り方と変わらない。ここでは、市内から空港行の専用バスを使う方法を記述して置く。誰かを空港に迎えに行く時などに便利だ。以下の地図に場所を示してある。

実際のバス停の画像が以下だ。 

LCC専用の第二タ-ミナルは別の処にあるし、ここに来るバスは、そこには行かないので注意が必要。時刻表は以下の画像に出ている。

いずれにせよ、一旦、コタキナバルの何処かに落ち着けば、市街地内部でタクシ-を使う場面は、とんでもないスコ-ルに出くわした時くらいだろう。

以下はバスの乗り方の記述になる。コタキナバルでは2種類のバスと2種類のタクシ-がある。市内バスと中・長距離バス、市内・市街タクシ-と長距離タクシ-だ。

以下の画像がそれぞれの乗り場を示している。

1. 市内バス

市内バスは2015年現在、マリ-ナコ-トとプロムナ-ドホテルの前が始点・終点になっている。バスには大抵、行先が車体に大きく書かれていて、右端は「Wawasanタ-ミナル」となっているが、これは、以前始点・終点がワワサンスクエアの前だった名残で、無視して構わない。

バス駅の並びには路線図が表示されていて、路線番号は車体にも書かれているので、間違えることはない。同じ路線番号を持つバスが、複数留まっている場合も多い。それだけ利用者が多いという事なのだろう。

行先の表示板とかが立てられている訳ではなく、すべての情報が車体に書かれている。

バスは大きかったり、マイクロバスだったりするし、時刻表はないので、定時運行はしない。人が十分に乗ったと運転手が判断すれば走り始める。それまでは、運転手は外で休んでいる。

出かけた先の戻りの停留所では、近づいてくるバスの正面しか見えないので、何処行きのバスか心配になるが、同じ停留所に行先の異なるバスが来ることはないので安心して乗れる。

バス停には基本的に屋根とベンチがついていて、往路と復路のバス停はほとんど完全に道路を挟んで正対しているので、帰りのためのバス停の場所が分からないと言う事はない。

 

運賃は市内バスの場合、距離によって異なるが、おおむね2,3リンギット以内なので小銭を用意する必要がある。運賃は降りる時に運転手に払う。

覚えておかなくてはならないのが、似たような距離でも、路線図(しっかりした路線図はバスの始発駅にも設置されているし、ウエブでも見ることが出来る)にない場所は、中・長距離バスの場所から出ると思わなければならない事だ。

例えば、先日、市内バスで行った博物館と、似たような距離の所にあるマレ-シア大学には中距離バスで行くしかないので、乗降場所が完全に異なってしまう。

市内バスは日本的に見た場合、内部が壊れているものがほとんどで、

走行中も乗降用のドアは開いたまま走る。また、大音量の音楽がかかっている場合も多い。冷房はない。

市内バスのル-トの途中で降りる時にはブザ-があれば、それを使うし、なければ車の内壁を手で数回たたくと止まってくれる。

マイクロバスなどの場合、椅子が全部埋まったような状態で出発するので、全員が同じ行先に行くのではと、思ってしまうが、途中で降りる人もいるので、その場合は座席を入れ替わったりして、降りる人を通すことになる。

2. 中・長距離バス

バス駅の場所は市内の山の手通り(ツンクアブドルラ-マン通り)沿いで、おおむねシャングリラホテルの直近の非常に大きなロ-タリ-の辺りから北方向にバスが沢山止まっている。長距離タクシ-の乗り場も同じところだ。長距離タクシ-とは、簡単に言えば乗り合いタクシ-のことで、1台を一人で頼んだらとても高いものになってしまう。

乗り場の範囲には柱に行き先を表示したものが幾つも立っていて、そこに行く車はその周辺になんとなく集まっている。以下の画像が理解を助けると思う。

例えば、ケニンガウ行きのバスはこの辺から出ますよ、と思えばよい訳できっちりとはしてないけれど、役には立つ合理性は十分にある。

時刻表は部分的なのは表示されているが、しっかりとした体系的な時刻表は見当たらない。

車体に書かれた行先表示としては以下の画像が参考になるだろう。

 

 

中距離バスはともかく、長距離バスは 小奇麗で空調もしっかりと整備されている。料金は市内バスと同じで、距離によって違い、同乗の助手に払うことになる。長距離バスは始点、終点の近辺では数か所で停車して乗客を拾う場合がある。そのためのバス停もどきも存在するように見受けられた。

コカキナバルのこの場所では、恐らく複数のバス会社が運航しているものと思われる。その一つが以下で:

http://www.salambumimas.com/

実際の乗り場では、このバス会社が行かない、例えば Keningau とか Kalabakan, Kudat, Kota Belup, Menunbok, Papar, Kota Marudu, Pitas, Kanibongan, Paitan, Simpang 等の行先も現場で確認出来るからだ。

で、実際にバスに乗るかどうかの判断の問題もある。ガイドブックを横目で見て、市内バスで行きそうな所は博物館しか思い浮かばない。行っては見たけど、大した博物館ではないので、後、普通のツ-リストが行きそうな所は動物園位のものだろう。

なので、中・長距離バスを使う可能性のほうが遥かに大きいと思う。その代表的な目的地が以下の画像になるだろう。

キナバル公園は魅力的な場所だと言える。2月にキナバル山に登った時の出発点でもあるし、コタキナバルの外で、2時間程度で行けるので、所詮は小さな街でしかないコタキナバルを離れて、行きたい場所の一つだと思う。

旅行会社のツア-バスでも行けるが、とても高いし、タクシ-も高い。バスなら気楽に行けますよと、この画像は訴えていると思う。恐らく、片道20リンギット位だと想像できる。メヌンボックからの3時間が30リンギットだったからだ。

コタキナバルから一番遠いボルネオ北部の町は太平洋側のTawauで、バスでは片道10時間になる。同じく太平洋側のサンダカンが片道6時間くらいにはなると思う。どちらも通常なら飛んでしまうが、片道6時間くらいなら、行きは飛行機で、帰りはバスという選択もあると思う。

周りの様子を見ながら知らない町に行くのはうれしい事だからだ。