日本でドライブしていると、なにがしかの動物に出会う確率が高い。野兎や、鹿、サルなどはよく見かける。
所が、ボルネオでは日中しか走らないせいもあると思うが、既に4千キロも走ったのに、唯一目撃したのはゴマントンの洞窟に行く途中に道路わきに出てきたサル1頭だけだ。それでは、ジャングルを歩けば、何か動物に出くわすだろうと、普通は思うが、蛇も見かけなければ、鳥も見てない。小さなトカゲを時々見かけるだけだ。蚊もいない。
絶対に、日中はどこかに隠れていると思う。ボルネオでは犬が放し飼いなので、道路わきに犬の死骸が沢山見える。でも、恐らく野生動物のものは少ないと思われる。私の直感的な見解は、ボルネオの野生動物は、道路の近くにはいないのだと思う。
放し飼いの犬など、迷惑な話だし、なので、犬の死骸に交じって野生動物の死骸はないと思う。犬は夜間でも放し飼いなので。だから、野生動物が出るとすれば犬のいる集落を外れた所に出そうだが、そのような場所には動物の死骸はない。
結局、日本みたいに道路のすぐそばに住まなくても、後背地が何百キロの幅で、あるわけで、動物も道路を避けていると思われる。
なので、ボルネオ本島よりも、むしろコタキナバルの近場の観光地のサピ島とかで、オオトカゲや、イノシシ、サルを見かけて、「オ-、」とか思うのが今までのボルネオの野生動物との唯一の遭遇になってしまっている。
ほとんど、大部分が手つかずの熱帯雨林なのに、不思議でたまらない。確かに、大規模な油ヤシのプランテ-ションは存在するので、そこには野生動物は住んでないと思うが、手つかずの場所もまだまだ多い。だから、小動物が見えても不思議ではないと思うのに、なにも見かけない。
例えば、昨日、ほぼ偶然に立ち寄った、コタキナバル市内の湿性公園は、市内にも関わらず、見渡す限りのマングロ-ブの林でも、生物は虫以外は見かけなかった。魚もカエルも、なにもいなかった。
今夜、宿泊することになっている Weston Wetland と言う、川沿いの野生動物保護区では、カワウソやその他の動物に出会える可能性があるらしいので、多少は期待している。それと、何とかと言う、サルは普通に見えるらしいので。確か、鼻の大きなサル、それと晴れればホタルが夜で、早朝クル-ズでワニとか。。。
カワウソも見たし、サルも見た、水トカゲも見た、鳥も見た、素晴らしかった!でも、ワニは見なかった。。。