私の人柄の良さもあるのかも知れないが、ホテルに蟄居とは実際にはならなかった。
ホテルのGMに事の顛末を話したせいかもしれないが、入管のボスと部下二人がホテルに午後、尋ねてきて、自分たちが一緒なら市内観光も出来るというので、
海鮮料理に誘ってみた。市内で一番高い店に連れて行って欲しいと頼んで、それでも4人で7千円位なので、独り侘しくホテルのディナ-は避けられたのが、とてもうれしい。
で、その後カラオケに行ったりして、次の日も、再び市内観光に連れて行ってくれたので、然も車付きで、ホテルに缶詰になったとの認識は一切ない。
でも、パスポ-トにはタラカンのイミグレのスタンプは一切ない、それどころか、途中マレ-シアから出国したタワウのエミグレのスタンプも、パスポ-ト上、キャンセルする必要があるので、事前に国際手配してくれたみたいで、タワウの空港に戻ったら、いきなりVIP扱いになった。
現在、タワウのエミグレスタンプにはVOIDが上書きされていて、私がインドネシアに入国した痕跡はない。実際には市内観光や、カラオケまで行ったのに!幻のインドネシア旅行になってしまった。
で、欧米人も同じ錯覚をして、同じ運命をたどる人が後を絶たないと、タワウのイミグレの係官が話してくれた。中には、文字通り、強制送還のケ-スもあるようだ。
で、結論的に言えば、今でも納得してない。