When I Dream

~気侭な戯言日記~

メタボリックの甘い罠

2007-07-06 23:40:50 | ライフ/Health
メタボリックに効く?効果的??な漢方薬???←levieには信じられない
ダイエットは女性をターゲットににして、あの手この手を考えて、メタボリックは男性をターゲットにして、あの手この手を考えてるってわけか??・・・くらいにしか思えない。
なんでも、画像の“ナイシトール85”は大人気だそうで、2006年度の一般小売店で前年度比で4倍の、108億円もの売上げを記録していて・・・18種類の生薬から抽出したエキスを乾燥して錠剤にした漢方薬なんだそうだけど、アメリカーンな、ビタミンなどのサプリメントと大差なんかないシロモノなんじゃないの?単にヒット商品ってだけだと思うけどねぇ・・・。

一般市販医薬品としては、ビックリする程の大ヒット商品かもしれないけど、だからって、効果があるとは言えないよ~。日常の食生活や、1日のライフスタイルや、運動量や、脳細胞の使い方が・・・個々で全く違うんだし、エネルギーの摂取量も消費量も全然違うんだし、病院で処方してもらう“風邪薬やアレルギー薬”なども、似たような成分のたくさんある抗生物質から、個々の体質に合ったモノを医者が選んで処方するでしょ?

ダイエットだって・・・“自分には合わなかった”とか“全然効果なんてない”とか、揚げ句の果てには“騙された”と感じる人もいるもんねぇ。一人一人の体質が違うんだから、それは当たり前だっつ~の。よくカロリー摂取量と言う言葉を聞くけれど、それだって、個々の一日のエネルギー消費量を考慮しないといけないモノだと思うけど、1日の思考/行動パターンを栄養士が考えているとはとても思えない。新陳代謝の“活性化/分解”だって年齢や男女差でも全く違うでしょ?それは、普段の食事摂取や運動量でも全く違うモノであるはず・・・。
どうしてこぅ~、一括り数字に当てはめようとしたがるのかが理解出来ない。

10人いれば10通り、100人いれば100通り、1万人いれば1万通り・・・だと思う。
色々な好みや思考、運動量や行動パターン、会社と自宅のライフスタイル環境・・・そう言うモノが条件になって、複雑にからんでいて、“自分”を作りだしているんだから。

漢方薬は、元々は東洋の思想/東洋医学から考え出されたもので、個々の体調や症状に合わせて調合するモノだったと思う。その対極にあるのが西洋思想/西洋医学の考え方。
大人気の“ナイシトール85”は、根底の考え方は東洋的ではあるかもしれないけど、サプリメント/タブレット=お手ごろ・・・と言う点では西洋式発想に間違いはないと思う。
生薬を抽出して配合していても、個々に合ったモノじゃない。つまり、誰にでも効果があるシロモノではないって事だよ。だけど、ヒット商品に目の色を変えて飛びつく日本人にはマッチした商品、って事になるんだろうなぁ・・・。“これ知ってる?凄いよ”“なんだかとてもいいらしいよ”・・・ただそれだけで、真似てみる民族性って事かねぇ。

「ナイシトール85」は、小林製薬が昨年3月に、便秘の改善で知られているらしい、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)ってモノを主成分にした漢方薬として、中高年の肥満改善薬として発売したら、瞬く間に大ヒット商品になったらしい。
そうなんだよ・・・便秘薬の成分を使ってるんだよ・・・。ある意味では整腸剤みたいなもんかもしれないな~。画像でも解る通り、あのパッケージに惹かれて試してみている人も大勢いるんだと思う。マーケティング戦略的に、メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)に効果がある事を前面に打ち出したモノと言えるね。←デザイナーの一人勝ち??(笑)

どこかのサイトの板に・・・“2ヶ月は続けないと効果が現れてこない”・・・って書いてあったかな~?まさに売る事が目的の、効果なんてたいして無い、単なる気休めの商品って事が解ると思うけど、180錠入りで2800円?って高くない?・・・1日3回、食事の後に服用しないといけないみたいだから、15歳以上の大人で、1回に4粒 × 朝昼晩の3回 = 12粒・・・でしょ。
180錠じゃ20日もたないじゃん。1ヶ月に5600円もかけるなら・・・どこか安い屋内プールを探して、平日の仕事帰りに週に2度でも、土日でも・・・泳いで体力作りをするとか、毎日2~3キロ歩くだけでも違うと思うし、軽いストレッチを毎日風呂上がりに30分でもいいから、継続して続ける事の方がよっぽど健康的なんじゃない?

ナイシトール85の効果は・・・単に便秘に効果があるってだけだと思うなぁ。
副作用は・・・発疹や皮膚の痒み、消化器や胃の不快感、腹痛や下痢、その他では息切れや発熱、むくみや血圧上昇などがあるみたいよ。

ロート製薬 も「溜まった脂肪を落とす」と言う効能をパッケージに明記して、昨年11月に発売した「和漢箋・ロート防風通聖散錠」が好調な売上を記録しているらしい。
クラシエ薬品(旧カネボウ薬品)も、6月下旬から同じ成分で、以前から便秘薬として販売していた「新コッコアポS錠」のパッケージを“男性がおなかをつまむ絵柄”に変えて、メタボブームに乗り遅れまいと必死なんだとか。きっとこれから・・・健康食品を謳い文句にした、悪徳商法も多くなるだろうなぁ。メタボリックに関しては、誘惑の甘い罠がどんどん仕掛けられていくだろうから・・・膨れたビール腹のサラリーマンは要注意ですわね(笑)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« TBSの新ドラマ | トップ | 黒い衛生用品 »

コメントを投稿