日々Change。今日の怒りも、恐れも、悲しみも、明日は夢と希望と喜びに。

少々高くても、日本の商品を買いましょう。力を合わせて日本の復興のために。

やっと芦田愛菜ちゃんの「円卓」見てきました。☆☆☆です。

2014-07-12 20:18:58 | 読書・映画・テレビ
行定勲監督の「円卓」見てきました。

待ちに待った愛菜ちゃん主演映画です。
知らない間に嫁さんまで愛菜ちゃん大ファンになって、
褒めすぎるので私の愛菜トーンが目立たず。
日本アカデミー賞とるんちゃうだって。
んーん、演技はともかくこの作品では・・・。

本来、子供嫌いの僕が
こんなに好きになったのは愛菜ちゃんの
あまりにも並外れた天才ぶりなんだけど。

愛菜ちゃんファンを決定的にしたのは
YouYubeのさんまのまんまを見て
さんまを無視して、観客に向いて、
『♪歩け、歩け、・・・」と歌いだすシーン。
その底抜けに明るさと自然体。
間の取り方、センス、話術、もう一級ですよ。
お笑い芸人のさんまよりファンに向いている、プロセンス。
一遍にファンになっちゃいました。

愛菜ちゃんは天才子役ではありません。
「子役」と言う字は不要です。
天才女優ですよ。

スマホの待ち受けに、
愛菜ちゃんの画像を使ってるのを見られ。
「桃旗サン、危ないですよ。ロリコンですか」
と言われ、初めて気がついたんだけど、
今の世の中、児童性犯罪が多くて、
危ない人間と思われるのを最近になって知った。

やれやれ。なんて世の中や。
映画のように
「うっさい、ボケ」って言いたくなるよ。
映画を見てない人の為に内容を書かないから、
内容の無いブログになったけど、
愛菜ちゃんファンとしては書かずにおれん。

「書を捨てて街に出よう」寺山さん今はなんて言えば。

2014-02-27 12:27:32 | 読書・映画・テレビ
本を読まない大学生が4割を超したと書かれていた。
娯楽と教養の読書がこの有様では、
教養に重きを置く文化人と言われる人達は勝手に憂いているんでしょうね。

漫画やアニメやCPゲームに向いていってしまってるんでしょうが、
人間は視覚的な要素に、より興味がわくので仕方ないでしょう。

小学生の時に週刊サンデーや週刊マガジンが発売された、
正に第一世代と言われる僕はなぜか慢性的な漫画読者にならなかった。
今、思うと黒沢明の映画じゃないけど、
リアリティがないがしろに、雑に扱われた漫画が多く、
おかしいだろう、と漫画でも我慢ならなかった。
ちょっとかわった読者だが、
そんな事で単発に読むが定期的な読者にはならなかった。

と言って子供は大人に反発するもの。
大人が漫画を悪書と決めつければ、
読まないくせに、おおいに反発した。

「小説が良書で漫画が悪書?本にに良いも悪いもないよ。
良い読み手か悪い読み手がいるだけだ。
漫画にだって教えられる事がいっぱいある。」
と親に毒づいた事がある。(本心だけど)

そんな僕も自分の子供が漫画三昧になるとよく怒ったものだ。
何が腹が立つかと言うと、悪書だなんてお説教じゃなくて、
結構なお値段のコミック本を買いまくる事だ。
さらにたまには本も読めってことだ。
息子がRPGゲームにハマるのをよく怒ったものだ。

芥川賞で若い人の書いた小説に何度も感心してしまい、
若い人だってこんな人がいるのだと喜んで、
底辺が広いからこんなすごい作家が生まれると思っていたが、
現実は随分偏っているのかも知れない。

空想の世界に浸れるし、自分の歩めない人生を経験もできる。
身体は一つ、それでも短い人生で、
読書の世界では同時にたくさんの人生を経験できるんだ。
自分の考えが作られたり、様々な状況の相手の思いを知る事も。
言葉も趣味もあらゆる世界観が知れる。
とっても面白いもんなんだが。

教養なんて思わず、とっても面白い娯楽なんだけど。

寺山修司が
「若者よ書を捨てて街に出よう」と書いたが、
なんて言えば良いのか・・・・、
「若者よゲームを捨てて本に向かおう」??
なんだかなぁ。

やっと見れました。刑事コロンボ「殺人処方箋」

2013-10-16 09:09:56 | 読書・映画・テレビ
放映されるかどうか解らないけど、
テレビの検索にずっとかけていた番組が先月録画されていました。
それでも、なかなか見る時間がなくて先日やっと見れました。

刑事コロンボ 第1作 「殺人処方箋」
これが放送されたのは1968年。
もちろんこの時代、知らなくて見ていません。
コロンボの人気が出てシリーズが続き、見始めたのですが、
そのあとからも何度か再放送されていますが、
私はいつもこの第1作、縁がなくで見逃していたのです。
やっと見れました。

車が違いますね。
トレンチコートも着てたり着てなかったり、
よれよれではないですね。
例の「かみさん」とかのキャラはこの1作ですでにでていますが、
捜査は証拠も立証できず、強引な執拗につきまとうやり方で、
罠にかけるという乱暴さ。

もちろん謎解きで犯人を割り出すけれども、
最新作に近いものでは、
謎解きで解決まで持って行ってしまうのが普通なので
ちょっと驚きます。

当時としてはその強引さを感じなかったのかもしれない。

しかしコロンボを見ていると
殺人を犯し、隠すことがどんなに大変なことなのか
つくづく思ってしまいます。

加害者になりそうな人がこれを見れば
大変だからやめとこう、なんて抑止効果があるような気がする。
それはないか。

ジーン・バリー、キャサリン・ジャスティスとか
昔よく見た俳優さんがゲスト出演してたんですね。

それにしても、放映しながらドラマ自体が成長して行くなんて
日本ではあり得ないですね。

【Movie】 レ・ミゼラブル

2013-02-01 22:44:12 | 読書・映画・テレビ
   

原作ヴィクトル・ユゴーの大河小説。
外国の大作が苦手な私はしっかり読んだことはないが、
部分的に知ってるようなないような。

なぜか子供のころから「ジャンバルジャン」という名は
知っている。
アニメの登場人物か?よく解らないが。

ジャンバルジャン役の
ヒュージャックマンはかっこいい!
ハンサムやね。僕の好きなイーストウッド系の顔か。



ファンテーヌ役のアン・ハサウェイの
ショートカットのなんて美しいこと。



ミュージカル映画は
20代ごろ見て以来久しぶり。
革命を目指す学生がすべて死んだ中で
生き残ったマリウスのその悲しみ長~いセリフが
ミュージカルでとてもよかった。
そこ以外はミュージカルでなくていいけど。

ラッセル・クロウがいきなり歌いだした時に
あっそうだ、ミュージカルなんだと思った。
ラッセル・クロウが歌うなんて、
ちょっと初めは違和感。

船をドッグに入れるような
大きなシーンはやっぱりハリウッドはいいね。
ベンハーを思ったよ。

最後はやっぱり、奥さんはグスグスズルズル言ってたよ。

【Movie】 人生の特等席

2012-12-13 09:11:56 | 読書・映画・テレビ
これ以上形容詞がないのが残念なほど
だ~い好きなイーストウッドの映画である。

人生の特等席



主演であろうが、監督であろうが、
見たい。見ずにはおれないイーストウッド様である。

昨日の「のぼうの城」も奥さんに
2時間以上も椅子に座ってて腰大丈夫?
と言われたが…、実は昨日は後半つらかった。
連続鑑賞と言うことでさらに心配されたが、
いざとなれば横の通路に立てばいいさ、
と言うことで出かけた。
何より、奥さんがイーストウッドの映画が
見たいと言ったのが嬉しかった。

「グラン・トリノ」以来4年振りの映画。
いつもいつも、もう終わり(引退)ではないかと
不安にさせる珠玉の一作。

「のぼうの城」のようにストーリーを書くのはやめる。
ネットで調べればわかることだし、
楽しみを奪うような気がする。
で、感想らしいものを。

年を取るとどうしても頑固おやじと言う設定が定番だ。
解っていても魅力的なイーストウッドだ。


か、かっこい~~!

僕は自分が小学生だった頃の、
イーストウッドが無名時代ののテレビドラマ
「ローハイド」のロディ役からの大ファンである。
もう50年以上のファン歴である。
子供のころからのファン。
これは日本の俳優でも大村昆だけなんだよね。

あの時からのたばこの煙に目を細める表情は
今もな~ンにも変わらない。
僕が若い頃たばこを吸ったのもあの顔をしたいから。
吸わなくなって久しい今も、ちょっとしてみたい。

映画から脱線したが

今回の映画は同じ娘を持つ身として、感じ入る。
イーストウッドが演じる役と共有できる年になったのだ。
最後は心が和み、気持ちいい余韻の残る映画だ。

家族の歴史の機微があって、それでも愛に包まれ、
温かくて、ユーモラスで
ちょっとスーパーな才能が有ったり、見つけたり、
最後は痛快な結末。

なんだか感情的なことばかりで何を言ってるかわからないでしょうが。
暗くても、重くても、ハッピーエンドでも
イーストウッド映画の魅力は不滅なんです。

イーストウッドのファンは多くて
好きなのは当たり前のようで悔しいと子供のように言える、
それも彼ならではの魅力の証。

まあ、黙って見て頂戴、桃旗おすすめ!


英語版ポスター

「Trouble with the Curve.」
タイトルは英語版の方がいいような気がする。
でも、どう訳します?
イメージはあるんだけど、言葉が出ない。
語彙の少ない僕には難しい。
良い訳、コメントください。

【Movie】 のぼうの城

2012-12-12 17:40:43 | 読書・映画・テレビ
久し振りの映画の書き込みです。

そして、5月のテルマエ・ロマエに続く日本映画。

のぼうの城。



出演は主役の野村萬斎、榮倉奈々、成宮寛貴、市村正親、佐藤浩市など。
舞台は湖に囲まれ、浮城とも呼ばれる忍城(おしじょう)。

豊臣秀吉は、関東最大の勢力北条氏の小田原城を落城させんとしていた。
北条方支城の一つ忍城主の氏長は、北条氏に従うように見せかけ、
裏で豊臣側への降伏を内通していた。

しかし軍使長束正家の傲慢な振る舞いに怒った総大将・成田長親は「戦」を選択した。
長親は、武道は滅法苦手で、馬にさえ乗れない。愚鈍な人物と思われ、
領民からは「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれている。
しかし長親は非常に誇り高く、民百姓とも分け隔てなく接することのできる
度量の広い人物、そのため百姓・足軽等、身分の低い者たちからは非常に慕われ、
百姓達も長親のためならば命を賭けることさえ厭わない。

攻める石田三成率いる軍勢は2万。農民らを含めても2千強の成田勢。
総大将たる長親は、将に求められる武勇も智謀も持たないでくのぼう。
だがこの男にはただ一つ、他人に好かれる才能、
特に異常なほどの民からの「人気」があった。

地の利と士気の高さから、緒戦は忍城側の圧勝であった。
三成は、近くを流れる利根川を利用した水攻めを行う。
忍城は本丸を除いては城下を含めて水に沈む。
この水攻めに対する長親の策は、城を囲む湖に船を出して、
敵兵の前で田楽踊りを披露することであった。

三成は田楽踊りを踊る長親を狙撃するが一命を取り留める。
長親が撃たれた怒りから石田堤を壊す百姓が現れ、水攻めは失敗する。

三成軍が総攻撃を行おうとする矢先、小田原城が落城。
小田原城落城時までもちこたえた支城は忍城だけだった。


この話は実話で、和田竜の小説を原作に作られている。

こんな話が実話と言うことが驚きであり、
また、映画は面白い内容でもあり、実に楽しめる。

狂言方和泉流の能楽師、野村萬斎が主役と言うこともあり、
彼の味がのぼう様に、はまり役で久し振りに楽しい映画が見れた。

日本映画を見ない、ほめない私が
テルマエ・ロマエにつづいて、お薦めの映画。

今週のgleeに幸せ。60過ぎても青いヤツ。

2012-10-05 02:14:47 | 読書・映画・テレビ
検索したら
こんなにgleeのブログを書いている人がいるとは思わなかった。
人気があったんやね。
過去形になっているのは僕が再放送を見ているから。

Eテレになってから見始めたので、ちょっと遅れてる感で。
世間のファンの人から見ると間が抜けているかも知れないのが癪だが。
日本で放送され始めた時に知らなかったのだからしょうがない。

ところで僕が見ているのは、まだ、シーズン2の第3話。
カートのお父さんが思い病気で倒れてしまう話。

カートの歌う
I want to hold your hand.
僕の思い入れが大きい曲だけれど、
カートの歌は僕にはなじまなかった。
でも、ものすごくオリジナリティがあった。

メルセデスが聖歌隊で、ゴスペルで歌う
Bridge over troubled water.はちょっと感動もの。
メルセデスの歌唱力のすごさもあるけど、
ゴスペル仕様で最高。

サイモン&ガーファンクルは、もう、大好きだったが、
それに何度もレコードで歌った曲、
歌い初めはちょっと違うっ曲かと思ったほどだった。

僕もカートや、スー先生と同じ
神も仏も信じない無神論者だけど
信じるものは必要だと思う。
人生は過酷、一人では生きれない、
支えになるもの、信じるものは必要だ。


こういう番組を見ていると本当に幸せに思う。




15年前に見た映画「ブラス」。今回再放送で見た「クアイアボーイズ」。イギリスって良いよね。

2012-07-14 13:45:16 | 読書・映画・テレビ
NHKのドキュメント番組「クアイア ボーイズ」を見た。
2008年放送の再放送である。
前はしっかり見れなかったので数年ぶりの感激である。
ただ、今回も第1回は見逃してしまった。

スポーツと学業の名門校として有名な、
イギリスの男子校ランカスター校にロンドン交響楽団合唱団の
指揮者として活躍してきた、ギャレス・マローンが乗り込んだ。

「合唱なんてかっこ悪い」「女のすること」

合唱なんかに全く興味を持たない少年たちを教えることになった。
マローン先生は、「合唱を通して生涯忘れられない経験をさせたい」
とあの手この手でアプローチ。全校生徒の前で自ら歌ってみせたり、
脈のありそうな生徒に個人レッスンをしたり、
ラップグループを組む少年たちに声をかけたり・・・。

イギリスは伝統的に合唱が盛んな文化をもっていたが、
近年は10代の少年たちの合唱離れが進み、
地域の教会では聖歌隊のメンバーをそろえるのも大変なのだそうだ。

少年たちの抵抗に遭いながらも彼らの才能を見いだしていく姿と、
声を合わせて歌う楽しさに目覚めていく少年たちの素直さが
とてもすがすがしい作品だ。
やがて、数ヶ月後にロイヤル・アルバート・ホールで行われる、
イギリス最大の若者の音楽イベントへの出場を目指して、
マローン先生と少年たちの挑戦がはじまる。



僕はイギリスの文化や風景がとても好きなのだが、
アメリカや他のヨーロッパとは違う
イギリス特有の保守的な伝統に現代の若者気質が混じる学園の風景は
とても興味深く、魅力的なものだった。

このマローン先生が実に魅力的で、
こういうタイプのインテリは日本でも、灘高、東大、京大コースの
あまり必死で勉強せずに入れた、秀才タイプにいるような感じだ。

何よりもこういう練習や、レベルアップに、
日本ではつきものの軍隊式罵倒や、叱咤。
さながらサーカスの猛獣を訓練するがごとく、
棒で大きな音を出したり、怒鳴ったり。
僕の大嫌いな風景がまったく出てこない。

アルバート・ホールの審査員も含めて
この学校の教諭たちのレベルの高さに、あこがれてしまう。
それは生徒も先生も、この会話の中の一つ一つに大人の思考を見るし、
個人を尊重しながら素直に自己表現し、
お互いの人格を尊敬しあっているのを感じる。

僕は残念ながら大切な時期にろくな教師に巡り会わなかったので
つくづくうらやましく思ってしまう。

そして、何よりも素晴らしいのは
この各年代、11歳から14歳の年齢が集まっているのにもかかわらず
日本ではありがちな、上級生下級生、先輩後輩の垣根が、
一切感じられなく、そんな問題がありがちなことを忘れていた。
こんなことがいつになれば日本の学校ではなくなるのか。

そんな奴隷のような事が、各年代で社会で
美徳の一環として、当たり前に押し付け受け入れている。

日本では永久に無くならない慣習なのだろう。

連続4回の放送で久しぶりに楽しめた。

glee見てます~? 13話、最高に良かったですね。

2012-07-02 12:23:32 | 読書・映画・テレビ
NHK、Eテレのgleeを見てますか。



こういうドラマいいよね。面白いし、超良質のエンターテイメント。
そして、先日の13話。もう大感激です。涙です。



韓国の腐った韓流ドラマ見てる人。
幼稚なんだよ!レベル低いんだよ。
美男美女を出して、財閥のおぼっちゃま、お嬢様が出て、
まるで一昔前の力道山のプロレスショーじゃんか。
正しい人間が理不尽な扱いを、バカのような正義感と
お人好しな人の良さで、わざとらしい反則で痛められる。

前にもブログで書いたが
いつまでもそんなにいいですか?韓流。 
日本のドラマや映画を見るレベルの後退でしかない。
観る人のレベルがどんどん低くなる。

これって今の政治と同じじゃない。
考えるのめんどくさいし、難しい事解んないけど、
テレビも言ってるし、国民のためって頑張ってるし、
今のままで良いじゃない。
無関心、無知識で、私利私欲の政治家の思うまま。
そんな国民だらけだから、そんな政治家が生まれる。

そんな国民だから、
3バカ(鳩、管、小沢)を選挙で選ぶんだ。

何の話だったか。



ABCDJ ボブ・グリーンを読み終えて。

2012-05-30 01:11:15 | 読書・映画・テレビ
図書館で僕のカード以外に妻のカードも使って最大16冊。
だいたい10~12冊借りて来るが、半分程は期間で読み切れず、
返却したり、同じものをまた借りてきたりする。

図書館に行くとついつい、あれも読みたいこれも読みたいとなってしまうのだ。
大阪で一番大きな、遠くても中央図書館に行く。

そしてだいたいいつも、3冊同時に読んでいる。
電車の往復で読む1冊。
これは昔から、帰りにどんなに飲みまくっても
同行者がいない限り、一人で帰るときはお酒を飲んでも読んでいる。
僕のお酒の強さのバロメーター。

今も飲んだ帰りでも読んでいるが、酒の量が全然違う。
今は3杯が限度で、そんなに飲まなくなった。

そして、寝床において読む1冊。
これは睡眠薬代わり。
どうしても寝付きの悪い僕は本を読んでギリギリまで、そして熟睡。

たまに、睡魔がゆるくて内容が面白いと日が出るまで読んでしまう。
そんな時はこんな日に徹夜して・・・と落ち込んでしまう。

そして、単発的に読む1冊。
自ずと小説ではなく啓発物、ハウツーものが多い。
たまにしか時間ができないので読むのに時間がかかる。
病院の待合室とかはこの本だ。

電車で読むのは軽い文庫版の小説が多い。
寝る時に読むのはハードカバー。

時々電車用の文庫本が無くなり、ハードカバーで行くと、
重いし、満員電車で場所によっては周りに迷惑なものだ。

月に1度程は、降りる駅の手前で山場になってしまい
夢中で読んで気がついたら降り忘れている事がある。
ラッキーなのは今までその日に限って
少し早めの電車に乗っており、引き返しても間に合っている。

そんな中の単発で読んでいた1冊。
頁数も多く、2ヶ月程かかって読み終えた。



ボブ・グリーンの「「ABCDJ」とびきりの友情について語ろう」
世界的なコラムニストのエッセイである。



昔はこの人の本を良く読んだ。

久し振りに手にしたボブ・グリーンだが

30代の頃、この人のコラムの1節で
通勤の電車の中で涙が止まらなくなったことがある。
声を出して泣きそうになったのを必死で押さえた事がある。

内容は路線バスの運転手が、毎日毎日同じ道を何十年も運転している、
と言うただそれだけの話なのだが。
自分でもどうして悲しいのわからなかった。

きっと、その前のコラムの内容も影響していたのだろか。

その頃はフリーだったので満員電車ではなく
ゆったり座っての通勤だった。

そう言えば、あの頃は時々涙を流している人を電車で見かけた。
人は皆、いろんな問題を抱えて生きているのだと思ったものだ。
そして、その涙が楽しい事の涙だったら良いのにと、心で思いながら、
まわりも目に入らず涙を流している人を知らんフリして見ていたものだ。

今は満員電車だからか、そんな人も滅多に見かけないが、
3週間程前、山の帰りに電車で1点を見つめて涙を流している中年の女性を見た。



この1冊も心に響くものだった。

僕は30歳の時に、僕が大親友だと思っていた人を亡くしている。
その悲しみはそれ以後、親友を作る事を拒んで生きてきた。

20代で自ら人見知りを克服し、
30歳で今度は深い友情に恐れを抱くようになった。
今ちょうど、その倍生きてきて、淋しいが
これも僕に与えられた生き方だったのかと思う今日この頃。
今は人に満たされて行きたい。
死ぬときは、だれも一人なんだから。




【Movie】テルマエ・ロマエ

2012-05-17 01:54:54 | 読書・映画・テレビ
妻に誘われるままに映画に…。

日本映画か・・・、(あまり興味ないな)。余程見たかったんかな。

行く途中
タイトルを聞いたが、妻も「テロマエ、ロ%#M?、なんだっけ」
「えっ?・・・、本当におもしろいの?まぁ、いいか。映画、好きだし。」

始まると古代ローマ文字?、ローマの風景?
洋画?? 邦画と聞いたけど???
阿部寛? ローマロケ? 日本人がローマ人を大丈夫??
こんなの面白いの?





もうこの辺では笑っちゃいました。
面白い。





そう言えばこの制作発表シーンテレビで見ました。
濃い顔の中でも誰が一番濃いか。
なんてレポーターが聞いてて、なんの映画か知らないけれど、
濃い顔に引っかかって、チャンネルを止めて見てたけど。
僕は昔から濃い顔だと言われ続け、それがいつからか
暑苦しい、むさ苦しいと、シュットした一重の醤油顔に人気が写り、
なが~い不人気の時代。
濃い顔にヒットして、何となく見てしまった。

この映画だったんだ。
イタリア人を演じるのに濃い顔の役者、選んだんや。
この事からして、ユーモアのセンス有り(W)。
なんでも阿部寛がイタリア女性にもてもてだったとか。
イタリアではハンサム顔なんや。

僕も含めて、濃い顔は外国でもてるんや。
そう言えば、初めて行ったイギリスで・・・。
こら絶対、行かんとあかんな。最後の花咲かせに(W)。
(濃いだけの問題違う? 気にしない気にしない)

映画は予想に反して面白かった。
原作は漫画だとか、この発想がよう浮かぶな、感心するわ。
日本映画のユーモアは幼稚で嫌いやったけど、
先日ブログでも紹介した、マキノ雅彦の「寝ずの番」とか、
この映画は面白いわ。



●桃旗映画ランク 桃2つ





【Movie】 バトルシップ

2012-05-02 11:45:17 | 読書・映画・テレビ
日本など、各国の護衛艦がハワイに集まって大規模な軍事演習。
米海軍新人将校アレックス(テイラー・キッチュ)、
日本の自衛艦艦長ナガタ(浅野忠信)など演習に参加。
そのさなか、沖合で正体不明の巨大物体が発見される。
人類からの友好的な呼びかけに応じて現われたエイリアンの
母船だという科学者たちの推測に反し、
彼らは突如として謎の武器で攻撃を仕掛けてくる。

奥さんと二人、スカッとする映画を見たいということで選んだのが、
バトルシップ。



作品としての感動も何も期待してません。
ただただ映画館で迫力ある映像を期待した。

まあ、なんでしょう。こんなエイリアンがあらわれて
もうどうしょうもないのに、
地球の武器で勝ってしまういつものパターン。

●桃旗映画ランク 桃半分

【Movie】 僕達急行~A列車でいこう~

2012-04-28 01:41:01 | 読書・映画・テレビ


メモをみると今日で最終日。忘れてた行かなきゃ。
もちろんウオーキングで梅田まで。

森田芳光監督の「僕達急行~A列車でいこう~」
僕が好きな本当に数少ない日本映画の監督である。
昨年暮れに亡くなられて、
もう、この人の映画が見れないのかとすごく落胆したものだ。

この映画、遺作になった訳だけれども
出演者一同、発表会見にしても遺作という思い空気は無く、
映画の内容のせいか、明るい会見で好感が持てた。
鉄道オタクの若者がその趣味のお陰で営業に成功すると言う
これだけの話。

この人のユーモアのセンスを僕は大好きだ。
そして、小津安次郎の特長ではないが彼の映画の台詞の間とか、
ちょっと時代性を感じたりする。






と言ってもやはり
脚本にしろ台詞にしろ、彼独得の面白さ、
細かい所に監督のユーモアが散らばっている。

面白いです、本当に楽しめる。

これを見て発見したけれど、僕はかなり鉄道オタクだと思う。
本人気がつかなかったが、
あまり詳しくもないのでオタクとは思っていなかったけれど、
わざわざ、遠回りして乗りにいったり、
鉄道の人の気がつかない部分をいつまでも見てたり、感動してたりする。
長男が小さい頃、仕事の撮影のロケハンを兼ねて小さなローカル線や
お気に入りの踏切に連れて行ったりしていた事もある。
最初の勤めた会社が中津にあり、大阪駅に入ってくる列車が見えるので
よく仕事の手を止めて眺めたり、客車の屋根に雪が積もっていると
北陸の空を思ったりしたものだ。
新大阪駅のそばの事務所の時には、徹夜明けの朝に
列車の汽笛や、連結器の音が響く風景に幸せを感じた。
ただ、スペック的な事など、覚えようとはせず、詳しくないので、
オタクとは言えず、まあ、中途半端なのだろう。

そう言えば、そんな中途半端で詳しくないが
感動する程好きな趣味が山ほどある。

ジャズ、フォーク、グループサウンズ、カントリー、ロック
映画、陶芸、絵画、写真、書道、
スキー、サッカー、ラグビー、ヨット、カヌー、登山
旅行、鉄道、飛行機、船、城、

あまりにも広く、浅い。書いても無駄か、
どれも人を驚かせる程詳しいものは何にもない。
なんか、落ち込んでしまうな。





【Movie】アーティスト

2012-04-08 21:46:03 | 読書・映画・テレビ
土曜日に、前に書いたもう一つの見たかった映画を
四国に行く前に、奥さんを誘って行ってきました。

もう、予告を見て、僕の大好きなタイプの映画だと思いました。
そして主演の、ジャン・デュジャルダンという男優さんの笑顔が
たまらなく良くて、絶対見ようと思っていました。



ストーリーは予告されているところのみ紹介すると
白黒&サイレントのラブストーリー。舞台は1927年のハリウッド。スター俳優のジョージ・バレンタインは若い端役女優のペピー・ミラーを見初めてスターへと導くが、折しも映画産業は無声からトーキーのへの移行期。無声映画に固執し続けるジョージが落ちぶれていく一方で、ペピーはスターダムを駆け上がっていく。
第64回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞。
第84回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞ほか5部門を受賞。フランス映画として初の米アカデミー作品賞受賞作となった。

そして、この前の映画「戦火の馬」と同じ観客は10人ほど。
どうして? みんな見に行かないの。信じられない。
この映画もすぐ終わっちゃうだろうな。

この女優さんベレニス・ベジョ(なんか語音の悪い名前やな)の
このシーン、すごいです、感動しちゃいました。
昔、日本のコメディアンがこんなのよくやってましたが、これすごいです。



そして最後の2人のシーン。言いませんが。
アメリカで見てたら、映画館でも立ち上がって拍手してます。



ついでに、僕は猫派ですが、このワンちゃんはむちゃ可愛い。
飼いたいですね。
ジャック・ラッセル・テリアって種類らしい。
この映画のお陰で、外国ではすごい人気とか。

 

ついでながら、
無声映画がアカデミーを受賞したのは第一回以来83年振りだって。
現代の刺激強すぎの映画を見ると、もの足りんやろな、ネムなるかもね。

「戦火の馬」よりこちらが僕の今年のNo1かな。

【Movie】 戦火の馬

2012-04-01 08:28:01 | 読書・映画・テレビ
土曜日にやっと会社が定時に終えられたので、
見たかった映画を見るために、大阪駅を目指した。
こんな時にも梅田までウオーキングなんて、えらい。
(単に上映時間まで1時間があったから)

スピルバーグ監督の「戦火の馬」



映画の内容をブログに書いてしまうのは
これから観る人には良くないが、
簡単なストーリーはチラシや予告で紹介しているので
その程度は許されるだろう。

第一次大戦前夜のイギリスの農村。
貧しい農家にひきとられた
一頭の美しい馬は、ジョーイと名付けられ、
この家の少年アルバートとかけがえのない絆で結ばれる。
だが、開戦によって英国軍の軍馬として戦場の最前線に送られてしまう。
死と隣り合わせの過酷な日々、戦争に翻弄され、戦火を生き抜くジョーイ。
この映画には、悪辣な登場人物は出てこない。


おそらく、僕の見る今年のNo1映画になると思う。
おっと、もう一つ来週封切りの絶対見たい映画がある。
どっちになるかな。
それにしても、土曜日の晩なのにこの観客の少なさはどうなん?
何の映画見てるの? サッチャー鉄の女? 
それとも、シャーロック? どうしてこの映画見ないかな。
かなしいかな、観客は10人程でした。


このシーン、外国映画お決まりやけど、それでもええわ超迫力。


この孫娘、かわいいな。こんな娘がおったら心配で死ねんぞ。


このシーンはもう見てられない、うーやめて、かわいそうすぎる。

って、わけでぜひ見に行って下さい。
感想を桃旗まで(笑)

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もう何十年も前の封切りだけど『戦場のアリア』と言う映画を見ましたか。
1914年第一次世界大戦のクリスマスイヴの日、戦場にあった
ドイツ兵とスコットランド兵、フランス兵が、一時的に休戦をし、
敵同士が握手をしあい、みんな でクリスマスを祝ったという奇跡の実話物語。


この手の二番煎じは、まあ、あるけれども、
この「戦火の馬」でも、そんなシーンが。
それでも脚本良いし良いじゃない、スピルバーグだもの。
なんぼでも、感動させてちょうだい。

・ジョーイに乗って、意を決して突撃した兵隊の次のシーン。
・孫娘がジョーイに乗って坂を駆け上がって丘の向こうに消えたシーン。
この2つのシーンの後にある衝撃のシーン。こういう見せ方。
これって、スピルバーグらしくていいよね。

でもね、スピルバーグさんちょっと苦言。創り過ぎですね。
すこし、ウソっぽくなってますよ。

と言う僕は、こういう感動名作見すぎて
強烈な感動を感じなくなってきている。
日本の駄作も見る必要があるのかも。
なんて贅沢な。