メモをみると今日で最終日。忘れてた行かなきゃ。
もちろんウオーキングで梅田まで。
森田芳光監督の「僕達急行~A列車でいこう~」
僕が好きな本当に数少ない日本映画の監督である。
昨年暮れに亡くなられて、
もう、この人の映画が見れないのかとすごく落胆したものだ。
この映画、遺作になった訳だけれども
出演者一同、発表会見にしても遺作という思い空気は無く、
映画の内容のせいか、明るい会見で好感が持てた。
鉄道オタクの若者がその趣味のお陰で営業に成功すると言う
これだけの話。
この人のユーモアのセンスを僕は大好きだ。
そして、小津安次郎の特長ではないが彼の映画の台詞の間とか、
ちょっと時代性を感じたりする。
と言ってもやはり
脚本にしろ台詞にしろ、彼独得の面白さ、
細かい所に監督のユーモアが散らばっている。
面白いです、本当に楽しめる。
これを見て発見したけれど、僕はかなり鉄道オタクだと思う。
本人気がつかなかったが、
あまり詳しくもないのでオタクとは思っていなかったけれど、
わざわざ、遠回りして乗りにいったり、
鉄道の人の気がつかない部分をいつまでも見てたり、感動してたりする。
長男が小さい頃、仕事の撮影のロケハンを兼ねて小さなローカル線や
お気に入りの踏切に連れて行ったりしていた事もある。
最初の勤めた会社が中津にあり、大阪駅に入ってくる列車が見えるので
よく仕事の手を止めて眺めたり、客車の屋根に雪が積もっていると
北陸の空を思ったりしたものだ。
新大阪駅のそばの事務所の時には、徹夜明けの朝に
列車の汽笛や、連結器の音が響く風景に幸せを感じた。
ただ、スペック的な事など、覚えようとはせず、詳しくないので、
オタクとは言えず、まあ、中途半端なのだろう。
そう言えば、そんな中途半端で詳しくないが
感動する程好きな趣味が山ほどある。
ジャズ、フォーク、グループサウンズ、カントリー、ロック
映画、陶芸、絵画、写真、書道、
スキー、サッカー、ラグビー、ヨット、カヌー、登山
旅行、鉄道、飛行機、船、城、
あまりにも広く、浅い。書いても無駄か、
どれも人を驚かせる程詳しいものは何にもない。
なんか、落ち込んでしまうな。