着付けの気づき

着付けの個人教室を行っている先生が、着付や着物に対するこだわりの思いを中心に語ります。

腱板断裂手術後9ヶ月が経過しました

2024-04-05 10:40:42 | 腱板断裂
術後8ヶ月の時以来、やはり少しずつは良くなってきてはいるのですが、目標である、
「右手を後ろに回して肩甲骨くらいまであげられるようになる」
というところにはまだ到達出来ず、出来そうで、でも出来なくて、本当にもどかしいです。

お陰さまで日常生活を送るのには特に不自由を感じなくなってきたので、ここまで治ってきた状態なら多くの方は
「治った」
と考えて治療を終える方も多いのかもしれないと思います。
先日の主治医の診察の時には、
「私が目標としている動きに関しては術後1年や2年かけてゆっくり治っていくようなもの」
とか、
「川口さんはむしろ治りは早い方」
とか言われました。
それにしても、主治医も担当の理学療法士も着付けの仕事がアスリートほどではないにしても、
「治りたい」
と私が考えるレベルの高さに驚かれている印象でした。
「着物を着て帯まで締める」
ということを教えるのに、私は実際に生徒さんと
「やってみせて、一緒にやってみる」
ということに重きをおいてやってきていました。
このことを現状ではできないので、ここまでの治り具合では満足できないのです。
「そんなところまで手が上がらないと着物を着ることはできないんですか?」
とも聞かれました。
いえ、きっとそんなことはありません。
「和洋ミックスコーデで帯を締めず洋装用のベルトを締めて固定する」
とか
「帯結びを前結びにしたり、改良枕や作り帯を仕込んでおくことにより誰かに帯を回すのを手伝ってもらったり、背中につけることを手伝ってもらう」
などのやり用はあるとは思いますし、教室でも自分が出来るやり方だけを教えれば良いのかもしれません。
ですが、教える以上は、私は手が後ろに回らない方に向くやり方も、そんなことに不自由を感じていない方に向くやり方も、今まで通り両方出来たいのです。
また、和洋ミックスコーデをはじめ、日常着のような着飾らない自由な着方も、礼装の時に装ういわゆる着物の王道な着方も、両方出来たいのです。

私ごとですが、最近次男のところに赤ちゃんが生まれておばあちゃんになりました。
1ヶ月後お宮参りを和装ですることになっています。
取り敢えずどんな手段でも自分一人で着物を着て帯の着装までできるようにしたいです。
どうしても駄目なら主人や生徒さんにお願いして手伝ってもらおうかな。

兎に角淡々とリハビリ頑張ります。


川口着付個人教室
 http://www.wbcs.nir.jp/~yoko


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  腱板断裂手術後8ヶ月が経過... | トップ | 生成AIに聞いてみた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

腱板断裂」カテゴリの最新記事