車屋が書くカブトムシだからと言って
VWビートルの話題ではありません。
上の娘からのメールです。
あんなに苦手な昆虫類だったのに
お姉ちゃんが5月に幼稚園から幼虫をもらってきてから3ヶ月。用の土やゼリーを買ったりしているうちに、
気が付けばホームセンターでも、今まで生きてきた30数年間、
一回も立ち止まったことのない、虫コーナーの前で何分間も立ち止まり
家でも気が付けば、じっーっと飼育箱をみつめていたり。
サナギから、成虫になるまでは長かったなぁ
ようやく姿を見せたカブちゃんにひと安心、
よかった、立派な雄だ
人間、変われば変わるものだ。
母はつよし
先日もで「自然」に親しむイベントを取材放送していました。
子供達を山に入らせカブトムシを採らせるのですが
主催した村の若者が、林業作業で出るオガクズで育てた養殖モノを
事前に山の木の取り易い高さに全部留まらせておくのです。
「1人○匹800円でお持ち帰りできます」
私がご幼少の頃
小さなクワガタとコガネムシは、数少なかった街灯に
採る興味の対象にもならないくらい群がって来たのですが
カブトムシは滅多に来なくて
採取するつもりで に入ってクヌギなどの広葉樹で必死に探しても
なかなか見つからなかったものです。
それがこうも簡単に採れるものと誤解されるイカサマを
「自然」と呼ぶことには物凄い抵抗を感じるのですが
似たような事や物が今の世の中、溢れかえっているのですから
結構な人数が集まっていたようですし
集客目的の企画としては成功なのでしょう。
アゲハチョウ、オニヤンマ、クマゼミ、そしてカブトムシ
特にこんな立派なツノのあるオスは
たとえ50年前の、それも山国の信州とは言え
市街地に育った子供達にとっては
昆虫採集の“高嶺の花”だったことを思い出しました。