保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

住所の謎…(最終話)「住居表示」になると「本籍」の表記が選べる

2011年08月08日 | 世の中のあんなコト、こんな事

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「地番」を基にした住所表記から「住居表示」に変更になると
本籍、住民票、印鑑証明書、選挙人名簿などは市が職権で変更してくれます。

住基カード、不動産登記、健康保険、介護保険、年金、運転免許証
自動車の車検証、銀行や勤務先、商業登記や法人登記など
そのままで良い、すぐに変更をした方が良い、次の機会で良いよい、と
それぞれですので、イザそうなりましたら市町村役場にお尋ねください。

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「住居表示」が『長野市門前1-2-3』の「地番」は
『長野市大字門前字南端678番9』でしたので
以前の住所は『長野市大字門前678番地9』でした。

この時の「本籍」は当然、住所と同じ『長野市大字門前678番地9』でしたが
「住居表示」が実施される際に、同時に町名の変更も行われ
『大字門前』は『門前〇丁目~門前△丁目』になったことになります。

町名の変更の時点で「本籍」は
『長野市門前1丁目678番地9』に変わっているのですが
同時に「住居表示」が実施されたのに、これに伴う変更はありません。

そうなんです、せっかく『門前1丁目2番3号』になったのに
「本籍」のウシロ半分(678番地9)は元のままなのです。

ここに、ほとんどの方がご存じではないもう一つのお話が潜んでいます。

それは、「本籍」も“住居表示風”の
長野市門前1丁目2番』に変更することが可能なのです。

街区の『2番』までで住居番号の『3号』がないことに注意が必要です

長野市の担当者の話では、「ヤヤコシクなるので
本籍の表示を2つの中から選べることは伝えていない」のだそうです…。

その言い訳はともかく、繰り返しになりますが
「住居表示」が実施された後の「本籍」の表記は
● 以前の「地番」を基にした表記と
● 新しく付いた「住居表示」の「街区」までの表記の
2種類から好きな方を選ぶことができるのです。

ちなみに、長野市では放っておくと、職権で
本籍は以前の「地番」を基にした表記にする
ということです。

 

 

そもそも日本では、戸籍によって各個人の存在を認めていますが
「本籍」は“戸籍を管理するためのもの”であって
現住所がどこにあろうとも、本籍地のある市町村がその戸籍を管理しています。

このため、戸籍謄本や抄本は、現住所ではなく
本籍地のある市役所・町村役場で発行してもらう必要があります。

 日本が領有権を主張している所であれば
本籍地は(戸籍上の家族単位が条件です)現住所と無関係に
自由に置くことができますので、今からでも変更できます。

例えば皇居を本籍地にしている人は全国で約1000人いるそうです。

〒100-0001

(住所)東京都千代田区千代田1番1号

(住居表示による本籍)東京都千代田区千代田1番

(「地番」を基にした本籍)東京都千代田区千代田1番地

 

(「住所の謎」は全て

 

 

 

コメント
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