この講座の講師の著書が発売になりましたので早速購入しました。
竹内孝功(あつのり)著「これならできる!自然菜園」
発行元:社団法人 農山漁村文化協会 (本体1700円+税)
「ただ単に化成肥料を使用しないだけの無農薬栽培ではなく
その鉄則を知り、自然の流れに沿って野菜の個性を生かしながら栽培することで
美味しい野菜を作る」ため、かなり理論的な部分が多いので
必要な個所を拾い読みし、講座内容の確認に使用するつもりです。
(今回の講座のメモ)
9月の大事な野良仕事
・夏野菜の自家採種のポイント…トマト・ナス・カボチャ等の種取りのコツ
・秋冬野菜の育て方…大根・ホウレンソウ・冬菜のポイント
・越冬野菜の苗の育て方…イチゴ・ニンニクなど
1.9月のテーマ…自家採種
1)自家採種とは
・自分の家で種を取ること
・無農薬で育て易くなる
・経済的
・オリジナル野菜になる
2)向いているものとそうでないもの
・ほぼ自家受粉(トマト・ナス・マメ科全般)は向いている
・他家受粉(カボチャ・キュウリ・トウモロコシ等)は交雑し易い
3)固定主と一代交配種(F1)
・固定種の特長…成長がバラバラ、美味しい、自家採種できる
・F1の特長…形が揃う、一斉収穫、オリジナル品種が生まれる
(価格が高く出荷向き)
・選ぶ時の見極め方…ロングセラーの種
ホームセンターが安い理由は1年古いから
2.9月にやってはイケナイ無農薬栽培(失敗から学ぶ)
1)秋冬野菜の遅蒔き…9・18頃が限界(標高700m)
大根:種を蒔いたら水をやらない。むしろ発芽してから
10%の春菊を混ぜると虫が付かない
2)根菜類の直前の堆肥の施し
3)ナスの切り戻し…回復できずに霜が降りる
4)ニンニクに未熟堆肥
9・25頃、寒冷地用・大きなものを植える
5)大きなイチゴ苗を深く植える…埋まったことがない
立派な大きな苗は実が小さくなる。
お奨め:宝交早生、章姫(あきひめ)
親・長男の株は破棄、二男(できれば三男)以降を植える
3. 9月に自然に美味しく育てるポイント
1)カボチャとサツマイモの美味しい収穫と保存方法
収穫後、最低10日は経たないと甘いデンプンに変わらない
ホクホクで食べたければ冬至まで
ネットリで食べたければ冬至過ぎ
2)漬けもの野菜の栽培のコツ(野沢菜・赤カブ・大根・白菜)
・9月に入ってから種蒔き
・霜に当てて美味しくして収穫
・昼間に収穫