保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

今度は皮膚病「粉瘤」の治療

2012年09月21日 | 病気一般の話題

(今回の記事は“気持ち悪く不快”な内容ですので飛ばしてもらって構いません)

普段は見えない背中の右肩部に直径5、6cmのコブを見つけたのは
もう10年以上前のことでした。

風呂上りで上半身裸の時に女房が発見、何だろうと指で押したところ
ひどい悪臭を放つ茶色のゼリー状物質がピュピュっと飛び出して来て大騒ぎしたものです。

絞り出してしまうとコブはシワになってしぼんでしまい、特に痛みもないので
2年に1度くらいはこうして中身を絞り出す際のブチュブチュ感と
この生臭い不快な臭いを嗅ぐことが“楽しみ”にさえなっていました。

敢えて臭い靴下を嗅ぐのと一緒の感覚なのでしょう。

そしてこの夏、孫達が遊びに来ている8月上旬のことでしたが
また結構大きく脹らんで7、8cmになっていたコブを何となくつまみ
少し飛び出て指に付いたゼリーの臭いを嗅いでいるところを隣に座っていた孫娘のBちゃんに見られ
誤魔化そうと鼻くそをほじっている振りをしたら「ジージの鼻くそ、臭い!」と言われ
離れた席に逃げて行ったのですから、私が思っている以上に強い悪臭であることを知ったのです。

また、女の子のBちゃんに
“ジージは臭いもの”と思われたかもしれないことが気掛かりになってしまい
この変態的なクセを止めなければ、とも思うようになっていました。

そんな折、たまたま10日程前の野良仕事の最中に上半身裸をよいことに
ちょっと強くこのコブを押したところ例のモノがニュルニュルと出て来たのです。

久しぶりに全部絞り出そうとシツコク左手の親指と人差し指で肉をつまんでしごいていたのですが
思うように出て来ないどころか、その部分が痛くなってしまいました。

そして、半分も出ていない状態で止めたのに
その痛みが日にちが経つとともにキツイ疼痛がなってきたため
「ヘンな病気ならマズイ」、また、ちょうど良い機会なのでコブがなくなれば
それに越したことはないと思い、皮膚科の病院に行く気になったのが4日前のことです。

このO医院は40歳くらいのご夫婦二人がともに皮膚科治療に当たられる町医者で
過去に2、3度、二女と孫の送り迎えで訪れたことがあり
私がインプラントでもお世話になった歯科のK先生の友人であることは知っていました。

「皮膚科は歯科と違い数が少ないし、設備投資が少なくて済むので儲かるんだよ」とは
以前聞いたK先生のお話です。

受付時間の10分前に並んだおかげで5番目の順番が取れましたし
30分後に診察が始まっても二人で診察するのであっと言う間に名前を呼ばれて診察室へ。

担当は美人と評判の奥さんの方でした。

ちなみに、今回は見れなかった旦那さんは小柄でチンチクリンのため
椅子に座っても足が床に付かないとか…。

それでも収入が良い医者には綺麗な奥さんが来るんだなぁとは
これも巷でささやかれている話です。

診察が始まり、病名は「良性の腫瘍(しゅよう)です」とのこと。

この悪臭を例え医者とは言え、他人、特に女性に嗅がれることに抵抗がありましたし
まだ残暑が厳しい日もあり毎日の入浴を禁止されることが耐えられず
そして何よりも「切開」の他に「痛くない投薬治療もある」と言われたのでもちろんそれを選んだら
ニキビを治す「アクアチムクリーム」と抗生物質を処方され治療は終了…。


しかし、服薬・塗布後1日目、こんな風になり
さらに2日目、言われた通りに薬を塗ったり飲んだのに、コブの頭の皮が剥がれ
グチュグチュの薄黄色のゼリー(なぜか無臭)でTシャツが汚れる上
擦れる痛みが加わってしまいました。

「やっぱり切開した方が良かったなぁ」と後悔し
改めてネットで症状と病名を確認して下調べ、再びO医院を訪ねたのが昨日のことです。

今回も奥さんの診察室に通され主旨を伝えるとすぐに
うつ伏せでモーターで上下するベットに寝かされ
「高額な設備はこの程度なのか?」などとと考えている間に
「消毒します」と患部に触れられたものだから、それはもう痛いのなんの

続いて何らの断りもなかったので覚悟をする間もなく
「チクッ」が加わったのですから多分、この時にはもうメスで切られていたのでしょう。

普通は「ちょっと痛いですよ。頑張ってください!」くらいの言葉は
例え気休めにしろ掛けてくれるのに…。

患部を押して中身を押し出す激痛が続き
ベットの淵にしがみつきながらこれらの痛さに耐えること、なんと3、4回

いっそ気を失えば良かったなぁ。

「結構、詰まっていますねぇ。でも、このくらいにしておきますか?」

「いえ、先生が納得できるまでヤッテください!」

強がったものの、これで終わった時には全身の力が抜け
気が付くと目にはうっすらと涙  が浮かんでいるではありませんか…。

帰り際、「フンリュウという病名でいいんですよね?」と調べてあった病名を挙げると
「そうですよ」とのお返事でした。

でも、そうだとすれば、今回、特に説明はありませんでしたが
袋の除去をしなければ、いずれまた脹らんでしまうことはどこを見ても書かれていることなのに
切開して単に膿を出すだけでよかったのでしょうか?

それにしても医者って、人の身体によくぞ麻酔もせず
平気で“刃物”を立てることが出来るものだと感心すること仕切りです。

 

・・・・・・・・粉瘤(ふんりゅう)」について・・・・・・・


皮膚下にできる「粉瘤(ふんりゅう)」は表皮嚢腫(のうしゅ)、またはアテロームとも呼ばれ
特別めずらしいものではなく、誰でも一度くらいは発症すると言ってもいいほど一般的な
皮膚腫瘍(できもの・おでき)ですが、意外なほどその名は広く知られていません。

悪性の癌のようなものではなく良性で、世間では「脂肪の塊」と言われているようですが
実は脂肪の塊ではなく、外皮から剥がれ落ちた垢などの老廃物の塊が
皮膚の深い所にできた毛穴の一部の組織の袋状のものに溜まった皮膚病の一種です。

主な症状は、皮膚表面に直径数mm~数cmのコブのようなしこりができ
通常は痛みや痒みはありませんが、細菌感染を起こすと
大きくなって赤く腫れ上がり、痛みを伴います。

皮膚の表面に開口部を持つことが多く、絞り出すと
薄黄色の油のような溜まっていた粥状ものが放出され特有の嫌な臭いを放ちます。


小さなものは自然に消滅してしまうこともありますが、完全に治療するには
皮膚の下にできた袋自体を手術で切除する必要があり
袋を切除しないと再発するケースが多くなります。

多発する場合は先天的な体質に因ることが多く、成長するに従って
少しずつ目立つようになり、
長い間にはコブシくらいの大きさになることもあります。

このため、切除後の傷跡を大きくしないために
腫瘍(できもの)が小さいうちに治療を受けることをお奨めします。

コメント
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