保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

インプラントに異変が !?…③インプラント周囲炎

2015年12月15日 | 歯の健康&インプラント

左下のインプラントについては以前からたまに出血があったり
歯磨きの際の僅かな痛みが気になることと
あのイヤな口臭が許せないことも定期健診の際に伝えてはいました。

しかし特別な処置が施されることはなかったのですから、一旦患ってしまうと
難しいとされるこの「インプラント周囲炎」への対応能力がK先生には不足していて
ついには末期症状に至って抜け落ちてしまったと思わざるを得ません。

主な原因は毎日のケアが不十分であったり
歯科医院による定期的なメインテナンスを受けていないことが続き
歯垢(プラーク)がお口の中に停滞したことによって歯周病原細菌が増殖し
インプラントを支える顎の骨に感染したことが挙げられるそうです。

またその他の要因としては全身疾患に関連した歯周炎(特に糖尿病)や
喫煙、適切な噛み合わせの調整を受けていないこと等があるようです。

このうちで「喫煙」のみは1年半前まで嗜んでいましたが
残りの項目は全てクリアしていたはずで、患者の私には
これ以上は何も出来ることがなかったと自信を持って言い切れるのです。


歯と骨の間には血管が通っていて天然バリアの役目を果たす
歯根膜がないので骨の側に細菌が入り易い

ちなみにインプラント周囲炎の罹患率は
インプラント本数割合で見ると12~43%
私の場合も4本に1本なのでこの範囲の25%の計算になります。

また患者数割合で見ると28~54%
つまり10人のうち3人~5人、言い方を変えると
ほぼ3人に1人から2人に1人という高い確率になるのです。

聞かされていた“耐久年数”はうろ覚えながら8年以上だったはずで
それはまあセールストークだったにしろ、治療後のメンテナンスに関しては
1万円くらいの音波歯ブラシの使用にしろ6カ月毎の定期健診にしろ
奨められたことは100%実施していたにも拘らず被った被害なので
K先生の腕の悪さまたはミスをゴネル方法もないわけではなかったのですが
そもそもこの治療の保証期間の有無すら確認せずに受けてしまったことでもあり
他方、例え1本が失敗だったにしても全体的な治療については
まあまあ満足しているのですから敢えてこれまでの関係を
壊すイザコザを起こすことはしませんでした。

このアラフォー(多分)のK先生は
今は亡き義母の友人の御子息で15年ほど前からのお付き合いです。

当時それまで毎年1度は必ず痛くなる右下奥歯の治療において
子供の頃からずっと掛かり付けだったU歯科医院に愛想を尽かしていて
義母から紹介されてすぐにここを訪れ、それまでと全く違う
治療内容と結果に充分満足したのでした。

その数年後この奥歯は
治療に寄る回復を諦めて1本抜歯、3本をインプラントにした経緯があります。

そして今回、残りの寿命と抜け落ちたのが大臼歯であることを考えると
新たに高額な負担をする気などさらさらなく
もし保険治療の範囲内ということでブリッジを奨められても
支えになる歯を削ることはしたくないので断るつもりでしたし
1本だけの入れ歯があるならちょっと悩んだかも知れませんが
特にそうしたこともなく、いろいろ言い訳めいた説明の後で
「残念ですが撤去したままで…」と言うのでそれに従うことにしました。

結果としてたまにあった出血や僅かな痛みもなくなり
それに伴う食物が腐ったあのどぶ川のようなイヤな臭いからも解放されることは
不幸な出来事の中でのたった一つの救いとも思えましたし…。

(続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする