永久歯は親知らずを除いて28本です。
私の今残っている歯は、インプラント治療を開始する際に
子供の頃に矯正した下の歯並びが上より前に出たいわゆる「受け口」の名残りで
噛み合わせ上不要と判断されて抜歯したままになった右上大臼歯と
今回の左下大臼歯の2本がすでに失われていますので
上13本、下13本の合計26本です。
ただそのうち3本はインプラントなので、被せ物治療3本
詰め物治療3本はありますが、天然歯=自分の歯は23本ということになります。
*歯の寿命(2005年調査)*
《前歯・切歯(せっし)》
上4本 57.4歳
下4本 62.8歳
《糸切歯・犬歯(けんし)》
上2本 57.1歳
下2本 63.0歳
《小臼歯(しょうきゅうし)》
上4本 52.9歳
下4本 55.0歳
《大臼歯(だいきゅうし)》
上4本 50.3歳
下4本 46.9歳
このように大きな圧力がかかり、かつ歯磨きもしづらい奥歯ほど
長持ちしないことが数字的にも分かります。
私の場合は歯ぎしりの習慣があったのでなおさらです。
80歳で20本の歯を残そうという「8020(ハチマルニイマル)」を
達成できるかどうかは残り3本という微妙な段階になっていますが
下のデータで見る限り、66歳としたら平均よりは多いので
まあ、良しとすることにしましょう。
*年齢別に現在残っている歯の本数*
(2011年調査)
45~54歳 26本
55~64歳 23本
65~74歳 19本
75歳~ 14本
(私の残り 23本)
上の表のように歯の喪失は
年齢が高くなるほど速くなりその原因は歯周病とされ
後期高齢者(75歳~)の20本以上の歯を持つ人の割合は37%で
3人に1人は総入れ歯を使っていると言われます。
ただ昔に比べると歯の喪失状況は急速に改善される傾向にあり
国際的にみても日本人の高齢者は比較的歯が残っているのだそうです。
私も60歳からの6年間で5本を抜歯して喪失し
そのすべてが大臼歯であり残りは左側の天然歯3本だけです。
5本のうち喪失したままになっているのは2本で
3本はインプラントで補完されていますので“使える”大臼歯は
天然歯を合わせて6本あり筋っぽい食物がよく挟まる以外何の支障もありません。
思うに「8020」のように80歳で20本を残すには
今後14年間で3本、すなわち4年8カ月に1本ずつしか喪失出来ず
私の場合それは大臼歯の可能性が高いことは明白です。
まずは今回失ったすぐ直前の大臼歯の負荷が増えるはずですので
右3本がインプラントになった以降、左の使用が日常的に増えてしまい
今回に至った可能性もあるのですから、意識的に両側使用を心がけて
負担を分散してあげなければなりませんし、さらに噛み合わせ相手を失った
左上の大臼歯の骨が吸収して行くはずですので
これにも充分注意を払い少しでも長持ちさせなければなりません。
(完)